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本番前に“終わっている”感覚までもっていく体育主任。

いつもありがとうございます。
めっちゃ美味いけど、捨てるときにスッキリしないお菓子ナンバーワンは「プリングルス」だと思っている学校事務職員のタクトです。

#何ゴミで捨てるのが正解なんだ


先日、僕の学校の運動会がありました。

運動会終了後の職員打ち合わせの体育主任からの挨拶。

その挨拶の中で、

「最初に勤めた学校で、そのときの体育主任が運動会の後の職員への挨拶で、『〇〇先生がこれをやってくれて、△△先生はこれをやってくれていて、自分は1日運動場に水を撒いてただけでした。先生方のおかげで無事に終わりました。』と言っていた姿を見て、運動会での体育主任の仕事というのは、自分が全部動こうとするのではなく、自分が当日にフリーでいられるくらいに先生方が運営しやすい段取りをすることだと学びました。」

と言った話がありました。

この話を聞きながら、前に勤めていた山奥の学校でのベテラン体育主任の先生が言ってた言葉を思い出しました。


「運動会って、自分の中では当日の朝には終わってるんだよね。」


その先生曰く、

前日までに準備が完了しているのはもちろん、本番の流れが全部イメージできているし、途中で起こり得るアクシデントや展開も全て想定して対応できるだけの準備までし終えて当日の朝を迎えているので、当日の朝にしかできない荷物準備が済めば、開会式が始まる前には全てをやり終えてる状態になる。と。


もちろん本番で実働無いというわけではないし、子どもたちをないがしろにしたり制限したりして運営していくというわけではないのですが、本番になっちゃえば、子どもたちがどんな動きをしようが大丈夫。

様々な状況を想定し戦略も立ててある上で手札も用意してあるので、あとは展開に合わせて用意したカードを切っていくだけの作業なので、「運動会」という仕事は、すでに“終わっている”感覚になるそうです。


この先生は本当に綿密に計画を立てて準備される方なので、少し極端な例かもしれませんが、最初に話した「当日は自分がフリーで動くだけでよい状態に持っていく。」と言っていた先生も感覚的には同じなんだと思います。

運動会という行事の運営については、中々大変です。
やっていることが“競技”、そして“子どもたち”の動きが中心なので、どうなるかわからない中で順位がつく、ケガや事故の心配もある、その上、ほぼ全て保護者が自分の子にすごく期待を寄せて見に来ている。子どもの能力や意識もそれぞれ、保護者の方の運動会に対する思いや考え方、気になるところもそれぞれ。

そんな中、トラブルなく、どの子も家庭もそれなりに納得感があって「楽しかったー!」となれるようなゴールにもっていくのは生半可なことじゃありません。


運動会に限らずこういった学校行事の場合は、あらゆることを想定して練習と準備を重ね、ここまで準備したら「致命的な事故や失敗は起こりようが無い」というとこまで追い込んでやっているし、その必要がある。(もちろん、毎年行うものなので、トライ&エラーの積み重ねがたくさんできているというのもそれを可能にしている要因の一つです。)

運動会における体育主任の立ち振る舞いやマインドセット。

僕も見習っていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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