なぜ煉獄さんは猗窩座に負けたのか?どうすれば勝てたのか?

ノリハラです。『鬼滅の刃の映画・無限列車編』面白かったですよね。個人的には、煉獄さんの壱ノ型が見れたが見れただけで十分に満足でした。不知火! かっこよかったですよね。

まだ未購入の方がいましたら、ぜひ内容を確認してみてください!

無限列車編は7、8巻です

鬼滅の刃をジャンブ掲載時からおいかけていた私は、映画の結末も話の展開も知っていました。下弦の鬼である魘夢との戦いは前座に過ぎず、それが終わってからの猗窩座との戦いこそが映画の本番であると、原作既読組は全員同じ気持ちだったのではないでしょうか。

映画の結末、それは煉獄さんが猗窩座に負けて死ぬことです。あの話のインパクトは原作でも凄まじいものがありました。

上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか

音柱・宇髄さんと同じ感想を持った人も多くいるでしょう。猗窩座強すぎ! と絶望感が凄まじかったです。直前に「柱までは一万歩ある」なんて炭治郎が言われた後での敗北だったのもあるかもしれません。

(※いまさらかもしれませんが注意:鬼滅の刃のネタバレを多く含みます)

ただ、バトルものの宿命なのかもしれませんが、その後炭治郎や柱達はどんどん強くなっていきます。最終的には猗窩座、そして無惨を倒すほどに成長します。

そうなるとこのような疑問が出てきます。

「あれ? 煉獄さんって弱かったんじゃない?」

インフレするバトル漫画の中のインフレについていけなかったやつ…煉獄さんがそんな扱いになっているのではないか? 私の周りでもそのような話が時々起こりました。

そこでこの記事では「そもそも煉獄さんは弱いのか?」というところから議論を始め「どうすれば煉獄さんは猗窩座に勝てたのか?」ということについて私なりの考えをまとめていきます。

そもそも煉獄さんは弱いのか? いや、弱くない。

結果だけを見れば皆さんご存知の通り、煉獄さんは猗窩座に負けてしまいました。そしてその後、他の柱達は猗窩座より強いと予測される黒死牟や無惨を倒しています。

そう考えると猗窩座に負けた煉獄さんはあれだけ強い強いと言われていたのに全然弱いじゃん、と一瞬考えます。

本当に? と考えもう一度猗窩座戦を見直して見ます。すると、煉獄さんと猗窩座の戦いにおいて両者の実力はかなり肉薄している様に見えます。

というか猗窩座切られすぎ…お前人間だったら死んでる。武人っぽいこと言っている割にそんなんでいいのか?)とか、考えてしまうレベルです。羅針とかいうわけのわからん術にも頼っているし…猗窩座が武人としてはそこまで強くないことはおいておいて(猗窩座も鬼の回復力前提の戦いをしていたかもしれないので)とにかく「鬼としての猗窩座」を一つの指標として考えます。

実力が拮抗していることを象徴するのが、何より最期の「後少しで首を切りかけ」た場面です。捨て身であったとはいえ、煉獄さんは素手で猗窩座の攻撃を受け止め、猗窩座を陽光のさすところに足止めし、後少しで首を切りかけました。

さらに映画を見てもらえればわかりますが、それ以外のバトルシーンでも猗窩座と煉獄さんの実力は拮抗している様に見えます。(この記事では映画も正しいと考えます。原作主義者の方とはちょっと意見が異なるかもしれません)

つまり、本当に、あと僅かな差だった、と私は思います。後少し、何かが違っただけで、煉獄さんは猗窩座に勝つことができたはずです。

勝つ方法1 炭治郎を守らない

煉獄さんの不利だった点は(人間なので傷が治らないなど色々ありますが、それは根本的なことなので、状況が変わりうることとして)炭治郎や伊之助を守りながらの戦いだった、ということです。

最終戦のように炭治郎が助太刀に入らないまでも、もっと遠くで戦いに関係のないところにまで炭治郎や他の乗客が逃げていたら、煉獄さんにも他の戦い方があったかもしれません。

実際に猗窩座は「弱者に構うな! 俺に集中しろ!」と煉獄さんに投げかけています(根拠として弱い気もしますが)。少なくとも煉獄さんはあの場で「逃げる」という選択肢が残されていませんでした。自分の有利なポジションに猗窩座を呼び込む、ということが許されない状況だったのです。

平たく言えば人質を取られているという不利な点があった、ということです。

逆に言えば煉獄さんは炭治郎やその他の乗客を守らなくて良い最終戦の無限城のような場所であれば、力を存分に発揮できたのではないかと考えます。それだけで精神的なゆとりができ、戦術の選択肢が広がったのではないでしょうか。

