見出し画像

映画の紹介120本目 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』です。

この映画はアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の作品で、

『バットマン』(1989)のマイケル・キートンが、かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡した落ち目の俳優を演じ、人生をやり直そうと奮起し、現実と幻想の狭間で不運と精神的ダメージによって追い込まれる姿を描いた物語です。

https://amzn.to/2XJLOPZ

【アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督について】

監督はメキシコの映画監督、脚本家、映画プロデューサーです。

大学在学中の1984年、ラジオの音楽番組の司会者としてショウビズ界に足を踏み入れます。

その後、長編映画初監督作「アモーレス・ペロス」(00)が、カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞し、ショーン・ペンらハリウッドスターを起用した「21グラム」(03)も批評家から高く評価されます。

「バベル」(06)ではカンヌ国際映画祭の監督賞とエキュメニカル審査員賞を受賞し、アカデミー賞で作品賞と監督賞にノミネートされました。

その後ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ主演の「ルドandクルシ」(08)の製作総指揮を務めます。

ハビエル・バルデムを主演に迎えた「BIUTIFUL ビューティフル」(10)までは死生観を描いたシリアスな作品が多かったのですが、14年の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」ではダークファタジーに挑戦して新境地を切り開き、アカデミー作品賞・監督賞・脚本賞の3部門で自身初のオスカーを獲得しました。

続く「レヴェナント 蘇えりし者」(15)は、アカデミー作品賞・監督賞を含む最多12部門にノミネートされ、作品賞は逃したものの、2年連続の監督賞と、レオナルド・ディカプリオに悲願の主演男優賞をもたらしました。

2年連続での監督賞受賞は、ジョン・フォード(「怒りの葡萄」「わが谷は緑なりき」)、ジョセフ・L・マンキウィッツ(「三人の妻への手紙」「イヴの総て」)に続き史上3人目の快挙でした。

【あらすじ】

リーガンは落ち目のハリウッド俳優で、かつては『バードマン』という3本のブロックバスター映画でスーパーヒーロー、バードマンを演じ、スターの座を掴ましたが、以降ヒットに恵まれぬまま20年以上が経過し60代となり、世間からは「かつてバードマンを演じた俳優」の烙印を押される始末でした。

さらに家庭では、仲違いのために妻のシルヴィアとは離婚し、娘のサムは素行不良の挙句薬物に手を染めていました。

リーガンは、零落した自分を嘲る心の声=バードマンに悩まされていました。

彼が1人になるとバードマンが現れ、ハリウッドへ戻れと囁くのです。

リーガンはアーティストとしての自分に存在意義を見いだそうと、ブロードウェイ進出という無謀な決断をします。

俳優を志すきっかけたるレイモンド・カーヴァーの短編小説『愛について語るときに我々の語ること』を、自ら舞台向けに脚色、演出、主演を務めることにしたのでした。

プロダクションは親友の弁護士のジェイクが担当し、共演者にはリーガンの恋人であるローラ、初めてブロードウェイの劇に出演するレスリーが選ばれました。

また、自分の娘で、薬物依存症から回復したばかりのサムをアシスタントとして加え、本公演前のプレビュー公演は目前にせまっており、その後ラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
セリフ、音楽、背景、編集、物語のテンポが絶妙であった為、終始引き込まれる作品でした。

また、カメラワークも絶妙で臨場感を最大限を発揮する工夫があり、楽しめました。

とてもオススメの作品です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?