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『人生のビジョンから個人のミッションを見つける』TABIPPOの全社合宿でやったこと全て

先日、千葉県の金谷で、ぼくが働くTABIPPOの社員全員で1泊2日の合宿を行いました!

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今回の合宿のテーマは、

「なぜ自分がTABIPPOにいるのかを明らかにすること」

①自分の人生のビジョンを明確にし、
②会社の理念を正しく理解し、
③重なる部分を見つけ、
④自分の存在意義や果たすべき役割を明確にする。

こんな内容で2日間のワークを行いました。

実は先日、TABIPPOのコーポレートアイデンティティ(CI)がフルリニューアルされたのですが、そのタイミングで改めてCIを全員で再認識し、心から自分の中に腹落ちさせることが今回の合宿の目的です。

*参考*

TABIPPOのコーポレートアイデンティティ(CI)が気になる方は、
ぜひこちらのnoteもご覧ください

*告知①*

CIと同時に、TABIPPOのコーポレートサイトとメディアが統合し、中身やデザインもフルリニューアルされました!ぜひ読んでみて下さい!

*告知②*

さらに、リニューアルに伴って、TABIPPO全社をあげてクラウドファンディングに挑戦しています!ぜひ支援・応援をよろしくお願い致します!!

正直ここ数ヶ月はリニューアル作業やクラウドファンディングなどで全員バタバタで、せっかく新しくなったCIについて落ち着いて考える時間や自分の中に落とし込む作業ができていませんでした。

そこでこのタイミングでみんなで集まって合宿をし、改めてCIを腹落ちさせ、その上で自分の会社での存在意義やミッションを考えよう!となったのです。

ここ数年の全社合宿では、ずっと僕が企画・運営、ワークや議論の設計・ファシリテーションを行っているのですが、今回の「個人ミッションを見つけるワーク」も僕が担当となり進めました。

社内のメンバーからも非常にポジティブな反応をもらえたので、せっかくなら合宿でやったことやワークの内容をnoteでこうやって公開しようと思い筆を取っています。

年度末、年度初めを迎えるこれからのタイミングで、改めて自社のビジョンを社内に落とし込んだり、個人の目標や役割を明確にする必要がある会社も多くなってくるかと思います。そんなビジョナリーな会社で働く人達に、何かの参考になれば嬉しいです。

このnoteを読んで欲しい人

・少人数の会社やチームで集まって合宿やワークをやりたいと思っている人
・幹事やファシリテーションの担当に任命されてしまった人
・働く個人を尊重しながら、会社の理念を浸透させていきたい人(経営者・人事の方?)
・TABIPPOの組織づくりに興味のある方

何がよかったのか?(メンバーの感想なども踏まえて)

・自分の本当にやりたいことを深堀りして考え、一緒に働くメンバーに知ってもらえたこと
→やりたいことを明文化するだけではなく、周囲にそれを知ってもらい、承認や応援をしてもらえることによって、より自己実現に対してポジティブに向かっていけるようになったと思います。また自己開示することによってメンバー同士の信頼関係が強固になったように思います。

・自分なりにTABIPPOにいる意味を考え、社内でどんな役割を担いたいのかを意思表示できたこと
→個人的なビジョンだけでなく、会社の方針や状況に則って、自分のミッションや周囲からの期待役割を理解できました。自分の強みや特徴を周囲に認めてもらいながら個人ミッションを決めたので、自分の存在意義が認められたような気持ちになりました。

・なんだかんだみんな真剣に会社のことを考えているんだ、ということが分かり合えたこと
→普段あまり一緒に仕事をしないメンバーや、業務以外の個人的な感情やビジョンについて話すことはあまりなかったため、改めてこういう機会をもうけることで、全員が会社のことについてそれなりに真剣に考えてるんだな、という安心感を得ることができました。

・より会社に愛着を持てたこと
→1泊2日という時間、同じ屋根の下で寝食を共にすることで、会社に対してだけではなくメンバー同士の愛を感じることができました。

社内の反応

合宿が詰め込みすぎてみんな疲弊していたのであまりSNSには投稿してもらえませんでしたがw、一部ピックアップして載せておきます。

社長のしみなお @shiminao とみっちー @MichinoriOnda は感想をnoteにまとめてくれているので、ぜひこちらもご覧ください。

ワーク以外の合宿ダイジェスト

ワークの解説に入る前に、簡単に合宿全体のダイジェストを載せておきます。

千葉県の金谷にあるコワーキングスペース「まるも」

合宿の場所は、TABIPPOではおなじみの金谷。

学生団体時代の創設メンバーの山口拓也さん(通称:池ちゃん) が運営しているコワーキングスペース「まるも」があり、いつもここにお世話になっています。

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合宿のメインコンテンツ「集合写真」

TABIPPOの全社合宿と言えば、集合写真。

毎回時間をかけて仲良しに見えるような集合写真を撮ることに必死です。

僕たち幹事チームは全体の集合時間よりも2時間ほど早くに現地へ集合し、撮影のロケハンまで行う徹底ぶりですw

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カメラマン社員のぬまさん が体をはって撮影をしてくれました。

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金谷のグルメといえば「アジフライ」

金谷で外せないのが絶品のアジフライ。

まるで羽毛布団かのようなふわふわの肉厚アジフライ定食を食べることができます。金谷に行ったら3食アジフライを食べてほしい!

