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映画の紹介60本目 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』です。

この映画は、
デビット・フィンチャー監督の作品で、

80歳で生まれ若返っていく男である、
ベンジャミン・バトンの物語を描いています。



【監督のデビット・フィンチャーについて】

監督はアメリカの映画監督です。

18歳で映画監督ジョン・コーティに師事して、その後ILMで「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」(83)、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」(84)のVFXに携わります。

ILMを退社してからは、「プロパガンダ・フィルム」を設立して、大物ミュージシャンのPVや有名企業のCMを手掛けました。

その後、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(本作。08)でアカデミー監督賞に初ノミネートして、その後も「ソーシャル・ネットワーク」(10)やスウェーデン産ミステリー「ミレニアム」(09)のハリウッドリメイク版と話題作が続いています。


【あらすじ】

2005年、ニューオーリンズで病院で死の床に伏している老女デイジーは、娘キャロラインに、ある日記帳を自分に読み聞かせるよう求めます。

その日記帳にはベンジャミン・バトンという男の人生が綴られていました。

生まれたばかりの赤ん坊が、ある老人施設の前に置き去りにされていました。

施設を経営する妻クイニーと夫ティジーの黒人夫婦は赤ん坊に気付き拾い上げ、その老人のような姿に驚きます。

子どもの産めない体であったクイニーは、赤ん坊を神の子であると信じてティジーの反対を押し切り、自らの手で育てることを決意するのでした。

医者から少ししか生きられないと見られていたベンジャミンでしたが、無事に生き延びて成長して施設内で車椅子の生活を送るようになりました。

1930年。

感謝祭の日に、杖一本で歩けるまでに若返ったベンジャミンは、施設に遊びに来た入居者の孫娘デイジーと運命的な出会いを果たします。

互いに惹かれ合う二人でしたが、大っぴらにデイジーと遊ぶことは許されないのでした。

その後ベンジャミンは旅立ち、一方のデイジーは、ニューヨークのバレエ学校のオーディションに合格してバレエダンサーの夢に向かって歩みます。

1945年、26歳になったベンジャミンはニューオーリンズに帰り、クイニーの歓待を受けます。

大人の女性に成長したデイジーとも再会しますが、都会で洗練されたデイジーに戸惑ってすれ違いを重ねます。

その後、デイジーはパリでバレエの練習からの帰り道に車に撥ねられます。

その知らせを聞いて病院に駆けつけたベンジャミンで舌が、デイジーは足を骨折しており、バレエダンサーの夢を断たれてしまいます。

そっとして欲しいというデイジーの気持ちを尊重し、距離を置いて見守ることしかできないベンジャミンでした。

しばらくして、ある日ひょっこりデイジーがニューオーリンズに帰って来ます

ベンジャミンとデイジーの気持ちが初めて重なり、その夜二人は結ばれます。

構えた新居で二人だけの甘い生活が始まり、やがてデイジーは妊娠し女の子を生みます。

それがキャロラインであり、幸せな家庭生活の始まりのはずでしたが、ベンジャミンには大きな悩みがありました。

若返り続ける自分には一家の父親はとても務まらないというものです。

やがてベンジャミンは二人の前から姿を消して、ベンジャミンは10代の少年の姿となると同時に、記憶の大半を失って自分のことさえ分からない認知症となり、ラストを迎えるという物語です。


【最後に】

本映画を鑑賞して、
改めて「時間」という概念を意識するとともに、
ずっと記憶に残り続けるものは愛情なのだと学ぶことができました。

とてもオススメの作品です!


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