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パパが育休をとらない理由【100日投稿51日目】

こんにちは、たくやです!

2021年3月31日に警察官を辞め、現在は地元の同級生ら3名の仲間とともに貿易家として活動する傍ら、挑戦するパパコミュニティ「DADDIES」の一員としていくつになっても挑戦し続ける「かっこいいパパ」を目指す35歳です。

また最近では「かっこいい人生をデザインする」という目標を掲げて、プロコーチになる決意をし、現在コーチングの勉強中です。

今日は『パパが育休をとらなかった理由』というテーマで書きます。


■ マイナビニュース記事の内容

マイナビニュースは本日付け(9時30分配信)
『「男性育休」取得しなかった理由、1位は? - 2位収入、3位必要性を感じない」』
と題する記事を掲載した。

記事によると、調査は5月21日~6月13日、同社運営の育児向けアプリ「ninaruポッケ」「パパninaru」の利用者563名(男性196名、女性367名)を対象にイン ターネットで行われたとしている。

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※引用元・・・2021年6月28日付け、マイナビニュース(https://news.mynavi.jp/article/20210628-1911239/)

記事によれば、自身・配偶者が男性育休を取得しなかったという人に理由を聞いてみたところ、「職場の理解がなかった」(40.1%)が断トツに多く、次いで「収入を減らしたくなかった」(19.9%)「必要性を感じなかった」(16.2%)という結果に。また、育休を取得することにどんな不安があるかと尋ねたところ、「仕事の引き継ぎ」(62.9%)「復帰後の仕事への影響」(60.8%)「家計への影響」(51.6%)が上位に並んだ。

次に、配偶者が育休を取得しなかった女性に対し、実際には取得してほしかったかどうかを聞いたところ、55.3%が「すごく取ってほしかった」「できれば取ってほしかった」と回答。一方、実際に育休を取得した男性は、52.4%が「とても不安だった」「少し不安だった」と回答し、その理由を尋ねると、「過去に男性で育休を取得した社員がいなかったから」「会社のキャリアが断絶するのではないかという不安があった」「自分の仕事を他の人に押し付ける形になってしまったから」といった声が。

さらに、両者に対し「機会があればもう一度取得したい/取得してほしいと思いますか?」と質問したところ、83.9%が「はい」と回答。お互いへの感謝や理解が深まったというコメントが多く、中には、育休を取ることの不安を自分自身も経験することで、妻の感情を理解できたという声も見受けられた。


次に、夫婦で育休を取得できた場合に期待することを3つ選んでもらったところ、男女ともに「子育ての大変さを共有」(男性66.9%、女性67.8%)がトップに。また、「主に育児の分担」(同59.3%、56.9%)についてもともに6割近くが選択したが、「子育ての楽しさを共有」に関しては、男性60%に対し、女性は38.1%と大きなギャップが明らかに。

女性は「子育ての楽しさを共有」することよりも、「主に家事の分担」(同47.6%、56.3%)を期待しており、さらには、男性が考えている以上に、「自分一人の時間が持てる」(同9.0%、25.6%)ことを期待していることがわかった。

次に、男性の育休取得のために効果的なことを聞いたところ、「上司や同僚の理解・サポート」(77.2%)や「職場の積極的な推進」(68.6%)が上位となり、育休を取得することがあたり前の選択肢となるような働きかけが求められる結果に。また、3位には「収入の保障を手厚くする」(52.9%)が入り、育休取得の不安でも“家計への影響”が懸念されていたことから、金銭面に対する不安が育休取得の大きな壁であることがうかがえる結果となった。

最後に、「機会があれば、"男性版産休"を取得したい/取得してほしいと思いますか?」と尋ねたところ、74.1%が「はい」と回答した。


■ 記事を読んだ感想

【職場環境に左右されやすい育休取得】

私は前職の警察官時代に第1子が生まれました。
当時、組織内でも「男性の育休取得」が叫ばれており、
積極的に推進していこうという流れが広がりつつあったのは事実で、
実際に育休を取得した職員の事例を、職員向け広報誌などに掲載し
男性職員の育休取得を促すような「空気感」はありました。

ただし、あくまで「空気感」です。
所詮は国の施策に対する、組織としてのアピールの匂いがしたのも事実。
やはり文化として男性の育休が根付くのには、
相当な時間と労力が必要だろうと感じました。

記事にもあるように、男性は育休を取得する上で、
自身のキャリア形成に一番不安を感じています。
流れに乗じて育休を取得したはいいが、
「あいつ、本当に取りやがった」「仕事を他人に押し付けて休みやがって」
という風潮があれば、誰だって取りづらい。

そんなことを言う人はいないと思っていても、
そこはサラリーマンとして働く男性であれば、
周囲の評価は気になるものです。

子どもが産まれた家庭をもつ男性職員には、
上司や上層部から接触的な育休取得推進と、
キャリア形成に影響がない旨をきちんと伝えてあげることが大切だと感じました。

ただし、この男性育休が叫ばれてまだ日は浅いので、
実際に育休を取得した経験のある幹部の声というのが今後、重要になると思います。
つまり、育休取得経験者の組織内での出世です。

この前例があることで、今後育休取得を予定する世の中のパパのハードルが少しでも下がるような気がしました。


【私が育休を取得しなかった理由】

私は昨年の8月に第1子が生まれましたが、
出産直後の3日間しか休みは取りませんでした。
というのも僕自身が警察官の退職をすでに決めていたからです。

たしかに上司に退職を伝えた後も、育休取得は提案されました。
ただしその提案は
「取りたかったら取ってもいいよ」
というもので、こちら側の意思に委ねる内容でした。

これはママ目線からすれば
「だったら思い切って取りなよ」
と思われがちだが、組織で生きる人間ほど、
この「任意」の二文字こそ重たく感じるものはない
そこに男性の育休取得に関する不安が凝縮されているように感じました。

いくら退職を決めていても、
気持ちよく取得できない休暇制度に乗っかるのは、
数ヶ月後の職場復帰に少なくない不安を残し、
それが割り切れないパパにとっては、
育休期間ですらストレスになる可能性がある。

自分自身、いくら辞めるといっても
円満退職を希望しており、
その後も良好な人間関係を築いていきたいとの思いが強かったでので
育休取得に声をあげることができなませんでした。

ここにサラリーマンパパの本音があるように感じています。


【今後、この男性の育休制度が進むべき道について】

先に紹介したマイナビニュースの記事

男性の育休取得のために効果的なことを聞いたところ、「上司や同僚の理解・サポート」(77.2%)や「職場の積極的な推進」(68.6%)が上位となり、育休を取得することがあたり前の選択肢となるような働きかけが求められる結果に。

にもあるとおり、男性の育休取得には当事者の心の問題以外に、周囲の環境に左右されやすい部分があると感じました。

特に日本人は調和を意識するので、
「自分だけが・・・」
というのを、やたらと嫌がる人種です。

国が施策として、この男性の育休取得を推進していくのであれば、
社会の在り方の抜本的な改革が必要であり、
企業に対して強く働きかける必要があると感じています。

今の40代、50代が中心の組織では、
「俺の時代は育休なんて・・・」だの
「出産に立ち会うなんて、俺の時代はあり得なかった」だの
こんなことを言う人がいまだにいます。

ここの人たちの意識が変わらない限り、
今の20代、30代が気持ちよく育休を取得できるわけがないんです。

今の40代、50代の意識が変わらないんなら、
私たち20代、30代の「当事者」が声をあげるべきなんじゃ?

(※もちろん男性の育休に肯定的な意見をお持ちの40代、50代の方もいらっしゃいます)



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