共感の定義
半受講生、半アシスタントとして係らせていただいている某講座。
講師陣の想いがブワーっと溢れててうまくまとまらないのですが、一言でいうなら
あなたがあなたのために、あなたらしく生きれば、ひいては社会への貢献になる。
あなたが輝き出したら、廻りにも影響するから。
だからまず、自分とそのまわり半径3mから幸せにしていきましょう。
というコンセプトです(すでに一言じゃないし)
で、先日のワークは
「深く話を聞く」
同調でも同情でも感情移入でもない、NVCでいうところの「共感」とはなんぞや、を経験。
二人一組になり、
1. A(話し手)は5分間とにかく話す。話すことがなくなったり詰まったりしたらただ考えててもいい。(話のお題は講師から出されました)
2. B(聞き手)は5分間とにかく聞く。発言はせず、口以外の全身を使って聞く。相手が沈黙しても口は出さず、その仕草や表情を見る。
3. 話し終わったら、Bはその話の核となるもの(Aが一番言いたかったこと、大事にしたい事、「ここテスト出るから線引いとけよー」と思っている所)は何かを、カードの中から1枚選び、Aにプレゼントする。
(↑カードには「あたたかさ」「信頼」「自由」「おもいやり」などの単語が書かれています)
4. 2人で1分間、これを味わう(フリースタイル)
5. Aは、贈られたカードを見てどんな感じがしたかなどをシェア。そのあと、Bもなぜこれを選んだかなどをシェア。
6. A,B交代して繰り返し。
結果、もらったカードを見て「そう、まさにそういうアレなの!」または「思ってもみなかったけど、その感覚も近いかも」との感想が多数出ていました。
つまり、心を無にして全身で聞くことができれば、話し手が本当に伝えたい、大事にしている部分(これをニーズと呼んでいます)を感じとる力はだいたいみんな備わっている。この聞き方が共感。
「あーそうよねー!わかるわかるー」
「わたしもそうだったのーつらいよねー」
みたいな今まで「共感」だと思っていたやつとか、何かアドバイスしたくなったり、改善策を出してあげたくなったり、「わたしなんてこの前ね…」ってさらに上から被せてやりたくなったりする衝動は、この場合邪魔になりますねww ついやってしまいがちですが。
でも実際に「はい」や「えぇ」などの相槌すら挟まず、ただ黙って話を聞くということをしてみると、"どういう言葉をかけよう?"とか、"何て返せば感じがいいかな?"みたいな余計なエネルギーが不要なので、逆にすんなりと集中できた気がしました。
自分が話している時も、お相手はただ黙って頷いてくれてるだけなのに、「あぁ、ちゃんと聞いてもらえてる」という謎の安心感に包まれました。集中が伝わるんでしょうかね、ちょっと不思議。
っていうことを、目の前の相手だけでなく自分自身にも問いかけること、
「自分は今何を大事にしたいと思っているのか」を掘り下げるのが自分を知る、自分を大事にすることにつながるのかなと思いました。
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