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YouTube「しげ旅」チャンネル データ解析 #YouTube #データ解析

旅チャンネルの代表格である「しげ旅」のチャンネルデータを解析してみました。あんまり旅してないのですが、動画を見ると旅した気分になれますね。


「しげ旅」基本データの計算結果

  1. 平均再生回数とバラツキ(3σ):

    • 平均再生回数: 283,696回

    • 3σ範囲の再生回数: 950,320回

  2. 平均いいね数とバラツキ(3σ):

    • 平均いいね数: 3,415件

    • 3σ範囲のいいね数: 9,191件

  3. 平均コメント数とバラツキ(3σ):

    • 平均コメント数: 211件

    • 3σ範囲のコメント数: 757件

  4. 平均動画時間とバラツキ(3σ):

    • 平均動画時間: 1,196秒(約20分)

    • 3σ範囲の動画時間: 2,850秒(約47分)

  5. 再生回数最大の動画:

    • タイトル: 「小笠原諸島32歳ひとり旅。乗船すると最低6日間は帰れない。おがさわら丸で父島へ24時間の船旅【東京#01】」

    • 再生回数: 2,269,732回

  6. エンゲージメントが最大の動画:

    • タイトル: 「【W杯#12】日本vsスペイン🇪🇸スタジアムから感動の瞬間をみんなで分かち合おう!2022年12月1日」

    • 再生回数: 840,390回

再生回数が多い動画の傾向分析

  1. 小笠原諸島32歳ひとり旅。乗船すると最低6日間は帰れない。おがさわら丸で父島へ24時間の船旅【東京#01】

    • 再生回数: 2,269,732回

    • 内容: 小笠原諸島への長時間の船旅で、通常の旅行では体験できない特別な体験を描写。

  2. ヨハネスブルグ30歳ひとり旅。南アフリカの世界最恐都市。あなたなら歩けますか?【ビジネスクラス#17】

    • 再生回数: 1,986,897回

    • 内容: 世界で最も危険とされるヨハネスブルグをひとりで訪れるという冒険的な内容。

  3. 青ヶ島32歳ひとり旅。約半分欠航!?日本一上陸困難な船旅。【伊豆諸島#7】2021年11月4日

    • 再生回数: 1,759,987回

    • 内容: 日本で最も上陸が難しいとされる青ヶ島への船旅。

  4. 北大東島31歳ひとり旅。クレーンでしか上陸できない絶海の孤島。リアルクレーンゲーム【沖縄#01】

    • 再生回数: 1,081,837回

    • 内容: クレーンで上陸するという非常に珍しい手段を用いた旅。

  5. ロサンゼルス34歳ひとり旅🇺🇸全米第二の都市は想像よりイカれてた。【北米#2】2023年9月19日

    • 再生回数: 1,164,239回

    • 内容: ロサンゼルスでの驚きや発見が強調された内容。

これらの動画は、視聴者が経験しづらい「特別な体験」や「危険な場所への冒険」に焦点を当てています。また、再生回数が多い要因として、動画のタイトルが視聴者の好奇心を引き出しやすい内容になっている点が挙げられます。

初期、中期、最新の動画の比較分析

初期の動画(例: 最初の5本)

  • タイトル:

    • 「ANAビジネスクラスで世界一周に出発する30歳ひとり旅。成田発メキシコシティ【ビジネスクラス#01】」

    • 「メキシコシティ30歳ひとり旅。タコス天国でタコス難民になる愚か者は私です【ビジネスクラス世界一周#02】」

  • 再生回数:

    • 約15万~28万回

  • 内容:

    • 世界一周旅行の開始をテーマにしており、ビジネスクラスやメキシコの文化体験を中心にしている。タイトルはシンプルであり、旅行目的地や食文化などの体験が主。

中期の動画(例: 中間の5本)

  • タイトル:

    • 「バーレーンひとり旅。石油の国でおしゃれなカフェ巡り【中東#07】」

    • 「ジェッダひとり旅。サウジアラビアのリアドへの冒険【中東#10】」

  • 再生回数:

    • 約30万~50万回

  • 内容:

