呼吸がしにくい

日々、日常で呼吸をしている中で、正常に呼吸を行えているケースは意外と少ない。

昨今、色々な呼吸法が紹介されているが、そもそも呼吸するだけの可動域を持っていない人が多く存在している。

呼吸に可動域?

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という言葉はすごく違和感を感じるかもしれないが、実際に呼吸はいくつかの関節が動くことによって成り立っている。多くの書籍は呼吸には横隔膜が重要と位置付けていることかと思う。自身もそれに特に異論はない。

しかし、どんなに横隔膜を意識しようとも呼吸ができない人は存在する。

今回はその中で、肋骨の動きが低下していることで呼吸がしにくい人にスポットを当て、記事を書くこととする。

呼吸と肋骨の関係

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そもそも呼吸する時にはどのように肋骨が動いているのだろうか?

呼吸時の肋骨の動きを表現する言葉として

◉ポンプハンドルモーション 

◉バケットハンドルモーション

■肋骨前方回旋

■肋骨後方回旋

上記の用語が存在する。

肋骨の動きの特徴として肋骨が持ち上がる動きやそこから元の位置まで戻っていく動きが存在する。それらの動きを表現したのが上記の用語となる。

では、呼吸が上手くできない人はどのようになっているのか?

それは上記の動きが上手くできない状態になっているということである。

では、なぜそうなるか?

肋骨も関節運動のため、関節が動かなければ呼吸ができないのである。

巷で多くの呼吸法の本を見ることも多いかと思いますが、呼吸の問題にそもそも動きの悪さに触れている本はそう多くはないかと思う。

肋骨の関節が硬いとは?

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下記のように

Ex:胸板が極端に薄くなっている方

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Ex:胸の筋肉があるわけではないが胸板が厚いような鳩胸の状態

胸椎伸展

Ex:身体を捻った時に捻りにくさを感じる方

上記に該当する方は肋骨の動きが制限されている可能性が非常に高いです。

上記に当てはまり、かつ呼吸がしにくい方は肋骨の可動域を拡げるためにケアすることをお勧めします。

肋骨の可動範囲を拡げるセルフケアの一例

今回は胸板が薄い人の改善方法の一例を挙げます。

胸板が薄い方は肋骨の周りの皮膚も薄く、硬くなっているケースが多く存在します。

下記の図のように肋骨を取り巻く皮膚が硬くなることによって肋骨の拡がりが得られず、タイトルにあるように「息がしにくい」という状態に陥ってしまいます。

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そんな胸板が薄くなって呼吸がしにくくなってしまった方は…

👆 肋骨を取り巻く皮膚をつまんで、持ち上げるようにしてみてください。

👆 また、つまみ上げた状態のままで深呼吸をしてみてください。

呼吸がしやすくなったことを感じるかと思います。

※すごく硬い方はつまむことができないので、両手で寄せてみてください。

※すごく硬くなっている方は痛い場合もあるので徐々に行ってください。

呼吸しにくい方はぜひ、肋骨の可動域を拡げて、新鮮な空気を身体に取り入れるために上記のセルフケアを行ってみてください。

また、継続して続けていくことで肋骨の動きが出やすくなり、関節の動きが徐々に拡大して身体が捻りやすくなったり、首の張りが軽減したりするかと思います。

息がしにくいと感じる方はぜひ!

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