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映画の紹介87本目 『ゼロ・ダーク・サーティ』


こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ゼロ・ダーク・サーティ』です。

この映画は、
キャスリン・ビグロー監督の作品で、

ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害に至る経緯と、作戦に挑む特殊部隊を描いた物語です。

【監督のキャスリン・ビグローについて】

監督はアメリカの映画監督で、プロデューサー、脚本家でもあります。

米サンフランシスコで画家としてキャリアをスタートさせて、コロンビア大学の大学院で映画学について学びました。

1982年に、モンティ・モンゴメリーと共同で「ラブレス」を監督して、87年「ニア・ダーク 月夜の出来事」で単独監督に挑みました。

その後、当時の夫ジェームズ・キャメロンが製作総指揮を務めた「ハートブルー」(91)をはじめ、「ストレンジ・デイズ 1999年12月31日」(95)や「K-19」(02)といったアクション映画で才能を発揮します。

イラクで爆弾処理にあたる米兵士を描いた「ハート・ロッカー」(09)では、アカデミー賞で女性初の監督賞を受賞して、作品賞にも輝きました。

以降はアメリカ社会の暗部をテーマに据えて、ビンラディン暗殺作戦の裏側を描いた「ゼロ・ダーク・サーティ」(本作。12)でも高い評価を獲得します。

メキシコ麻薬戦争のドキュメンタリー「カルテル・ランド」(15)の製作総指揮を経て、「デトロイト」(17)では黒人差別に端を発した67年の暴動と、その裏で起きた実際の事件を描きました。

【あらすじ】

CIA分析官のマヤは、2003年にCIAパキスタン支局に配属されました。

ブラック・サイトでは同僚のダンが、アメリカ同時多発テロ事件の資金調達者とされるアマールを尋問していました。 

マヤはダンやジェシカ、ジャック、トーマスらとともに情報収集に取り組みます。

あるときアマールは拷問から解き放たれて、豊富な食べ物と飲み物が与えられました。

マヤとダンの前でアマールは、「アブ・アフメド・アルクウェイティ」という名前を告げます。それは以前は明かされなかったビン・ラディンの連絡係の名前でした。

しかし、ブラッドレイ支局長はその情報の信憑性を疑い、頻発する自爆テロの阻止を優先します。

ヨルダン当局によって買収されたアルカーイダの医師と面談して、信頼に足る人物かの判断をし情報をCIAが聞き出そうとします。

しかし2009年12月30日、アフガニスタンのチャップマン基地に現れた医師は身体に巻いた爆弾で自爆するのでした。  

これによってジェシカが死亡して、アブ・アフメドがすでに死んでいるという情報も、マヤにもたらされました。

膨大な情報の解析から、アブ・アフメドの本名が割り出されました。

死亡情報は誤りだと訴えるマヤで、懐疑的だった上層部もついに折れるのでした。

ダンはアブ・アフメドの親族の電話番号を得るためにクウェートに飛び、大金が使われます。

電話の盗聴から、アブ・アフメドの居所がパキスタンだと特定されました。 

さらに追跡を続け、アブ・アフメドがアボッターバードという町の屋敷に住んでいることが判明した。マヤはこの屋敷にビン・ラディンがいると確信します。

2011年5月2日、隠密作戦用のヘリコプター2機による奇襲作戦が決行されて、ラストを迎える物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
ビン・ラディンを探し出す為にCIAがテロリストを拷問したり、攻防の様子が悲惨で目を背けたくなるほどで、改めて正義について考えさせられる映画でした。

このような映画を観ることによって、事件の詳細を知れたり視野が広がりました。

また、ビン・ラディンを見つけ出す為のアメリカの情報戦略の高度さに脱帽しました。

とてもオススメの作品です!

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