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映画の紹介文167本目 『ノーカントリー』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ノーカントリー』です。

この映画はコーエン兄弟の作品で、

アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、麻薬取引の大金を巡って凄惨な殺戮劇が繰り広げられる物語です。
 

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【ジョエル・コーエン監督について】

監督はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、映画プロデューサーです。

ニューヨーク大学映画学科を卒業し、サム・ライミ監督「死霊のはらわた」(81)などの編集に携わります。

84年、弟のイーサンとともに「ブラッド・シンプル」を脚本・監督、インディペンデント・スピリット・アワード監督賞やサンダンス映画祭グランプリを受賞しています。

その後もイーサンとコンビで作品を撮り続け、カンヌ国際映画祭で「バートン・フィンク」(91)がパルムドールと監督賞、「バーバー」(01)で同じく監督賞を受賞。

07年の「ノーカントリー」でアカデミー作品、監督、脚色賞の3冠に輝きました。

【あらすじ】


舞台は1980年のアメリカ合衆国テキサス州西部。凶悪化する犯罪を憂える保安官エド・トム・ベルの語りを背景に、殺し屋アントン・シガーが保安官の拘束を脱して殺人・窃盗を行うシーンから物語が始まります。

一方そのころ、銃を持ってプロングホーンを撃ちに行ったベトナム帰還兵ルウェリン・モスは偶然に殺人現場に遭遇するのでした。

状況からすると麻薬取引がスムーズに進まず、途中で銃撃戦に発展したらしく見えます。

死体の転がる中を歩くモスは、麻薬を積んだトラックの運転席に重傷を負って座っているメキシコ人を発見します。

モスは幾つか質問をするが、彼は「アグア」と言うのみ。モスはその場を立ち去ります。

そこから少し離れた木陰にあった男の死体のそばで、モスは札束の詰まったブリーフケースを発見し、危険と思いながらもこれを自宅に持ち帰るのでした。

その夜、運転席で苦しんでいた男のことが気にかかったモスは水を持って現場に戻りますが、戻って来たギャングたちに発見されてしまいます。

モスは現場から逃走、ギャングの追跡を一旦逃れたものの、現場に置き去りにした車から身元が割れ、モスは金の発見を請け負ったシガーに追われる身となります。

危険を感じたモスは妻カーラ・ジーンをバスに乗せて実家に帰し、自身はモーテルに潜伏しますが、入ったブリーフケースには発信器が隠されており、シガーはそれを頼りにモスの滞在するモーテルを発見するのでした。

シガーがメキシコ系の別の追っ手と交戦中、モスはからくも逃走します。

次に潜んだホテルの部屋で発信器の存在に気づいたモスは、これを逆手に取ってシガーを返り討ちにしようとしますが、激しい銃撃戦の末どちらも重傷を負います。

シガーが傷の治療に時間を取られているうち、モスは国境を越えてメキシコに到達、現地の病院に入院するのでした。

入院中のモスに面会に来たのは賞金稼ぎのカーソン・ウェルズでした。

ウェルズは麻薬ディーラーから金の奪還を命じられており、金と引き換えにモスの命を守るという交換条件を出しますが、モスはこれを拒絶します。

その後米国内のホテルに戻ってきたウェルズはシガーに殺害されます。

その時ウェルズの部屋に電話をかけてきたのはモスであった。シガーは電話を取り、二人の会話が初めて実現します。

モスが自分の手で金を持ってくること、そうすればカーラに手出しはしないと約束するシガーだが、モスはこれも拒否し会話は終わりラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
殺し屋であるシガーの冷酷無比な演技が素晴らしいのですが、出会う人を殺す一方で生き残った人達もいてその考察が難しく感じました。

とてもオススメの作品です!

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