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名前に込められたストーリーを探る

「モノや言葉が溢れている時代だからこそ、『意志』という土台見つけることが大切だ」。そのように語り始めた阿部さん。言葉の企画3回目だ。今回のテーマは、名付け方。事前に出された課題は、『あなたのまわり(社会・仕事・趣味・家庭など)で、よく見掛ける事象に名前をつけてください』とうものだった。

確かに、1つの1つの物事には、必ずと言ってよいほど「ストーリー」が存在している。例に出されたのは、「じもと食堂」。最近、注目されている「こども食堂」という名前は、貧困家庭などのイメージが強い。そうではなく、「知らない人と食事を楽しむ、地域の人には赤の他人なんていない」という想いを込め、恵比寿を中心に行っている活動を「じもと食堂」と名付けたそうだ。例を挙げれば切りがない。名付けには、必ずストーリーがある。自分の名前にだって、親の思いが込められていることだろう。なぜ、その名前が付けられたのか、そんな「土台」まで踏み込めるか。そんなことを阿部さんは課題でも伝えたかったのだろうか。

今回は、様々な名付けがあった。その名付けには、必ずその名に込められたストーリー、土台がある。そのストーリーを知ることが大切だと思う。

今回の課題で思ったのは、事象を見つける難しさ。普段、様々な事象が身の回りでは起こっている。でも、それを名付けようという目では見ていない。でも、事象を名付けようという目で見ると、様々な世界が見えてくるかもしれないと感じた。違和感や「なぜ」という気持ちは持っていたい。

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