インド・コルカタにて綴る
私は今、インドのコルカタにいます。
ちょっとだけ、随想させていただきます。よければお読みください。
9月に一緒にルワンダに行き、それ以来仲良くなった友人の一緒に来ている。
コルカタの道端のベンチに座り、時折くる物乞いのご老人をかわしながら書く。
インドはこの前の6月以来。
この前は、デリー・アグラ・バラナシという観光名所めぐり。
(時間があったらこちらも読んでくれると嬉しいです。)
今回はコルカタ。昔はカルカッタと呼んだ。
イギリス帝国の首都があった場所。
あまり日本人がよく訪れるところではないと思うが、インド第3の都市?らしい。
インドに半年ぶりに戻ってきたわけだが、
まずやっぱりうるさい。
とりあえずみんなクラクションを鳴らす。インド人曰く、ストレスが溜まってるらしい笑。道ゆく人も大声。
雑多に連なる商店に、無数の人が行き交う。
ただ、物価はものすごく安く、デリーやベトナムよりも安い。電車は10円、ジュース17円、カレー100円とかそのレベル。
コルカタに着いたのは、2日前。
着いたのは深夜だったので、そのあとすぐ就寝。
次の日、街に繰り出すと、狭い路地に人と車両が無秩序に入り混じる、あのインドがあった。
ものすごく、心が満たされているのを感じた。
この自由で人間臭い感じを私はずっと恋しく思っていたんだなと思う。
コルカタは、デリーよりもご飯がうまい。特に魚料理は絶品だ。
またこれまでいろんな人が親切に助けてくれた。
もちろん、めんどくさく絡んでくる人もいるし、ぼったくる人もたくさんいるし、ベンガル語でなんか怒鳴ってくるおっちゃんもいる。
すごく多様性に満ちた国だなとつくづく。
というか、自由に生きている。みんなが。
でも、誰かの自由の行使が、他の誰かの自由を妨げたりするじゃない?
そんなふうに考えるから、特に日本人は自由に生きれないんだよね。きっと。
駅であったインド人が、インドは秩序がないと言っていた。
自由って、秩序がないことなのかな。
というか、インドには本当に秩序がないのかな。
さっき、バスに轢かれそうな女性を避けさせてあげてる人がいた。そんな優しさの光景は何度か見た。
インド人(の多く)は、きちんと他者に関心を払っている。
自分のことは自由にするけど、他者のことも気にかける。
自由と自由の衝突が、大惨事にならないのは、そんな、本来人間として当然持つべき他者への関心(優しさ)が、緩衝材になっているからなのかもしれない。
その優しさを、その自由を、インド人は失ってほしくない。
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