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映画の紹介91本目 『羊たちの沈黙』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『羊たちの沈黙』です。

この映画は、
ジョナサン・デミ監督の作品で、

連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医との奇妙な交流を描いた物語です。



【監督のジョナサン・デミについて】

監督はアメリカの映画監督、映画プロデューサー、脚本家です。

フロリダ大学時代から映画評論を書き始めて、大学卒業後はジョセフ・E・レビンのエンバシー・ピクチャーズの広報部で働きます。

1ニュー・ワールド・ピクチャーズを設立してまもないロジャー・コーマンに雇われて、同スタジオで初監督作「女刑務所・白昼の暴動」(74)をはじめ、「クレイジー・ママ」(75)、「怒りの山河」(76)を監督します。

コーマンのもとを離れた後も、監督、脚本家として映画やTVで活動し、サイコサスペンス「羊たちの沈黙」(90)は、アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む5部門を受賞しました。

「トーキング・ヘッズ」のライブフィルム「ストップ・メイキング・センス」(84)や、ロック歌手ニール・ヤングのコンサートフィルムなど、音楽ドキュメンタリーも手がけます。

その他の監督作に「サムシング・ワイルド」(86)、「フィラデルフィア」(93)、「レイチェルの結婚」(08)、「幸せをつかむ歌」(15)などがあります。




【あらすじ】

カンザスシティ (ミズーリ州)ほかアメリカ各地で、若い女性が殺害され皮膚を剥がれるという連続猟奇殺人事件が発生しました。

逃走中の犯人は、『バッファロー・ビル』と呼ばれていました。

FBIアカデミーの実習生クラリス・スターリングは、バージニアでの訓練中、行動科学課 (BSU)のクロフォード主任捜査官からある任務を課されます。

クロフォードは、バッファロー・ビル事件解明のために、監禁中の凶悪殺人犯の心理分析を行っていましたが、元精神科医の囚人ハンニバル・レクターは、FBIへの協力を拒絶していました。

レクターは、当初は協力を拒んでいたものの、やがてクラリスに彼女自身の過去を語らせることと引き換えに助言することを約束します。

そして、クラリスは、父親の死を受けて伯父に預けられた過去を話して、そこで明け方に伯父が羊たちを屠殺するのを目撃したことがトラウマとなっていることを明かします。

一方、新たに上院議員の娘がバッファロー・ビルに誘拐される事件が発生したため、精神病院院長チルトンは、自身の出世のためにレクターを上院議員に売り込みます。

議員である母親は、捜査協力の見返りとして、レクターを警備の緩い刑務所へ移送させることを約束します。

レクターは、移送の隙をついて警備の警察官や救急隊員たちを殺害して脱獄を果たします。

クラリスはレクターが示唆した数々のヒントによって、犠牲者たちの足跡をたどり、訪れたある民家に住む男性がバッファロー・ビルであると確信するでした。

単身で民家の地下室へ踏み込んだ彼女は暗闇の中、間一髪で犯人を射殺し、人質を無事に助け出します。

事件は解決し、同期生たちと共に正式なFBI捜査官となったクラリスの元に、逃亡中の身であるレクターから電話が入ります。

レクターは、彼女のトラウマが解消されたかどうかを尋ね、事件解決と捜査官への就任を祝福し、「I'm having an old friend for dinner.」という言葉でチルトン殺害をほのめかして通話を終えると、彼の背中を追って人混みの中に姿を消して物語が展開していきます。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
次の展開が全く読めず終始没頭してしまうほど、完成度の高い傑作サスペンスでした。

とてもオススメの作品です!

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