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本の紹介34冊目 『最強のコピーライティングバイブル』

今回私が紹介するのは、横田伊佐男さんの著書『最強のコピーライティングバイブル』です。

本書は、伝説の名著である3部作の計4冊である、

・『ザ・コピーライティング』
・『伝説のコピーライティング』
・『ザ・マーケティング(基本編)』
・『ザ・マーケティング(実践編)』

これらの合計2000ページを10分の1に凝縮した、現場ですぐに使える一冊です。

以下に著者についてと、特に勉強になったポイントを紹介しています。

【著者の横田伊佐男さんについて】

著者は、CRMダイレクト株式会社代表取締役で、
シティグループ、ベネッセグループにて、一貫してマーケティングに従事しています。

また、ダイレクトマーケティング、データベースマーケティング、コンサルティング部門の責任者を歴任しています。

2016年10月からは、横浜国立大学非常勤講師(国際マーケティング論)を担当し、横浜国立大学成長戦略研究センターの研究員でもあります。

【PART1 : 戦略を練る】

ここでは、『ザ・マーケティング(基本編、実践編)』を超訳として以下の3つのポイントを挙げています。

1つ目は、「書くな、まず考えろ」ということで、いきなり文章を書くのではなく、まず「戦略」を考えるということです。

文章を書く際に重要なのは、「どう言うか」よりも、「何を言うか」の戦略を練ることです。

2つ目として、戦略とは「ターゲット × 価値提供」ということです。

これは、

・誰に向けて書くのか
・ターゲットは何に悩んでいるのか
・そのターゲットは何を欲しているのか

であり、それが価値になるかを問うことが大切だといいます。

3つ目は、ターゲットに対する価値提供を「捨てる価値(OUT)」「残す価値(IN)」に振り分けて、最重要な一つに絞ることです。

これは独自の強みを引き出すための戦略です。

【PART2 : グイッと惹きつける】

ここでは、『ザ・コピーライティング』の超訳として以下の3つを挙げています。

・「キャッチコピー」が一番重要
・検証済み2大法則は「相手の得」と「新情報」
・マネして、入れ替え、「自分ゴト化」する

これは、広告などは「キャッチコピー」が全てといってもいいくらい大切なので「最初にして最後のチャンス」と心すべきと語られています。

そして、様々なキャッチコピーを検証して抜き出された法則が、「相手の得(ベネフィット)」「新情報」に集約され、まずはここを押さえるべきだといいます。

また、本書では「最強の35型」のキャッチコピーが紹介されており、これらを「自分ゴト化」することが大切だと語られています。

【PART3 : すぐ行動させる】

ここでは、『伝説のコピーライティング実践バイブル』の超訳として、以下の3つが大切だとまとめられています。

・相手の立場で考え、書く
・「6フレーム」で徐々に説得する
・「魔法のフレーズ」でささやく

まず、相手にすぐ行動させるためには、相手の関心や動機を見極めて、読み手の立場で考え、書き出すことが大切だといいます。

次に、「6つのフレーム」とは、

1.書き出し
2.描写や説明
3.動機や理由づけ
4.保証や証明
5.決め手のひと言や不利益
6.結び

であり、最初は相手のペースに合わせて、次第に自分のペースで「説得」していくことです。

そして、相手と文章で距離を近くするための「魔法のフレーズ」として、

・お願いがあります
・一肌脱いでいただけないでしょう

など、相手の心理に働きかけるのが大切だと紹介されています。

【最後に】

本書は、伝説の名著である3部作の4冊を1冊にまとめ、国内の成功100事例を紹介しているので、とても分かりやすく実践的な一冊です。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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