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onegiftリブランディングの道のり。サービス開始から1ヶ月でなぜリブランディングに走ったか喋ります。

こんにちは。404DESIGNERS代表の山本拓弥です。
自分たちが運営しているサービスonegiftがローンチしてから1ヶ月が経過して「さぁ、いろんな人に使ってもらおう!」「いろんなチャレンジしよう!」「こんな機能・価値つけよう!」と普通の起業家なら思うところですが、自分は「せや。リブランディングしよ。」と考えました。そこで新サービスと並行しながらメンバー全員でそこから1ヶ月で超スピードで中期間走れるようなリブランディングを行いました。

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改めて、自分たちのミッションは”思い出の可能性をデザインする。”です。今までは全然デザイナーやのにそんなことも考えてなかったと猛省してます。
今回はリブランディングすることになってから1ヶ月どのようにチームでonegiftに向き合ってきたのかをnoteに書き起こしました。

ロゴをテキトーに作るというデザイナーとして最低の愚行をしたおれ。

そもそもonegiftが立ち上がったのって自分が参加したwillfuっていう起業家育成?みたいなとこの流れで始まりました。その中で「さぁ、サービスやろら!あ、ロゴいるわな。サクッとやるか」今思い返せばその時は賢明な判断やったんかなって思いますけど、デザイナーとしてあるまじき"テキトー"なデザイン…おれはデザイナー失格です。
でも実際にはそんなロゴに問題意識があるわけでもなく、メンバーはむしろロゴを褒めてくれる始末…ただおれとしては完成して3日目には「使いにくいし、ダサいんやけどな…」と思ってました。

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実はサービスをリリースしてから、onegiftはうまく行ってません。理由を探すとそもそもサービス自体、onegift自体を全然自分たちが理解してへんなって思いました。お客さんに対してもそうですし、サービスに対してもそうでした。やけ、自分は1ヶ月が経った頃に「せや。リブランディングしよ。」と決心しました。そもそもサービス自体をもう一度しっかり理解し、組み立て直すためにまず始めんといけんのは相手への伝え方を考え直さなあかんと感じました。自分は一応UIとかWebに関することが専門やったんで、ほんまはブランドとはなんぞやみたいな感じでしたが、自分なりに考えて「やっぱりロゴやviって言語化されてへん自分たちのアイデンティティやからそこを蔑ろにすると今後絶対にお客さんにもそういうとこは見られる。何よりも最優先事項でやるべきことや」って思って着手することになりました。

ブレストで見えてきた微かなonegiftがonegiftたらしめるコンセプト

初めは自分1人で回してチームメンバーとミーティングを重ねてリブランディングをしていく予定でした。ですが、本音を言うと自分はロゴやグラフィックが苦手です。どーしても慣れなくて(そもそも数をこなしてないんでなんとも言えないんですけど)やけ、ばり不安がありました。

そんな中とりあえずみんなでミーティングをしてonegiftに関するブレストをしました。基本に忠実に行こうと。キーワードを出してどんなものがonegiftを支えてるんか、自分らはどんな方向からonegiftを見やるんかなど。

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何回かブラッシュアップを繰り返した後、こんなキーワードたちが出てきました。この中から自分たちが特に気に入ったコンセプトが「fire」でした。
「ともしびや、明るさや優しさをイメージする火。ずっと思い出は消えずに、明るさや大切なものを灯し続けるという思い。」
この想いが1番onegiftをonegiftたらしめてるんやないかとメンバーと一緒に思いました。今までのロゴって温かみとか優しさとかそもそも「思い出」とか何も見えてけーへんなってそん時にばり感じました(反省)。

制作していくにあたってメンバーの急な成長と見つかった才能

じゃあ、実際にロゴ制作に当たろうと思って一旦「fire」をたくさん探して作ってみたけどそこでみんなにフィードバック受けて気づいたことが1つ。

「おれ、やっぱへたっぴやわ」

そんな中メンバーの井上くんに一度任せてみたらあらびっくり。おれより全然レベルの高いもんをスピード感持って提案してくれて、

「あ、これはデキるやつや」

と思ってシンボルロゴを完全に任せることにしました。 そこから細かい修正も交えつつ井上くんには2,3週間で細かく分けて計100個くらい調整してもらいました。ほんまにすごいと思う。毎回毎回レベルが上がってく井上くんを見ててスラムダンクの安西先生を思い出しました。

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今後はグラフィック関係があれば全て井上くんに任せる。

ロゴタイプは視認性と遊び心入れたい!!

シンボルロゴを完全に井上くんに任せ(細かいFBとか調整とかはメンバー全員でしましたが)、自分はロゴタイプに専念することにしました。

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細いのから太いの、大文字小文字、崩したやつ、丸ゴ角ゴ色んなパターンを出しました。その上でミーティングして、onegiftのテーマをどんどん深掘っていきました。その中で見えてきたものが
「ONE GIFTって大文字やったら圧迫感ってか、っぽさはないかな」「角ばるってるよりかは丸いほーが、っぽい」「フツーのやつよりかはちょっと崩して遊んだ方が、っぽいかな」「崩し過ぎはなんか違うかな」と言ったように自分たちが立ち上げたonegiftに対するイメージや感性を大事にしました(ブランディングすんのが初めてで勝手がわからんかったのもありますけど…)。でもこの感覚って実はばり大事ちゃうかなって感じてて。携わったーる人が1番それに対して気持ちとか理解ってしてるって思ってて、それを第3者視点からしっかり言語化することがブランディングの重要な第1歩なんかなって感じました。

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そんな考えをもとに「g」をスマイルにすることに決めました。太さとか口の感じをどうするかばり悩んだんですけどここは視認性をしっかりと持って、やりすぎないことにしました。理由としてはシンボルロゴが内包されてるならまだしも別個であんのにやりすぎはくどいなって思ったのと、せっかく井上くんがいいの作ってくれたーるからこそ普通を心がけよと思ったからですね(それならもっとシンプルでも良かったかもやけど)。やけ、最終のカーニングを井上くんと協力し、スピード感を持ってリブランディングを行いました。

vi guidlineを設計したけどこれが1番楽しかったかも

今後の展開として統一性を持たせるため、「onegiftっぽさ」を出すためにvi guidlineもしっかりと作りました(自分の作ったvi guidlineがほんまにそうなんかツッコまれんか心配やけど)。「フォント」や「カラー」、「ロゴ規定」などとても簡単なものではあると思うんですが、ここをしっかりとメンバーで共有しとくことで何かにつけて「っぽさ」を身に付けることができると思ってて、初めてしっかりとしたviの重要性を実感しました。

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onegiftのvi guidlineについては別のnoteでお話しします。是非出たときは読んで欲しいです。

思い出の可能性をデザインする。

ここまで長くつらつらと書き連ねてきましたが、もともとリブランディングを行なった理由をまとめると「サービス自体をもう一度しっかり理解し、組み立て直す」ことです。やけ、今後はwebサイト、ポスター、snsマーケなど全て統一していきます。チャレンジを怠らずにもっともっとonegiftを良く、onegiftを皆さんに知ってもらうために。
全ては自分たちが”思い出の可能性をデザイン”したいから。

そして今回viを作ってる最中に考えたことがあります。


自分たちはハートドリブンな物を作ってるんやと言うことです。自分たち、誰かの胸に熱くずっと消えない思い出を皆さんと作っていきたいと思っています。
onegiftは新しいロゴを自分たちの胸に抱え、”思い出の可能性をデザインする”ことを実現するためにサービスをどんどんどんどんどんどんよくしていきます!これからもonegiftの事よろしくお願いします!

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