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夜はカタン

夜の時間は仲良くみんなでカタンやジェンガをしてワイワイ遊びました。

真面目なワークだけでなく、こういう遊び要素をしっかりと入れたほうがメリハリが出ていい合宿になります。

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では前置きが長くなりましたが、ここからワークの内容について振り返っていきたいと思います!

ワーク①自分の人生のターニングポイントを振り返る

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「今年のセンター試験の問題をみんなで解く」というアイスブレイクで盛り上がったタイミングでワークがスタート。

16人を4人×4チームに分けて進行していきます。

最初は自分の人生のターニングポイントを書き出すワーク。

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こんな風に自分の人生に影響を与えた出来事やターニングポイントを書き出して、チーム内でシェアをします。

今の自分が形成された原体験をシェアすることで、いつも見ているメンバーの中にあるものが見えてきました。

旅や海外経験が原体験に入っている人が多く、TABIPPOらしさを感じました。

ワーク②自分の働く意味を深掘る

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グループの中で順番を決め、他の3名が「あなたが働く意味はなんですか?」と質問をします。それに出てきた答えに対してどんどん「それはなぜ?」「なんのために?」「その次はどうしたい?」とその奥にある大きなビジョンや抽象的な感情に入り込んでいきます。

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最初はなかなか答えられず、抽象化していく作業も難しかったのですが、持ち時間(5分)の後半には自分の本当の価値観に気付き始め、周りからも「めっちゃいいね〜!!」という声が飛び交っていました。

そして一番最後の質問として「あなたが一番やりたいことはなんですか?」で締めて、本当にやりたいことが何なのかを一人ひとり考えて言語化してもらいます。

周りのメンバーがとにかくポジティブに反応し、どんどん想いを抽象化して潜在意識にある欲求を引き出していけるかどうかが一番のポイントです。

ワーク③自分の価値観を絵に書いてあらわす

次に、これまでのワークを通して明らかになってきた自分の価値観や大切にしたいことを絵に描いてあらわすワークをやりました。

テーマは「自分の価値観をあらわす生物」

・抽象的でよくわからないほど良い
・要素や色が多いほど良い
・深く考えずにとにかく手を動かしながら描くのが良い

この3つを注意点として取り組んでもらいました。

最初はペンが進まない人が多かったですが、少しずつ勝手に手が動いていき、最終的にそれぞれ個性的な絵を完成させてくれました。

そしてみんなの描いた絵はこんな感じ。

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このあと、自分の描いた絵について説明をしてもらいます。

この時間がめちゃくちゃ良かった。

改めて、お絵描きのルールはこちら。

・抽象的でよくわからないほど良い
・要素や色が多いほど良い
・深く考えずにとにかく手を動かしながら描くのが良い

そして感覚のままに描いた絵を、以下のルールに従ってまわりに説明していきます。

・絵を指でなぞりながら、なぜその絵を描いたのか、その色にしたのか、その場所にしたのかを説明する
・周りはどんどん絵にツッコミを入れて「なぜ?」を問いまくる
・理由は後付けで良いのでその場で思いついたことをどんどん言う
・自分の強みや弱み、大切にしたい価値観を大切にしながら理由を説明していく

説明をしていく中で、適当に描いたはずの絵にどんどん意味が与えられていき、めちゃくちゃ盛り上がるワークになりました。

ワーク④自分の人生のビジョンを言語化する

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これまでのワークを踏まえて、自分の人生のビジョンや大切にしたい考え方を言葉にして、みんなで発表していきます。

そして全員が発表を聞いた感想をふせんに書いて、各メンバーにプレゼントします。

感想のルールは、とにかくポジティブに承認・肯定すること。

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自分が生きていく上で、働く上で大切な価値観や目指したいものをみんなで承認し合うことで、めちゃくちゃハッピーで幸福度の高い雰囲気に包まれました。

