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動画解説:95%の人がS&P500指数に勝つチャンスはない

この動画では、チャーリー・マンガーがインデックスファンドに関する懸念や市場全体における影響について述べています。


ファンドの流動性の問題

(0:00 - 0:38)
チャーリー・マンガーは、インデックスファンドの普及が市場危機時に流動性の問題を引き起こすかどうかについての質問に対し、S&P500のインデックスファンドは市場の75%を占めているため、大きな問題にはならないだろうと述べています。しかし、理論上、すべての人がインデックスファンドだけを購入するようになると、期待通りには機能しなくなる可能性があると指摘しています。

インデックスファンドの限界と過去の事例

(0:38 - 1:20)
マンガーは、Nifty Fiftyと呼ばれる過去の例を挙げ、特定の銘柄や狭いインデックスに過剰に集中することで、自己破壊的な状況が発生する可能性があると説明しています。Nifty Fiftyのケースでは、特定の50銘柄が過剰に買われ、最終的にそれらの株価が暴落しました。

インデックスファンドの長期的な影響

(1:20 - 2:01)
マンガーは、S&P500のような大規模なインデックスは市場全体の3/4を占めているため、Nifty Fiftyのような問題が発生することは考えにくいと述べています。しかし、市場全体が完璧に機能することは永遠には続かないとも警告しています。

プロの投資家にとっての問題

(2:01 - 2:43)
インデックスファンドの普及により、多くのプロの投資家が長期的にインデックスを上回ることがほとんど不可能であるため、絶望感を感じているとマンガーは述べています。多くの人々は、自分のお金を運用するためにプロを雇えばインデックスを上回る結果を得られると期待していますが、正直で賢明な投資家はその期待に応えることができないことを理解しています。

過去との比較と現在の状況

(2:43 - 3:21)
マンガーは、過去には投資管理者が高額な報酬を得ていたが、現在では大規模な資金を管理するための手数料が低下していると指摘しています。特に、アメリカの株式市場に投資する場合、手数料は20ベーシスポイント程度まで下がっています。

バークシャー・ハサウェイの成功の秘密

(3:21 - 4:14)
マンガーは、バークシャー・ハサウェイの成功は50年間で年間2回の決定に基づいており、大規模なポートフォリオや細分化された管理によるものではないと述べています。インデックスを上回ることがいかに困難であるかを強調しています。

市場の進化とアルゴリズム取引

(4:14 - 4:54)
アルゴリズム取引の進化に伴い、同じ戦略を使う人が増えることでリターンが低下するという市場全体の現象について述べています。これは市場全体においても同様であり、全体としてリターンが押し下げられていると指摘しています。

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