本の紹介69冊目 『ザ・マイクロコピー』
こんにちは、TAKUです。
今日紹介するのは、
山本琢磨さんの著書『ザ・マイクロコピー』です。
「ライティングを生業としない人たちが、
この本を読んだその日のうちにでも、
売り上げを伸ばせる部分はないだろうか?」
本書では、
デジタルマーケーである著者が
こちらの内容をはじめ、
最小のコストでWebの売り上げを伸ばせる秘訣を綴っています。
それでは紹介していきます。
【著者の山本琢磨さんについて】
著者は、
株式会社オレコン代表取締役社長です。
また、
デジタルマーケターであり、
グロースハッカー(会社・製品・サービスの成長加速させること)でもあります。
著者は、
・Webデザイン
・マイクロコピー
・トラストフォーマット
など、
ウェブページのA/Bテストやデータ分析に
裏付けた改善方法で、
これまでに2014社以上の企業にコンサルティングを実施しています。
2017年からは、国内初となるマイクロコピーの
ワークショップを開催しました。
全国の経営者、
通販ビジネス事業者を中心に、
クライアント企業2,000社以上でテストを実施し、自社においては、国内外の1,000を超える事例検証を行っています。
【マイクロコピーとは?】
マイクロコピーとは、
購入ボタンの文字や入力フォームまわり、
エラーメッセージ、写真のキャプションなど、
これまでコピーライティングの教材や、
専門家がまったく話さなかった、
非常に細部の箇所のコピーのことです。
これは、
・アマゾン
・フェイスブック
・グーグル
など、
世界の名だたるWebサービス企業が
急成長した裏に隠された技術であり、
「小さなコピーライティング」のことを言います。
【無料を先頭に持ってくる】
著者のクライアントで、
治療向けのサービスを提供している
会社があります。
こちらでは、
元々の資料請求のクリックボタンを、
「資料を無料ダウンロード」から
「無料で資料をダウンロード」
と改善したことにより、
売上が1.5倍になったと言います。
【ボタンの周りにクリックトリガーを添える】
ボタン周りに書かれている種のコピーのことを
クリックトリガーと呼んでいます。
クリックトリガーは、
ユーザーが決断を下す瞬間に、
心理的な障壁を下げるための
マイクロコピーです。
例えば、相手の「不安」「懸念」「疑問」を
減らすためのメッセージが、それに当たります。
例えば、
A/Bテストツールを提供する「vwo.com」では、
「無料登録してA/Bテストを開始する
クレジットカードは必要ありません。」
というサインアップボタンになっています。
これは無料登録の際にユーザーが感じる、
「本当に無料なの?」
「あとで課金されるんじゃないの?」
といった不安を解消するため、
クレジットカードの登録が不要であることを
マイクロコピーで伝えています。
【数字で伝える】
オンライン見積もり、口座開設、
新規会員登録などの手続きは、
どれだけの時間を要するのか、
見当がつきにくいものです。
面倒臭がりな人に、
今すぐ行動してもらいたければ、
手続きにかかる目安時間を、
あらかじめ伝えておくと良いでしょう。
こちらの事例では、
オランダのエネルギー供給企業「Eneco」の
見積もりボタンについてを紹介しています。
これは、
「今すぐ計算する」よりも、
「1分で計算する」のコピーの方が
16%も計算する人が多いという結果になりました。
コピーに数字を使うことは、
「信憑性」と「説得力」を
高める効果があるためだと著者は言います。
【最後に】
本書では、
デジタルマーケターであり、
グロースハッカーでもある著者が
最初のコストでWebの売り上げを伸ばせる秘訣
である、「マイクロコピー」を綴った一冊です。
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!
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