【教員向け】子どもが1歳になったらときの「ワイフ扶養IN」忘れに気をつけよう。


いつもありがとうございます。
『ハンター×ハンター』の最新話掲載とコミック最新刊発売決定のネット記事を発見して嬉しすぎて喜びが隠せない、学校事務のタクトです。
#昔からずっと一番好きな漫画
#1年9か月ぶりだって
#嬉しすぎて同期にラインで記事をシェアしちゃった
#てか復活のたびにラインしてる

さて、今回は、久々に?先生たちに向けて、しかも手当(給与)の関係の記事です。


先生が事務手続きで嫌な思いしないために。

僕は、基本的には、今回みたいに学校の(教職員の)事務手続きのことをあまり書くつもりはありません。
理由はシンプルで、僕じゃない他の人でもできること・・・というか僕より上手にわかりやすく説明できる人やサイトや記事がたくさんあって、僕がそういった記事を書くより、そっちを見てもらった方が絶対に良いからです。

でも、その反面、事務手続き上のことで、先生たちが損をしたり、嫌な気持ちにならないようにサポートしたいという気持ちはいつもあって、「あー、ここちょっと頭の隅に置いといてもらうといいのになーと思う場面にときどき出会うことがあります。

ので、そういったこともnoteでちゃんと記事にして残しておけば、いつかどこかでどこかの先生の助けになることもあるかなと思い、記事にしていこうと思いました。
今回は、その第1弾です。

あらかじめ断っておきますが、前述したように僕は「事務処理の手引き」的な内容を書くつもりはさらさらないです。
あくまで、「先生たちが手続きのときに損しないための、気づきのキッカケにしてもらうこと」を目的にしています。
なので、全てを網羅するような内容ではありませんし、細かい制度の説明はしませんし、厳密には正しくない表現を使うかもしれませんし、きっと例外のパターンもあります。
#これが全てだと思うなよ

でも、それで良いと思ってます。
なぜなら、僕は各学校の学校事務職員さんを信頼してるので、実際に動き出す(手続きをする)ときには、あなたの学校の事務職員さんが確認して進めてくれると思っているからです。
#つまり実際には所属校の事務職員に相談を必ずして確認してみてくださいと言ってます
#伝わるよね

配偶者が育休取得した(している)先生へ。

最初なので前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、ようやく本題です。

今回は、自分のお子さんが産まれて配偶者が育児休業を取得し始めた先生に伝えたい内容です。

結論から言うと、「お子さんが1歳になるタイミングで、配偶者を扶養に入れるのを忘れないでね!」です。
#もうホント今日はここだけ覚えて帰ってくれればいいです

扶養手当の届け出をするタイミング

まず、前提として、子や配偶者などの家族の収入がゼロに(もしくは少なく)なれば、自分の扶養に入れることができ、手当(お金)がもらえます。
#ここまではみなさん何となく頭にイメージできてるはず

なので、家族の出産に当たって、扶養手当の届け出が必要なタイミングはだいたい3回あります。(ここでは夫目線、妻が育休取得する場合で。)
#だいたい

1回目:子どもが産まれた時(ベビー扶養IN)


ここで、産まれてきた子を扶養に入れ・・・扶養INします。
#扶養IN
#完全に今思いついて使いたくなっただけ

なぜなら、産まれてきた赤ん坊は収入がゼロだからです。
#当たり前のことをゆっくり言ってます

そして、出産から1年後・・・

2回目:子どもが1歳になる時(ワイフ扶養IN)


ここで、育休中の妻を扶養INします。
なぜなら、このタイミングで育児休業手当金の支給が終了し、妻の収入がゼロになるからです。
#育児休業手当金の支給期間は子が1歳になった日の前日まで
#それより前に復職した場合は別


そして、ここのタイミングが割と抜け落ちやすいんです。

よく学校事務職員から、「家族の状況に何か変化があれば手当に関わる場合があるので、相談してくださーい。」みたいなアナウンスされることがあると思いますが、この状況では中々変化があるとは気づきません。

なぜかと言うと、職員(夫)からしたら、赤ちゃんはあいも変わらずかわいいかわいい。妻も育休であいも変わらず家にいて家事育児に奮闘中。特にイベント(変化)は起きてないからです。

また、学校としても気づきにくいという側面もあります。
事務職員としては扶養手当をすでに受けてる親族については、データ(書類)上こちらも把握できるし返納のリスクもあるため注意して気にしてますが、扶養手当対象外にいる親族については基本的に手当上はこちらにデータ(書類)が無いので状況を把握するのが難しいです。

特に事務職員や該当者本人の人事異動によって、関わる事務職員が変わってしまうと、①「あの職員の子が1歳になる時期だな」⇒②「育休手当金の支給終了か?」⇒③「無収入になるなら扶養IN手続きを案内するか。」とまでは、中々いきません。
本人or前任事務職員から、後任事務職員への引継ぎが上手くされなかった場合は、そもそも①に気付けないことも多々あると思います。

な・の・で、本人が届け出を忘れてしまうと、せっかく扶養に入れれるのにスルーされて入ってないまま。しかも届出してなくて手当もらえてないだけ(誤って受給してるとかじゃない)だから、スルーされてる状況に気付かれない。ということが起きます。

そして、最後3回目のタイミングです。

3回目:妻が復職するとき(ワイフ扶養OUT)


ここで、職場復帰する妻を扶養OUTします。
なぜなら、このタイミングで今まで育休中で収入がゼロだった妻が収入アリに変わるからです。

サポートするけど、あくまで自己責任。だからこそ・・・。

以上です。だいたいこんな感じで押さえておくと良いと思います。
何度も言いますが、伝わりやすさを優先してあえて細かい説明を省いてるので、タイミングタイミングで所属の事務職員さんに相談して手続きを進めていくようにお願いします。

また、今回は、学校側(事務職員側)の視点も併せて書きましたが、私たち教職員の手当は、「本人の届け出」によって“のみ”認定されるものです。つまり、届け出の有無についてはあくまで自己責任になってしまうということです。

僕はいつも先生たちに、「何事も、事前に相談さえしてくれれば、必ず力になります。逆に、事前でなく、事後報告・相談だと守り切れないことがあります。気になることがあれば何でも良いので先に相談をお願いします。」と、伝えています。

僕たち事務職員もできる限りの先生方へのサポートはしていきたいと思っていますが、あなたの状況を知ることができるのは“あなただけ”です。

手当に関わるかどうかわからなくても、身の回りのことで変化があったら、気になることがあったら、気軽に事務職員と教員が相談できる関係性が最高だなと思います。

学校現場からは以上でーす。




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