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映画の紹介72本目 『女神の見えざる手』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『女神の見えざる手』です。

この映画は、
ジョン・マッデン監督の作品で、

オリンピック誘致、トランプ当選など、その陰では”ロビイスト(戦略の天才)”が活動しており、
政府を陰で動かす彼らの実態に迫った物語です。

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【ジョン・マッデン監督について】

監督はイギリスの映画監督で演出家でもあります。

映画監督を務める以前には、『主任警部モース』や『シャーロック・ホームズの冒険』、『第一容疑者』などのテレビドラマの演出を手がけていました。

また舞台の演出家でもあり、ウエスト・エンドやブロードウェイでも活躍しています。

【あらすじ】

エリザベス・スローンは政界で畏敬の念を持たれるほど有能なロビイストです。

コール=クラヴィッツ&ウォーターマン社に所属する彼女はどんな依頼も成功に導いてきました。

ある日、エリザベスの元に銃器保有に賛成する女性を増やして欲しいという依頼が舞い込んで来ますが、彼女は依頼に来たボブ・サンフォード議員を冷たくあしらってしまいます。

その夜に行われたパーティーを途中で抜け出し帰ろうとした時、エリザベスは見知らぬ男から話しかけられます。

彼は銃の規制強化法案の賛成派に付くロビー会社CEOロドルフォ・シュミットで、エリザベスを引き抜きに来ていたのでした。

翌朝、エリザベスはミーティングの場で即日ピーターソン=ワイアット社に移ることを告げて、数人の部下と会社を去っていきますが、片腕だったジェーン・モロイとは袂を分かつことになります。

会社を移ったエリザベスは早速チームに指針を示し、ロビー活動を開始します。

敵である銃ロビーは圧倒的な資金力を持ち、法案を通さないために必要な議員の数も少ない状況です。

劣勢にある中で、エリザベスは様々な手を駆使して賛成派の議員を増やしていきます。

銃ロビーも黙っておらず、エリザベス達に妨害工作を仕掛けてきました。

エリザベスは機転を利かせてチーム内の裏切り者を見つけますが、それは自身が雇っている非公式のサポートチームによる違法な手段によるものでした。

エリザベスの策は次々と効果を発揮して、着実に勝利へと近付いていきます。

そんな中で行われた元同僚であるパット・コナーズとのテレビ対談において、エリザベスは独断でチームの一員であるエズメ・マヌチャリアンを銃被害者として衆目に晒します。

勝つために手段を選ばないエリザベスは、エズメを説得してコメントを発信させるのでした。

会社に戻ってきたエリザベスはロドルフォに非難されるが、自身が仕込んできた秘策を明かすことでその場を治めます。

一方で、優勢に転じるエリザベス達に危機感を持った銃ロビーはエリザベスへの個人攻撃を画策します。

そして、エズメが銃を持った男に襲われる事件が発生します。

幸い大事には至りませんでしたが、彼女の命を救ったのは居合わせた一般市民による銃撃でした。

エリザベスはエズメを心配して会いに行きますが、テレビ対談の件から不信感が燻っていた彼女はエリザベスの下を離れてしまいます。

事件を受けて世論は銃規制強化に反対する方向へ傾き、エリザベスへの個人攻撃も始まり、ラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
エリザベスが味方も相手も全く信じない中で、
常に一歩先の戦略を練っていて、頭脳派な思考がとても勉強になりました。

また、ロビイストという言葉もこの映画を見て知り、映画を通じてさらに見える世界を広げていきたいとも思いました。  

日々社会の情勢が動くのは、このような戦略的に大衆を誘導する人々がいる為であり、その世界を知ったことはとても勉強になりました。

とてもオススメの作品です!

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