見出し画像

映画の紹介122本目 『へレディタリー/継承』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『へレディタリー/継承』です。

この映画はアリ・アスター監督の作品で、

「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け、全米を震撼させたホラー映画です。

https://amzn.to/2Nf6Xj6

【アリ・アスター監督について】

監督はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家です。

米アメリカン・フィルム・インスティテュートで美術修士号を取得し、「The Strange Thing About the Johnsons」(11)、「Munchausen」(13)などいくつかの短編映画を脚本・監督して発表します。

長編監督デビュー作「へレディタリー 継承」(18)では、祖母の死をきっかけにさまざまな恐怖に見舞われる一家を描き、サンダンス映画祭やサウス・バイ・サウスウェスト映画祭で注目を浴びるとともに「エクソシスト」に並ぶホラーの誕生と米国内の批評家から絶賛されました。

【あらすじ】

ミニチュア模型アーティストのアニー・グラハムは、長年疎遠であった母エレンの死をきっかけにグループ・カウンセリングに参加するようになっていました。

アニーはカウンセリングの席で、母が解離性同一性障害を発症していたこと、父が精神分裂病で餓死したこと、兄が極度な被害妄想が原因で自殺したこと、そして自身も夢遊病に悩まされていることを語ります。

彼女は先天性遺伝による精神疾患がいずれは自分の子ども達にも発現することを心配していました。


アニーの息子で高校生のピーターは友人宅のパーティーに行くため、母の車を借りようとすると、ピーターが飲酒をしないよう、13歳の妹チャーリーも連れて行くことを条件にアニーはパーティーへの参加を許可します。

パーティーでは一人きりにされてしまったチャーリーがナッツ入りのケーキを食べアレルギー発作を起こしてしまい、ピーターは妹を病院に運ぶため車で夜道を疾走しました。

呼吸困難にもがき苦しむチャーリーが車の窓を開け顔を出したその時、ピーターが路上に横たわった動物の死骸を避けるためハンドルを切り、道路脇の電柱とチャーリーの頭部が激突してしまいます。

ピーターはショック状態になり誰にも事態を報告しないまま、自宅の寝室に戻り、翌日、頭部のないチャーリーの死体を発見した母の悲壮な叫び声が響き渡るのでした。

チャーリーの死をきっかけにアニーとピーターは険悪な関係になってしまいます。

悲しみに沈んだアニーは、カウンセリングでジョーンと知り合い、ある日彼女の自宅に招かれ交霊会の儀式を行っているところを見ます。

そこでの体験を経て、アニーは交霊の儀式が本物であると信じ、チャーリーのスケッチブックを使い自分も交霊の儀式を行い娘と交信しようと試みます。

交信は一旦成功したものの、夫スティーブによって儀式は中断されます。

一方ピーターも妹の幻覚を見たり、アニーに殺される悪夢にうなされるなど精神が病んでいきます。


息子の危険を感じたアニーはチャーリーのスケッチブックを暖炉で燃やそうとしますが、その燃え方と同調するように自分の手も炎に包まれ驚きます。

さらにアニーは自宅の屋根裏部屋で母の首のない腐乱死体を発見します。

そこにはカルト教団の儀式のようなものを行う生前の母とジョーンの姿が映った写真が残されており、母が「ペイモン」と呼ばれる悪魔を崇拝するカルトの長だったことを知りラストへ向かう物語です。

 

【最後に】

本映画を鑑賞して、
ホラー映画といいながらもシリアスな家族ドラマを鮮やかにホラー作品へと転じているので、このアイデアに価値があると思いました。

21世紀最高のホラー作品とも称賛されており、
とてもオススメの作品です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?