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映画の紹介186本目 『ダンガル きっと、つよくなる』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ダンガル きっと、つよくなる』です。

この映画はニテーシュ・ティワーリー監督の作品で、レスリングで世界を目指す父娘の絆を描いた物語です。 

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【ニテーシュ・ティワーリー監督について】

監督はインドの映画監督、脚本家、作詞家です。

1996年にインド工科大学ボンベイ校を卒業し、映画業界に入る前は広告会社レオ・バーネットのクリエイティブ・ディレクターとして働きました。

2011年公開の『チラー・パーティー』でヴィカース・バールと共同監督を務め、同作はナショナル・フィルム・アワード 最優秀児童映画賞を受賞しました。

2014年に単独監督を務めた『Bhoothnath Returns』は興行的な成功を収め、2016年に監督・脚本を務めた『ダンガル きっと、つよくなる』は2017年4月に北京国際映画祭、6月に第2回BRICsフェスティバルで上映されました。

同作は2017年時点でインド映画歴代最高額の興行成績200億ルピーを記録し、そのうち120億ルピーは中国での興行収入でした。

この製作を評価され、第62回フィルムフェア賞で最優秀監督賞、インディアン・フィルム・フェスティバル・メルボルンでテルストラ・ピープルズ・チョイス・アワードを受賞しました。

【あらすじ】

アマチュアレスリングのインド代表になったマハヴィルは国際大会でインド人選手初の金メダルを目指しますが、父親から生活苦を理由に反対され引退を余儀なくされます。

マハヴィルは息子に自分の夢を託そうと考えますが、生まれてくる子供は娘ばかりで、彼は夢を諦めてしまいます。

十数年後、長女のギータと次女のバビータが同じ歳頃の男児を喧嘩で打ち負かし、2人に才能を見出したマハヴィルは1年だけという条件で妻ダーヤを説得し、2人に対してレスリングの特訓を開始するのでした。

マハヴィルはギータとバビータを男と同じ服装・髪型にし、甥オムカルを巻き込んで特訓しますが、娘たちは自分の夢を押し付ける父親に反発して特訓をサボるようになります。

しかし、友人の結婚式に出席した際、花嫁になった友人から自分の意思を無視した結婚を強いられた境遇を語られ、「父親から将来を案じられている2人が羨ましい」と言われるのでした。

友人の言葉を聞いた2人はそれまでの態度を改め、特訓に励むようになります。

娘たちの成長を確認したマハヴィルは、ギータを地域のレスリング大会に出場させます。

主催者たちは女性の出場を拒もうとしますが、客足が伸びると考えてギータの出場を認めるのでした。

結果は惜敗でしたが、闘争心を刺激されたギータは次の大会への出場を希望し、彼女は数々の大会で結果を出しています。

ギータに遅れて出場するようになったバビータも結果を出すようになり、ギータは女子レスリング州大会で優勝するのでした。

州代表になったギータは国立スポーツ・アカデミーのインド代表団入りして国際大会を目指すようになりますが、選手仲間や新しいコーチに囲まれ次第に父親の厳格な特訓方法を「古臭い方法」として嫌悪するようになります。

その結果、ギータは国際大会で連敗するようになり、反対にマハヴィルの特訓方法を遵守するバビータは州大会で優勝してインド代表団入りを果たします。

ギータは2010年コモンウェルスゲームズを前に結果を出せずにスランプに陥り、バビータの助言でマハヴィルに助けを求め、その後ラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
父親の娘と向き合う姿勢やその信念、インドでは社会的に女性が弱い立場でありながらも、その逆境を乗り越える物語に感動しました。

とてもオススメの作品です!

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