VOL.8 「15分でわかる社会起業の一歩! その2!地域社会大学院開校レシピ ”一年間の軌跡”

■はじめに

2020年9月、「あなたの才能と能力は必ず他の誰かの役に立つ」と感じ、「誰でも講師、誰でも生徒」をコンセプトに、地元地域に根付くための社会人大学院を開校いたしました。

開校の目的は、すでに存在している元来の昔からある地縁社会だけではなく、それぞれの知識、経験の分け合いを通じた、新しいかたちでの地元の人と人とのつながりをつくりだすことです。

開校から1年を終えて、延べの参加者数はなんと135人を数えました。そして、毎回毎回、噂や口コミで新しい参加者が増え続けてくれております。元々は近くに住んでいても顔さえ知らなかった方々が、道ですれ違う際にも「軽い会釈」をするようになってきました。

そして同時に、同じ想いを持ちながらも「どうやって最初の一歩を始めたら良いのかわからない」という方のために、誰でも“小さな一歩”を踏み出せるように“社会起業のレシピ”を作成しました。まだまだ道半ばではございますが、少しでもこの活動が他の地域に広がり、一人でもこの地域大学院のおかげで“地元に新しいつながり”が持てるようになってきたと感じられる一助になればと願います。

今回の本は、1年を振り返り、その奮闘と気づきの続編になります。地元素人が“ゼロから始めた小さな一歩”が、どのように日々現場で試行錯誤を繰り返しながら地元地域に広がっていくのかを、ぜひお楽しみいただければ幸いです。

1. さあ、1年を終えてどうなった?

1-1  1年続けるとどうなる?
(参加人数は?)

2020年9月に第1回目、そして2021年10月に10回目(Zoom特別クラスを3回を含め)を終えて、今までの延べ参加者数、及びメーリングアドレスの送付先の数を数えました。

結果は、延べ参加者135名、メーリングリスト(過去に参加したことがある方+ホームページなどでお問い合わせがあり、開催のメールをいただきたいと希望があった方)で47名になります。参加者はコロナ禍でもあり会場の人数制限もございますので、20名までですが、最近では毎回平均18名から20名程度の参加をいただいております。

また内訳をみますと、リアル(対面)で合計123名、Zoomで12名のご参加でした。コロナ禍との相関関係も強くありますが、緊急事態明けの会では満席20名の状態でございました。ちなみに最初の会はたったの6名でしたが…(笑)

(今の状況は?どんな方々がご参加されていますか?)

記念すべき最初の参加者はたったの6名です(笑)。内訳は、既知の商店街会長ご夫婦、地元落合の小学校PTAの卓球仲間2名、そして戸山地区で卓球をしている知人のご夫婦(奥様が私の知り合いでご主人を連れてきてくださいました)でした。

では、今現在ご参加されている人たちはどんな方でしょうか?
直近を見てみると、
21年9月開催のもので、まずは男女比でみると、参加者合計が18名で、男性:女性=8:10。若者(30歳未満):ミドル(現役世代):シニア(リタイア後)=1:12:5です。

また、元々地元生まれ:生まれは別の場所=4:14、初めてのご参加:2回目以上=5:13。様々な指標を基に毎回傾向を追いかけております。

「どんな比率を目指していますか?」という質問をよくいただきます。

正直、ゴールデン比率みたいなものを今は定量的に準備しておりません。ただいつも同じメンバーばかりでもなんですし、また特定の属性(おじさんばかり、女性ばかりなど)に偏るのでもなく、例えば、日本で生まれていない人や、様々な背景を持つ方々が、“落合中井が今は地元です”という共通項で繋がることを常に心がけております。

一つだけ言えることは、属性比率ではなく「地元地域でゆるいつながりをもつともっと人生が楽しくなりそうな人」にどんどんきていただきたいという願いです。

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次回の配信は3/1を予定しております。


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