勝つ方法2 痣を発現させる

痣を発現させる…これは「煉獄さんがもっと強ければ勝てたと言っているのと同じことじゃないか。方法じゃないぞ」と考える方もいるかもしれません。

ですが、痣の発現条件を考えると必ずしもそうではないと私は思いました。というのも、痣の発現条件を思い出すと「体温と脈拍を上げる」と「誰かが痣を発現させると連鎖的に広がっていく」というものがあります。この内「誰かが痣を発現させると連鎖的に広がっていく」が鍵です。

猗窩座と煉獄さんの戦いの前に炭治郎が痣を発現させていれば、もしかしたら煉獄さんも痣を発現させていたかもしれません。実際、甘露寺も時透もその後の戦いで特に修行もなく痣を発現させていました。

単純にタイミングの問題だったんです。もう少し早く炭治郎が痣を出していれば、きっと煉獄さんも猗窩座戦では痣を発現して戦っていたでしょう。これまで見てきたように、猗窩座と煉獄さんの実力は僅差ですから、これだけできっと煉獄さんは猗窩座に勝つことができるはずです。

勝つ方法3 透明な世界に入る、のは必要ない

最終戦まで読みすすめると、透明な世界に入る、というのも一つの勝利条件であるような気がしてきます。なにせ羅針をかいくぐるために必要な条件ですから。

ただ私は個人的には透明な世界に入る必要はないんじゃないかな、と思っています。理由は単純で無惨や童磨は透明な世界に入らずとも猗窩座に勝つことができるからです。

もう一つの理由は、透明な世界に入るのは強くなった結果起こりうることであり、武術をある程度極めた人がたどり着く領域だと考えられるからです。この辺がちょっとややこしくなってきたので一旦、スポーツで例を出すと

痣……ラケットに近い取替可能なもの
透明な世界……その人の実力が反映されたもの

と、考えています。そしてこの記事では「煉獄さんの実力」を考えていますので、いかに煉獄さんに「違うラケットをもたせるか」を考えています。この記事では「ラケットが違えば煉獄さんは勝てたのになー」をやりたい、というわけです。

(ただ煉獄さんが透明な世界に入るIF小説とかあったらそれはそれで読みたいですけどね)

勝つ方法4 赫刀を発現方法を知っておく

赫灼も実力を反映したものなのか、それともラケットのようなものなのか、判断が分かれるところです。ここではとりあえず「方法さえ知っておけばよかった」という点でラケットのようなものとしておきます。(知識も実力だ、という主張もあるとは思いますが、、、)

というのも、蛇柱・伊黒は自身の握力で赫刀を発現させましたが、コミックスを読むと伊黒は煉獄さんに比べて力が弱いことが示されています(伊黒さんは、痣によるパワーアップはあるかもしれませんが)。ということは、握力により刀を赤く染めること自体は煉獄さんにも可能だったわけです。

赫灼を使えば鬼の回復を弱めることができます。煉獄さんは猗窩座に対して何度も斬撃を加えています。実際はすぐに回復されてしまいましたが、赫灼を用いていれば、攻撃の効果が持続し、首を切らずともそれだけで猗窩座を戦闘不能にできたかもしれません。

(それにしても何で握力で刀が赤く染まるんだろう? 誰か万力とかで試さなかったのかな?)

留意点 猗窩座の攻略条件が無理ゲーすぎる、でも煉獄さんなら…

ここまで「こうやったら煉獄さんは猗窩座に勝てる!」という話をしてきました。ですが、最終的な「猗窩座を倒す」方法はなかなか難しいといえます。

詳細は割愛しますが、簡単に言うと、猗窩座を倒すためには

・陽の光に当てる
あるいは
・猗窩座が過去の猗窩座自身との折り合いをつける

以上どちらかの条件を満たさなければなりません。要は猗窩座は首を斬るだけでは倒せないのです。

特に2つ目なんてほとんど無理に見えます。炭治郎が、それこそ長男だったからこそできた芸当だったのかもしれません。運の要素もかなりあったように見えます(刀のすっぽ抜けなど、ここの詳細は省きます)。

ですが、煉獄さんなら猗窩座に対して、炭治郎と同じ様に過去を想起させることができるのではないか、と私は思います。この点、義勇さんはちょっと厳しいような気がしています。

なにせ最終局面まで煉獄さんは炭治郎の心の支えになっていますからね。触れ合った時間は一瞬でしたがポジション的は心の師匠だったのではないかと思います。

さて、今回は以上となります。ここが違う、私はこう考える、などありましたらコメントもらえると返信いたします。

ご覧いただきありがとうございました。

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