映画の紹介130本目 『シング・ストリート 未来へのうた』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『シング・ストリート 未来へのうた』です。
この映画はジョン・カーニー監督の作品で、
1985年のダブリンを舞台に、不景気や転校でどん底にいた男子高校生の人生が、一目惚れした女の子の気を引くためバンドを結成することで変化していく様子を描いた物語です。
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【ジョン・カーニー監督について】
監督はアイルランドの映画監督です。
1990~93年はアイルランドのロックバンド「ザ・フレイムス」で初代ベーシストとして活動しました。
同バンドのフロントマン、グレン・ハンサードを主演に据えた音楽ドラマ「ONCE ダブリンの街角で」(06)が低予算映画ながら口コミで広まり、世界中で大ヒットを記録、主題歌「Falling Slowly」は第80回アカデミー賞オリジナル歌曲賞を受賞します。
同作はブロードウェイ・ミュージカルにもなり、トニー賞作品賞を受賞、14年には日本上陸も果たしました。
続くキーラ・ナイトレイとマーク・ラファロ主演の「はじまりのうた」(13)も、全米でわずか5館から1300館へと拡大公開されるロングヒットを達成します。
半自伝的な「シング・ストリート 未来へのうた」(本作。15)では、80年代ブリットポップをふんだんにちりばめた青春ドラマを描いています。
【あらすじ】
舞台は1985年の、ダブリン南部にあるインナーシティ地区です。
この場所に住むロウラー家は、不況から建築家の父ロバートが失業し、苦境に立たされていた。喧嘩が絶えないロバートと妻ペニーは別居も考えており、ロバートは酒浸りで喫煙量も増えてました。
ある日の家族会議で、ロバートは末の息子コナーへ、学費を節約するため、私立学校から無料の公立高校へ転校するよう話します。
ロバートは転校先のシング・ストリート高校について、評判は良い学校だと話しますが、コナーの兄・ブレンダンは、ばらばらになった家族の現状とコナーの転校を思い切りからかうのでした。
シング・ストリート高校は「クリスチャン・ブラザーズ」というカトリックの修道会が運営する学校で、コナーが元いたイエズス会運営の学校とは校風が違っていました。
登校初日、校則違反の茶色い靴を校長のバクスター修道士に見咎められ、いじめっ子のバリーに目を付けられてしまいます。
散々なスタートを切ったコナーに、ただひとり自称「校内コンサルタント」のダーレンが声を掛け、2人は友人になります。
2人が下校しようとした時、コナーは、高校の真向かいにあるフラットの入り口に立つ若い女性モデル・ラフィーナに気付き、その姿に一目惚れします。
彼女の気を引くため、コナーは組んでもいないバンドのミュージック・ビデオ へ出演しないかと持ちかけ、ラフィーナの電話番号を手に入れるのでした。
成り行きでダーレンはマネジメント担当を引き受け、楽器に万能な友人・エイモンをコナーに引き合わせます。
その後「街で唯一の黒人」として誘われたンギグ、メンバー募集の張り紙を見てやってきたギャリーとラリーを加え、バンドは5人体制になります。
またバンド名は、高校名とかけて「シング・ストリート」と決めました。
彼らはエイモンの家で1980年代のバンドをコピーし始めますが、デュラン・デュランのヒット曲をコピーしたテープを聴いたブレンダンは、ロックの師匠として「他人の曲で女の子を口説くな、自分の曲を作れ」と弟を叱咤し、ラストを迎える物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
ラブストーリーでありながらも兄弟の繋がりがあったり、主人公が最初は女性に惚れた所から始まり音楽に没頭する事など、魅力が詰まった作品でした。
とてもオススメです!
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