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映画の紹介23本目 『きっとうまくいく』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介する映画は、
『きっとうまくいく』です。

この映画は、
ラージクマール・ヒラニ監督の作品で、

インドには「カースト制度」があるため、
学歴競争が加熱していく中で、教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける笑いと涙に包まれた感動作です。

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【監督のラージクマール・ヒラニについて】


監督は、インドの映画監督で、
同国の映画界で最も成功した映画製作者の一人と認識されています。

代表作に『医学生ムンナ・バーイー』『その調子で、ムンナ・バーイー』『きっと、うまくいく』『PK』『SANJU サンジュ』があります。

ナショナル・フィルム・アワードを含むインド国内の映画賞を数多く受賞しており、メディアや観客からは彼の製作作品はヒンディー語映画の歴史上先駆的な作品だと認識されています。

【あらすじ】

大学時代親友同士だったファルハーンとラージューは、同窓のチャトルから母校へ呼び出されます。

その日は10年前に、
ファルハーンらのもう1人の親友であるランチョーと、チャトルが「10年後の今日に母校へ戻り、どちらがより成功したかを見せ合う」という賭けをした日付でした。

ですがランチョーの姿はなく、
大学卒業以来消息を絶っていました。

10年前、インド屈指の
難関工科大学ICEでの話です。

カメラマンを夢見ながらもエンジニアになるよう強要され生きてきたファルハーン、
恐怖心から祈りを欠かせないラージュー、
探究心旺盛で強い信念を持つランチョー、
の3人はルームメイトとなりました。

ある時、ランチョーと同類と目される4年生のジョイ・ロボが首吊り自殺をしました。

苛烈な競争を強いる大学の教育方針を苦に、
その競争から降りたのでした。

ヴィールー学長が求めるのは、
通知表に記される成績や、就職率・順位など、
社会が成功と呼ぶものばかりです。

つまり、「学問」ではなく
「点の取り方」を教える教育でした。

ランチョーは疑問を覚えて真向から対立するようになります。

ヴィールーは、ファルハーンとラージューを
ランチョーと決別させるために策を講じますが、
あえなく失敗しました。


ランチョーに引き寄せられるのは2人だけではなく、学内で雑務をこなす少年マンモーハンやヴィールーの娘のピアも、ランチョーの姿勢に触発されていきます。

ファルハーンとラージューは相変わらず
学校の試験はワースト1位と2位で、
対してランチョーは1位を獲得し続けます。

その後行われた集合写真撮影の途中で、
ランチョーとヴィールーは、
「ファルハーンかラージューが就職するか否か」について賭けます。

そして、シムラのランチョーの家へ訪れた一行でしたが、そこにいたのはランチョーと名乗る別の人物でした。

部屋に飾られた写真は、
紛れもなく10年前に撮影されたもので、
ランチョーの位置にはその男が座っていました。

ランチョーを名乗る人物の正体を突き止めるべく、ファルハーンとラージューは再度ランチョーの家を訪れます。

その男は自らが本物のランチョーで、
大学にいたのは庭師の息子で、
ランチョーの家で使用人として雇われていた人物でした。

幼い頃から学問に夢中だったことから、
無学なランチョーの影武者として、 
ICEの学位を取得するために大学へ入ったのでした。

そこで事実を秘密にするのを条件に、
ランチョーがラダックにいると告白して、
その後に感動のラストシーンを迎える...という
物語です。


【最後に】

本映画を観ていて、
自分の両親への感謝から、
どうしても親を喜ばせたい余りに、
自分の可能性を閉じ込めるのではなく、

「自分らしく生きるとは?」について、
思考を深めることが出来ました。


とてもお勧めの作品です!

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