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映画の紹介188本目 『アーティスト』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『アーティスト』です。

この映画はミシェル・アザナヴィシウス監督の作品で、

1920年代のハリウッドを舞台に、白黒&サイレントで描いた物語です。  

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【ミシェル・アザナヴィシウス監督について】

監督はフランス人の映画監督、脚本家です。

TV映画の監督としてキャリアをスタートさせ、94年に俳優としてスクリーンデビュー、出演第2作では脚本も手がけ、

「Mes amis」(99)で長編映画の監督としての第一歩を踏み出しました。

仏人気俳優ジャン・デュジャルダンを主演、女優ベレニス・ベジョをヒロインに迎えた「OSS 117 私を愛したカフェオーレ」(06)は、第19回東京国際映画祭の東京サクラグランプリを受賞。

デュジャルダンとベジョを再びメインに起用した「アーティスト」(11)は、トーキー映画が台頭してきたハリウッドを舞台に無声映画のスターの栄枯盛衰を描くモノクロの無声映画で、カンヌ国際映画祭での高い評価を得て、米アカデミー賞ではフランス映画で初めて作品賞を受賞しました。

【あらすじ】

1927年のハリウッド。

サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは新人女優ペピー・ミラーと偶然出会い、「バラエティ誌」などから「あの子は誰?」と報道されます。

ペピーはまだHOLLYWOODLANDの看板のある時代の「キノグラフ撮影所」のエキストラで入って行き再会します。

ジョージはペピーに「女優を目指すには個性が必要だ」と彼女に「つけぼくろ」を付けて印象とはどういうものかを示します。

互いに惹かれ合うものを感じながらも2人はそのまま何事もなく別れるのでした。

1929年。

映画界がサイレントからトーキーに急激に移り変わって行く中で、サイレント映画にこだわり続けたジョージは瞬く間にスターの座から陥落、落ちぶれて行きました。

一方、ペピーは時代の波に乗ってスターの座に駆け上がりました。

再会したものの契約されて同じ会社で働けるとペピーは楽しみにしていました。

ジョージは監督もして映画を製作しますが、公開がペピー主演の「つけぼくろ」と重なってしまいます。

公開前日同じレストランでペピーは「観客は大げさな演技の古い役者に飽きたの、みんな私の声を聞きにくるの」とインタビューに答えます。

この日は世界恐慌の日でもあり、公開後ペピーは恋人と失礼を詫びにくるのでした。

妻も出て行き落ちぶれたジョージは執事を解雇し、家財道具などの全てをオークションで売り払います。

それらを密かに買い取ったのはペピーであり、彼女は愛するジョージを助けたい一心で陰ながら彼を見守っていたのでした。

また執事も自分の家で働かせており、酒に溺れ、荒んだ生活を送るジョージは、ある日、酔った勢いで自分が出演した映画のフィルムに部屋の中で火を放ちます。

煙にまかれ焼け死ぬところを寸前で救ったのは愛犬ジャックでした。

かつてのスターが火事を起こして焼け死ぬ寸前だったという事件は新聞紙上を飾ります。

その記事をたまたま目にしたペピーは撮影を放り出して病院に駆けつけ、火事の中でもジョージが抱きしめて決して放そうとしなかったというフィルムが、かつてペピーがエキストラとして出演したジョージの主演映画のものであることを知ったペピーはジョージを引き取って自宅で療養させることにするのでした。

さらに反対を押し切ってジョージと共演することにして、その後ラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
モノクロでサイレントでありながらも衣装や音楽、映像で当時の風景が鮮明に脳裏でイメージでき、ストーリーに没入できました。

とてもオススメの作品です!

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