合宿後の感想でも、この時間の満足度が一番高かったです。

ワーク⑤会社の理念について考える

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次は個人ではなく、会社についてみんなで考えていきます。

まずは理念。

▼VISION
旅で世界を、もっと素敵に。
▼MISSION
若者が旅する文化を創る。
旅で人生が豊かになる仕組みを創る。

抽象的なこのビジョン・ミッションをチームごとに説明してもらいます。

「正解はない。どう考えてどう解釈するか。」

これを先にしっかりと伝え「自分だったらこう解釈する」を徹底的に考え、文章に落としてもらいました。

その後チーム毎に発表。

人それぞれ捉え方が違ったり、同じことを考えている要素もあったりと、非常に学びのある時間となりました。

ワーク⑥組織戦略について考える

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「エンゲージメントを高めて、一人ひとりが自走する。」

これが新しいCIで定義された組織戦略です。

「エンゲージメント」とは、

従業員それぞれが、会社が実現しようとしている戦略や目標を理解し、腹落ちして、そこに向かって、自らの力を発揮しようとする自発的な貢献意欲

という定義で、最近の組織づくりにおけるバズワードです。

この定義にのっとって、自分がエンゲージメント高く働ける状態ってどんな状態なんだっけ?を書き出しチームごとにシェアをしました。

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ワーク⑦組織ポリシーについて考える

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「エンゲージメントを高めて、一人ひとりが自走する。」

じゃあそんな会社をつくるためにどんな組織にすればいいんだっけ?の答えとして、新しいCIでは以下の4つの観点から「組織ポリシー」を定めています。

①Who:どんな人が集まるのか?→想いを持って自立した人が集う組織
②Where:どんな環境をつくるのか?→無駄なストレスなく働ける組織
③How:どうやってやるのか?→個を掛け合わせて成果を生む組織
④What:何をやるのか?→自分にも会社にも誇りの持てる組織

これに対する一人ひとりの解釈を書き出し、チーム、全体でシェアをしました。

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ワーク⑧個人の価値観と、CIを重ね、自分のミッションを定める

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最後に、これまで整理したりお互いに共有をし合った、

・自分の価値観、強み、弱み、周囲からのポジティブコメント
・理念、エンゲージメント、組織ポリシー、CIに対する解釈

の2つを元に、自分が社内で追うべきミッションや役割について考えてもらいました。

どのメンバーも、自分の強みややりたいことと、会社の課題や理想を両方満たした素晴らしい内容でした。また、それに対する承認のコメントやポジティブな反応で溢れ、終始ハッピーで前向きな空気が流れていたのがすごく印象的でした。

参考までにぼくの個人ミッション(社内で担いたい役割)はこちら。

・アイデアと戦略と設計で良き相談相手として頼られる。
・人が言いにくいことを率先して言う。嫌われ役を恐れない。
・旅人採用、学生支部の立て直しとグロース。

人生のビジョンはこちら。

・自立した個人が、依存したくなるチームをつくる
・世界に大きなインパクトを与え、人財を残し、多くの人に惜しまれて死ぬ
・人間らしさを大切にする

1つに絞りきれたわけでないのですが、いったん今回の合宿での結論はこちらになりました。

今回のワークで参考にした本や記事

ぼくが最近参加してる「朝渋KNOCK」でのワークもすごく参考にさせて頂きました。

最後に

今回の合宿を改めて振り返って思ったことは、自分のやりたいことを口に出して周囲に理解してもらうことがすごく大切だなと。

みんなの本質的な部分が垣間見れてすごく良かったなと。普段業務をしているとおざなりになりがちだけど、こうやって定期的にメンバー同士の理解促進とそれにあった配置転換などはやっていけるといいなと感じました。
絵を描くのが好き、ということもあるけど、感覚的に描くことで自分が無意識に考えてることもわかってよかった。他のメンバーが描いたものをみるのも、その人の特に意識していることが表に出やすかったんじゃないかなと、視覚的にも見れて面白かった。
すべて、めちゃ良かったよ!特にポジティブなコメント送り合うやつ

メンバーからの感想もそういったポイントに触れているものが多く「褒める・認める・労う」を普段から意識していく必要があるなと感じました。

そして「自分のやりたい」だけではなく、それをどうこの会社・この組織で実現させていくのか?を同時に考えないと幸せにはなれない。

自分のビジョンと組織のビジョンの重なる部分を見つけて、その領域に取り組めるだけの能力や信頼を身に着け、エンゲージメント高く自走していく個人であること。

そんな個人を受け入れて活躍させられる組織であること。

これが改めて大切だなと感じた2日間でした。

合宿のワークファシリ担当としては、非常にいい時間をつくることができたなとホッとしています。

今後もこういう役割で貢献していきたいし、TABIPPO以外にも必要としてもらえる場所があればこういう議論の設計やファシリテーションにどんどん挑戦し、自分のスキルや経験を磨いていきたい。

学生・社会人問わず、組織の課題を解決したり前進させるためのチームビルディングやワーク設計でお悩みの方は、いつでも呼び出して頂けると飛んでいきます。

TwitterのDMなどでご依頼・ご相談などお待ちしています!

\最後に告知/

TABIPPOは2020年4月10日で、学生団体時代からまる設立10周年を迎えます。

それに伴いクラウドファンディングを実施しています。

新ロゴグッズやイベント出張講演など、様々なリターンプランを用意していますが、特に以下の2つはTABIPPOメンバーと直接コミュニケーションを取って頂けたり、会社のことをより良く知って頂けるかと思います。

・3/13(金)クラウドファンディング記念特別イベント
・4/26(日)10周年記念パーティ

ぜひ応援・支援や拡散協力をして頂けると嬉しいです!


それでは、引き続き新しくなったTABIPPOもよろしくお願いします〜!!

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