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映画の紹介92本目 『グレートウォール』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『グレートウォール』です。

この映画は、
チャン・イーモウ監督の作品で、

万里の長城を舞台に繰り広げられる壮絶な戦いを描いた歴史戦争アクション作品です。

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【監督のチャン・イーモウについて】

中国の映画監督です。

北京電影学院撮影学科を卒業後、チェン・カイコー監督の作品に撮影監督として参加します。

監督デビュー作「紅いコーリャン」(87)でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞します。

ベネチア国際映画祭では「秋菊の物語」(92)、「あの子を探して」(99)が金獅子賞を受賞し、カンヌ国際映画祭では「活きる」(94)が審査員特別グランプリと、3大映画祭で高い評価を得ます。

多くの作品に女優コン・リーを起用して、「初恋のきた道」(99)ではチャン・ツィイーを世界に送り出しました。

02年の娯楽大作「HERO」で新境地を開拓し、米アカデミー外国語映画賞にもノミネートされて、05年には高倉健を主演に迎えた日中合作映画「単騎、千里を走る。」も製作を務めました。

08年の北京五輪では開会式・閉会式の総合演出を担当しています。

【あらすじ】

宋王朝時代。

黒色火薬を求めて宋に辿り着いた欧州の傭兵ウィリアムとトバールは、途中で馬賊に襲われ命からがら脱出します。

その夜、二人は正体不明の怪物に襲われ、ウィリアムは怪物の腕を切り落とします。

翌朝、馬賊に発見された二人は逃亡の途中で万里の長城に辿り着き、長城を守護する禁軍に捕縛されるのでした。

禁軍はウィリアムの切り落とした怪物の正体を知っており、二人の話から怪物の襲来が近いことを知ります。

軍師のワンは、怪物は饕餮(とうてつ)と呼ばれるものだと語り、禁軍は襲来した饕餮を迎え撃ちます。

ウィリアムは禁軍と行動を共にしていた白人バラードに解放され、襲いかかる饕餮を倒してシャオ将軍と腹心のリン隊長に実力を認められるのでした。

捕縛の身から解放された二人の元をバラードが訪れて、「自分も黒色火薬を求めて旅をしていた」と語り、「次の饕餮襲来の際に火薬を手に入れて逃げ出そう」と持ちかけます。

同じ頃、シャオ将軍は饕餮の罠にかかり命を落とし、次の将軍にリンを指名する。ワンはウィリアムに対し、「饕餮は60年ごとに現れる怪物」と語り、「饕餮の女王が繁殖を行えば人間世界は破壊される」と告げます。

対策を考えるリンたちの元を皇帝の特使シェンが訪れて、900年前の書物に饕餮の力を封じ込める策が書かれていることを伝えます。

饕餮が磁石の力で封じられることを知ったウィリアムは効力を確かめるため、次の襲来の際に饕餮を捕獲することを提案します。

しかし、火薬を持ち出そうとするトバールは禁軍に肩入れするウィリアムと対立するのでした。

饕餮の二度目の襲来が始まり、ウィリアムはリンと共に饕餮の捕獲を試みて長城の外に出て行きます。

トバールはバラードと共に逃げようとするが、ウィリアムを助けるために長城の外に出て、ウィリアムと共に饕餮と戦います。

饕餮を捕獲したリンたちは磁石の力で饕餮が封じられたことを証明しますが、それを見たシェンは「皇帝に献上する」として饕餮を都に持ち帰ってしまいます。

シェンが去った後、長城の壁に饕餮が空けた巨大な抜け穴が見つかり城内が騒ぎとなり、その隙にトバールとバラードは火薬を持ち出して逃亡する。

二人を止めようとしたウィリアムは気絶させられて、禁軍に再び捕縛されラストシーンへと向かっていきます。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
「万里の長城」を中国が守ってきたかのようなストーリー構成で、政治的なプロパガンダが含まれているのだと感じました。

興味のある方は是非!

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