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殿堂プレイヤーの解答・兄弟戦争シールド【第2回お団子杯】

 9月25日に「団結のドミナリア」環境シールドで開催された「第1回お団子杯」は、突如現れた殿堂プレイヤー・三原槙仁氏がチャンピオンとなった。


 そして、12月4日現在開催中の第2回お団子杯・兄弟戦争シールドイベントにも三原氏は参加しており、大会連覇に向けて3ラウンドを3-0で終えている。

 そんな強豪プレイヤーがどのようなプールを獲得し、どのようなデッキを構築したのかここでは確認してみよう。
 デッキリストとプールは以下のリンクから確認できる。英語表記ではあるが、実際にプールを操作してみることもできるので、「自分ならどう組むか?」と検討してみるのも良いだろう。

デッキリスト画像(MTGA)

 このデッキで目を引くところをいくつか挙げてみよう。

  • 複数のボムレアが存在している! 《包囲の古参兵》、《鋼の熾天使》、《金線使い、サヒーリ》どれも強力だ。

  • カードパワーは少し落ちるが、《威圧の杖》や《スランの蜘蛛》といったレアも採用しており、ロングゲームでも戦える構成になっている。

  • レアを引き込むためのドローソースが多く、レアで勝つという思想が見て取れる。

  • 2/3/3防衛の《沿岸の防壁》や、4/2/5の《回収任務の工作員》といったブロッカーで地上を固め、その間に空から殴り切るということも狙っている。

  • 除去は《解呪》と《服役》のみで少ない。《手厳しい反撃》がサイドボード落ちしている事実は要注目。

  • 3色構成になっているが、《進化する未開地》と《エネルギー屈折体》2枚を採用しており、サヒーリや《屑鉄造りの雑種犬》の赤も出やすい構成になっている。

サイドボード落ちした除去。3点は不足と見たか

 BRO環境のシールドはレアが活躍しやすい環境であり、ドローソースを豊富にする等、レアを軸にした非常に綺麗な構築になっている。多少除去が少ないものの、レアと飛行を押し付けることで対処を要求する形になっているようである。

 なお、サイドボードとして緑を採用するパターンも考えられそうだった。構築案は以下のリンクから確認できる。

サイドボードとしてあり得そうな白緑

 白緑の場合、《獣相のシャーマン》からボムクリーチャーをサーチしにいくプランが取れる。ランプ路線の取れそうなカードや、《強情なベイロス》のような肉質の良いクリーチャーを採用可能な点も好ましい。
 また、《ガイアの贈り物》という強力なバットリを2枚採用可能で、除去の質が高いコントロール相手からレアを守ったり、クリーチャーの質で押し込んでいくプランが取れそうに見えた。

 実際にこのようなサイドボードが行われるのか、今後のフィーチャー配信を期待しよう。


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