古典的ホジキンリンパ腫に診断された話

たくつかと申します。

がん宣告を受けて、治療を経て、5年が経過しました。だいぶ心理的に落ち着きが出てきたので、つらつらと書いていきたいと思います。医療従事者ではなく、一人の患者/がんサバイバーなので、細かい部分での間違い、勘違いはあると思いますが、ご了承ください。
また、私の場合、悪性リンパ腫なので、ひらがなの「がん」を使用します。

34歳で発症しました。妻、子供5歳と1歳でした。家は買ってちょうど1年ほど経過したくらいでした。
この時点の体内環境(?)は
・喫煙はしていましたが、1年半前に禁煙
・中肉中背
・運動は適度に週2程度でサッカー、毎日駅まで徒歩15分程度の往復
といったところなので、これといってストレスや不摂生があったわけではないです。病気って平等なんだなって思いました。

鎖骨の上辺りにコリコリしたものがあり、気になっていたところ、ちょうど会社の健康診断で心臓の位置が左側にずれていると指摘され、検査を受け判明しました。この検査には1ヶ月程度かかりましたが、始めの段階でリンパ腫だろうと見当は付いていました。ただ、どのリンパ腫に該当するかで、後の治療法が異なるため、それの分類を明らかにして、ステージを計測する期間でした。

検査は
・血液内科での触診、レントゲン
・生態検査 耳鼻科による生態検査が注射での抜き取りと、実際に腫瘍を摘出手術
・骨髄検査・腰椎穿刺 背骨の間に針を刺して、髄液を抜き取って検査をする。血液、リンパ液を作るところが骨髄で、そこにガン細胞があるか無いかを確認します。これがメチャクチャ痛かった。まず、注射針を入れる所に3箇所に分けて20回くらい麻酔針を刺し入れて(この段階で既に痛い)、その後に抽出針を入れるのですが、圧迫感があり、今までで一番痛かった。しかもその後2,3時間した後に、すさまじい頭痛が襲ってきました。あれはもうやだ。
・PET検査 これは治療後も定期的に行われるので、慣れます。自分の体重に比例した、がん細胞の好物のブドウ糖(に近い)液体を注射して、それに集まったがん細胞を一時間経過後に専用装置で撮影して、3Dで認識するという検査です。


この検査を経て、古典的ホジキンリンパ腫のステージⅢと診断が出て、宣告となりました。一部ネットでは、横隔膜を境に上半身、下半身に腫瘍があるとステージ3となっていますが、胸の部分の腫瘍がこぶし大と大きいため、そこに分類されたと聞いています。

また、告知、宣告はサクッと突然、行われました。「あ、ああ、そうなんですね」っていう。主治医からの説明だと個人情報保護法の観点から、親族だけには伝えて、本人には黙っておくとかってことは無かったです。私的には検査と並行して、自分で生存率だとか、今後どういった治療が行われるか、セカンドオピニオンの必要性を把握したかったので、有難かったです。

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