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映画の紹介166本目 『ビースト・オブ・ノー・ネーション』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ビースト・オブ・ノー・ネーション』です。

この映画はキャリー・ジョージ・フクナガ監督の作品で、

アフリカの内戦を題材にしたドラマ映画であり、悲惨な内戦を生き延びる少年を描いた物語です。

【キャリー・ジョージ・フクナガ監督について】

監督はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、作家、撮影技師です。

05年、脚本・監督作「Victoria para Chino(原題)」がサンダンス映画祭で短編映画賞の特別賞を受賞します。

列車でアメリカを目指すメキシコ移民の現実を描いた長編監督デビュー作「闇の列車、光の旅」(09)でサンダンス映画祭の監督賞を受賞しました。

シャーロット・ブロンテ原作の長編2作目「ジェーン・エア」(11)を経て、クライムサスペンスドラマ「TRUE DETECTIVE トゥルー・ディテクティブ」(14)でエミー賞監督賞を含む5部門を受賞。

以降、Netflixが初めて製作したオリジナル映画で、アフリカの内戦を描いた「ビースト・オブ・ノー・ネーション」(15)を手がけて高い評価を得たほか、スティーブン・キング原作の大ヒットホラー映画「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」(17)の共同脚本などを経て、人気スパイ映画シリーズ第25弾「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」(20)のメガホンを託されました。

【あらすじ】

西アフリカの小さな村に戦争が近づいていました。

その村に、母、弟、赤ん坊の妹と暮らすアグーが本作の中心となるキャラクターです。

アグーは思春期にもまだなっていない、ほんの子供で、家族は首都へと旅立ちますが、アグーと父親、兄、祖父が後ろに残ります。

しかし、軍隊に襲われ、アグーを除く全員が射殺された。アグーは茂みの中に逃げますが、すぐに自国の反乱軍の部隊に見つかってしまいます。

彼らは最初アグーを殺そうとしますが、少年兵として部隊に加わるよう強制するのでした。

新入りが部隊に加わるための血なまぐさい儀式として「コマンダント」とよぶ部隊の司令官は、アグーに丸腰の男を殺すように強います。

この殺人はアグーが強制されることになる数多くの暴力行為の最初のものとなります。

子供時代を無理やり終わりにさせられたアグーは昔のことを思い出すのでした。

それは家族のこと、小さかったころのこと、聖書を毎日どんなふうに読んでいたかということで、アグーは自分が他の人を殺すもので神さまに憎まれるのではないかと恐れます。

アグーはやがて唖の少年ストリーカと友達になり、彼や反乱軍の仲間とともに、略奪、レイプ、殺人、飢餓といった戦争の罪と辛苦を経験していきます。

コマンダントは反乱軍の上官に会い、ダダ・グッドブラッドというの名のこの上官は、以前はコマンダントに将軍への昇進を約束しており、コマンダントに部隊を率いて首都へ向かうことを任せると約束していました。

にもかかわらずコマンダントを降格させ、これは見せかけの戦いであり、お前にできるのは服従だけだと言います。

ただあの戦争の前は子供だったこと、そして、銃によるいつまでも終わらない審問を受けているような感覚の中で男になってしまったことだけを理解しています。

アグーは人殺しをやめたいと思いますが、コマンダントに殺されることが怖くてやめられないでいます。

そして、部下を引き連れて反乱軍から離脱し、土地を押さえて鉱物資源を手中に収めてラストへ向かう物語です。

【最後に】


本映画を鑑賞して、
10歳から人を殺害するのが当たり前だと教育する社会が存在する事に恐怖を覚え、生きる意味を考えさせられるきっかけになりました。

とてもオススメの作品です! 

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