オフィス vs リモートより本質的に大事なこと

最近、GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた を読んで、以下の文章が目に留まった。

実は私たちの仕事の多くは「非同期」で行われています。大半の業務が非同期で行われているのであれば、GitLabの洗練された非同期業務スタイルはオフィス中心のカルチャーを持つ組織にとっても効率化を進める上で役立つはずです。

Gitlabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた

現在の勤務先は、会社全体をみた時にはフルリモートが中心のハイブリッドという状況。米国、日本、ポーランドにオフィスがあるものの、必ずしもオフィスの近くに住んでる人ばかりでなく、フルリモートで働いてる人もたくさんいて、オフィスの近くに住んでるからといって、特に出社義務なども存在しない。

一方で、最近の自分はほとんど毎日オフィスに行っている。毎朝、子供たちを小学校に送っていく必要があるのと、自宅からオフィスまで車で 10 分もかからないことが大きい理由。それに、オフィスで顔を合わせて雑談したり、ランチしたり、そういうのも楽しいし、刺激になるので、特に理由がなければ出社することにしてる。ただ、それなりにリモートワークをすることもあり、例えば、子供の夏休みの間は日本に一時帰国して、およそ一ヶ月間リモートワークをしていた。

オフィスワーク vs リモートワークはよく話題になるが、オフィスワーク中心の会社やリモートワーク中心の会社でそれぞれ働いてきて思うこととして、個人がそれぞれ好きな方法で働いたらいいと思っている。オフィスと自宅でオンオフを切り替えたい人もいれば、自宅で晩御飯の仕込みをしながら働きたい人もいれば、色々な人がいるので、それぞれの人が楽しく快適に生活しながら成果を出しやすい環境になっていればそれでいいと思う。

本質的に大事なことは、オフィスで働いていようが自宅で働いていようが、大半の業務が非同期で行われるという前提の中で、非同期コミュニケーション・同期コミュニケーションをうまく使い分けて効率的に楽しく快適に仕事ができるように、組織全体のコミュニケーションをデザインして、メンテナンスしていくことだと改めて思ったので書き残しておく。

GitLab の本は、そのあたりで、現在の勤務先の会社全体あるいはチームではまだまだ改善するところがたくさんある気づきを与えてくれる良い本だった。

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