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本の紹介41冊目 『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』

こんにちは、TAKUです。

今日私が紹介するのは、有元葉子さんの著書『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』です。

今は、ネットや書籍でさまざまな料理のレシピが手に入ってしまいます。

「そもそも、家族のためのごはん作りって、どうすればいいの?」

「どんなふうにすれば、もっとラクに、みんなが喜ぶ料理を用意できるの?」

そんな疑問から生まれたのが本書です。 

この本の著者は、「今ある旬の食材を使って、手早くご飯を作る名人」であり、レシピを見ずに料理を作れるようになるために知っておきたいことを調理法別に紹介しています。

【著者の有元葉子さんについて】


著者は、3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ進みました。

素材を活かしたシンプルでおいしい料理だけではなく、洗練された暮らしぶりが注目されており、軽やかに人生を楽しむ生き方が世代を超えて熱い支持を集めています。

メーカーと共同開発するキッチン用品「ラバーゼ」のシリーズは、使いやすさと機能美を追求し、ファンが多いです。

不定期で開催される料理教室は、毎回多数のキャンセル待ちが出る人気となっています。

【料理の基本で大切な4つのこと】

この本では、料理作りの流れや勘どころを紹介しており、まずは次の4つの心がけが大切になります。

1.思い切ってやってみる
2.「目指すところ」をイメージする
3.味付け以前に、食感にこだわる
4.味見をする

まずは、失敗は成功のもとなので、「それなりにおいしいね」と思うくらいの気持ちでトライすることです。

次に、自分がどんなイメージで料理を仕上げるかを明確にすること。

・シャキッとした歯応えにしたいのか
・ジューシーさが欲しいのか
・色鮮やかな仕上げたいのか

これらが大切になります。

次に、「味付け以前に食感にこだわる」ということです。

よく「料理=味付け」と思っている方が多いですが、その前が肝心だといいます。

例えば、ほうれん草のおひたし。

味付けがどんなによくても、ゆですぎのほうれん草ではおいしくありません。

なので、まずは食感。それから味付けが大切になります。

次に「味見をする」ということは、自分の舌で味を決めることが必要だといいます。

例えば、野菜をゆでたとき。

その野菜がどんな味なのか、塩ゆでによってどの程度塩分がついているのかを食べてみます。

つまり、どんな料理であっても途中で何度が味見をして、自分がおいしいと思う味に仕上げることが大切です。

【野菜を炒める・野菜と炒める】

・水分不足だから野菜が焦げてしまう

ここでは、

「料理をする前に野菜に水をたっぷり吸わせて、土にはえていたときの状態に戻してあげます」

と語られています。

野菜を熱いフライパンで短時間で炒めるのが野菜炒めの基本ですが、

「強火で炒めると焦げてしまう」という声がよくあります。

それは水分が足りてないからなので、まずはたっぷり野菜に水分を吸わせることが大切だといいます。

買ってきた野菜は採れてから時間が経っているので、水を吸わせて生き返られせてあげる。

しっかりと水分が含まれた状態にすることで、土に生えていたときと同じ状態に戻してから調理をすることで、火が早く通り、野菜が甘く美味しくなるのだといいます。

それは、「炒める」というのが、素材の持つ水分で火を通す作業だからです。

ここで紹介したように、「野菜・肉・魚」などをおいしく調理するための秘訣についても学ぶことができます。

【最後に】

この本では、「今ある旬の食材を使って、手早くご飯を作る名人」である著者が、シンプルに美味しく調理するための秘訣を紹介しています。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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