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【GGST】RATING UPDATEの更新が止まっているというお話

 どーも、明けましておめでとうございます。私の正月は雪かきと睡眠で終わりましたが、みなさんはいかがでしたか?ボチボチ仕事始めの方も多いんじゃないかと思います、出来ればもう一度学生の頃のような長期連休を過ごしてみたいものですねー。

 さて、今回はタイトル通り私の記事でも度々データを丸パク引用させていただいていたサイト、「RATING UPDATE」の更新が止まっていることについての話です。

 GGSTでは前回のVer1.24アップデートが2022年12月14日に適用され、そこからサイトの更新が止まっているためクロスプレイの実装でPS版とPC版のプレイヤーデータが共通化されたことが原因なんでしょうね。これまでデータを引っ張ってきていたところが使えなくなったんだと思います。

23年にはリリース予定のXbox版とのクロスプレイも実装予定だそうで

 まあ今後クロスプレイに対応した新しい「RATING UPDATE」が出来るかもしれませんし、出来ないかもしれません。別に私がこのことに対して何か言及する必要は本来ありません。

 しかし、それでもあえて今回私がこの話題を取り上げたのには理由があって、それは私の記事の中で二番目に多く読まれているのが『RATING UPDATEというサイト①』の記事だからです(ちなみに一番はウメハラ信者の記事)。

順位で言うとこんな感じ、レートへの関心を持っている方はけっこう多いのかもしれません

 「RATING UPDATE」というサイトがきっかけで私の記事を読んでいただいた方もいらっしゃるでしょうし、今一度格闘ゲームのレート、ひいては格闘ゲームの勝ち負けについても考える良い機会になるかもなーと思った次第です。

 とりとめのない話になるでしょうが、どうかお付き合いいただければ幸いです。

1.レートが分からないと困る?

 今後「RATING UPDATE」の更新が止まったままだとすると、自分や対戦相手のレートを確認出来なくなります。今までは個人の方がサイトを運営されていたそうですので、こればっかりはどうなるか分かりません。

 「それは困る!」という人もいらっしゃるでしょうが、私個人の考えを言わせていただくのであれば、別にレートなんて分からなければ分からないでいいんじゃないかと思う気持ちが今は強くなっています。

 なんでしょうね、いちいち自分のレートなんて気にしなければいいだけの話なんですが、なまじ「RATING UPDATE」というサイトがあるとついつい見に行ってしまうんですよね。

 それでたまに自分のレートを確認して、その結果に一喜一憂して、ということを繰り返していると、やはりどこかでランクマッチを敬遠する気持ちが出てきていたんじゃないかなと思います。なんかこう、守りの姿勢に入ってしまっていたというか、少なくとも健全な姿ではないというか。

 もちろん、これは「RATING UPDATE」ではなく私が悪いだけの話です。GGSTで廃止されたレーティングをわざわざ見に行って、それでやる気を削がれていれば、我ながら世話がない話だと思います。

2.勝つことのリスク

 しかし、恐らくですが程度の差はあれどそんな私と同じようにレートを気にしてしまっていたプレイヤーの方も一定数はいらっしゃったのではないかと思っています。

 まあ上手くいっている内は問題無いんでしょうが、定期的にゲームバランスの調整が行われていく中で安定して結果を出し続けるのは容易ではありません。負けが込んできた時にレートを気にし出して、逆にそれで上手くいかなくなってしまった経験のある方もいるのではないでしょうか。

 そんな「レート」の話にも通ずる「勝つことのリスク」について、以前読んだウメハラさんの著書にとても参考になることが書かれていましたので紹介させていただきます。

勝つことは、実はリスクでもある

普通、勝てばほめられる。
確かに勝てば僕だって嬉しい。
だが、 実は勝つという行為には大きなリスクが隠されていることを、ほめられている人のほとんどは意識していない。

何かに勝てば、「勝った人」として、一段高いところに登る。
勝ち続ければ、どんどん押し上げられていく。


しかしそれは同時に、落下する際のダメージを大きくしていることにもなるのだ。

梅原大吾. 勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)より引用

僕は14歳のときにゲームにおいて日本で一番強いと自覚したが、
あるゲームの全国大会で優勝して最強と言われている人がいた。

だが、当時の彼は勝負を執拗に避けていた

実力はトップレベル、テクニックも一番だったと思うが、
優勝してからは負けるのが怖いのか、試合を申し込んでも
「今日は気分が乗らない」とかの理由で断られた。

とはいえ、そんな彼を負かしたいとは思わなかった。
まるで自分を見ているようだったからだ。

梅原大吾. 勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)より引用

 勝ってレートが上がる、そうすると負けてレートが下がるのが怖くなる、その結果として対戦自体を避けるようになる、上記の話と一連の流れはほぼ同じだと思います。

ある一定の立場になると、それに固執してしまうのもまた人間

 続く文章でウメハラさんは、「勝ち続ける意思が無いなら最初からこういった勝負事はやらない方が良い」とまで言っています。自分が成長し勝ち続けるためには、目先の勝ち負けよりもっと先を見据えた姿勢で臨む必要がある、と言うのは簡単ですが実践するのは非常に難しいです。

 昔のゲームセンターでは、それこそバッチバチの真剣勝負にしか興味の無い尖ったプレイヤーが多かったイメージですが、現在はネット対戦が普及し、幸か不幸かプレイヤーの年齢層も上がってきています。もっとライトな楽しみ方を求める人も増えてきていますから、尚更でしょうね。

3.とはいえ困ることもある

 というわけで、私は年末の繁忙期を終えた直後なので特にそう思うのかもしれませんが「RATING UPDATE」の更新が止まってどこかホッとしている気持ちがあるのが事実です。ゲームする時間が十分取れればまた違うのかもしれませんが。

 しかし、レート以外にも有用なデータが参照出来ていたのが「RATING UPDATE」というサイトです。各キャラの勝率使用率といったものを見れなくなるのは記事のネタに出来なくなるから非常に困ります。もう少し公式でも開示してくれるデータを増やしてくれるとちょうどいい気がするんですけども。

4.まとめ

 多くの人に読んでいただけた記事を執筆するきっかけとなってくれた「RATING UPDATE」。今後の更新については不明ですが、非常にお世話になったサイトなのは間違いありません。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 また私もバトルバランスの調整が入ったばかりですので、目先の勝ち負けにこだわらず数をこなして、先に活かせる経験値を溜めていくことを考えていきたいと思います。

 それではここまで付き合っていただいた方はありがとうございました。長らくキャラ対策の記事は書けていないので、次はその辺りにも手をつけられたらと思っています。ではまた。


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