    • 中東を中心とした旅行記が多く、より特殊でアクセスしにくい場所への訪問が目立つ。タイトルにエキゾチックさや冒険的な要素が強調されている。

最新の動画(例: 最後の5本)

  • タイトル:

    • 「ANAファーストクラス34歳ひとり旅🇺🇸ニューヨークから東京まで14時間のTHE Suite【2023年12月】」

    • 「JALファーストクラス旅🇯🇵羽田🇬🇧ロンドン13時間暴飲暴食。【JAL#1】2023年12月24日」

  • 再生回数:

    • 約100万~120万回

  • 内容:

    • ファーストクラスの利用やアメリカの都市での体験に焦点を当てており、タイトルには高級感や特別感が盛り込まれている。視聴者の関心を引くための要素として、都市名や旅行クラスを明確に強調。

まとめ

初期の動画は比較的オーソドックスな旅行記録に重点を置いていましたが、中期以降からは珍しい旅行先や特別な体験にフォーカスするようになり、タイトルにも冒険性や独自性が強く反映されています。最新の動画では、さらに高級感やブランド名を活用し、視聴者の興味を引く内容になっています。

再生回数の時系列的な変化 ​​

再生回数 時系列
再生回数 移動平均
再生回数 ヒストグラム
  1. 時系列での再生回数の変化:

    • 再生回数は時間の経過とともに増加する傾向が見られます。

    • 特に特定の時期(動画の内容やタイトルが視聴者に強い興味を引くようになった時期)に再生回数が急激に増加しています。

  2. 移動平均による傾向の確認:

    • 移動平均を用いることで、再生回数の増加傾向がさらに明確に示されました。視聴者の関心を引く動画が増加していることがわかります。

  3. ヒストグラム:

    • 再生回数の分布を確認したところ、再生回数が多い動画と少ない動画が分かれており、一部の動画が非常に多くの再生回数を獲得していることがわかります。

エンゲージメントが高い動画の傾向分析

エンゲージメント(いいね数 + コメント数)が高い動画の特徴を以下に示します。

高エンゲージメント動画の例

  1. ヨハネスブルグ30歳ひとり旅。南アフリカの世界最恐都市。あなたなら歩けますか?【ビジネスクラス#17】

    • 再生回数: 1,986,897回

    • いいね数: 13,426件

    • コメント数: 1,027件

    • 内容: 世界で最も危険とされるヨハネスブルグを訪れる冒険的な内容で、多くの視聴者が興味を引かれ、コメントが活発。

  2. ジャカルタ30歳ひとり旅。インドネシアの首都は格差がカオス。世界第二位のメガシティ【東南アジア#13】

    • 再生回数: 724,361回

    • いいね数: 12,440件

    • コメント数: 2,907件

    • 内容: インドネシアの巨大都市でのカオスな状況を描写。都市の格差問題に対する関心が高く、コメントが多く寄せられた。

  3. 青ヶ島32歳ひとり旅。約半分欠航!?日本一上陸困難な船旅。【伊豆諸島#7】2021年11月4日

    • 再生回数: 1,759,987回

    • いいね数: 10,608件

    • コメント数: 367件

    • 内容: 日本一上陸困難な青ヶ島への船旅。珍しい体験が視聴者の関心を引き、エンゲージメントが高い。

  4. 【W杯#12】日本vsスペイン🇪🇸スタジアムから感動の瞬間をみんなで分かち合おう!2022年12月1日

    • 再生回数: 840,390回

    • いいね数: 14,674件

    • コメント数: 1,042件

    • 内容: ワールドカップの日本対スペイン戦の感動的な瞬間を共有する動画。サッカーファンの関心を集め、エンゲージメントが非常に高い。

傾向の考察

これらの動画は視聴者が関心を持つ「特別な体験」や「エモーショナルな瞬間」を含んでおり、視聴者が共感しやすい内容となっています。また、視聴者がコメントをしやすいテーマや状況(危険な都市、格差問題、スポーツイベントなど)を扱うことで、エンゲージメントが高まっていると考えられます。

動画の長さの時系列的な変化とその傾向

動画長さ 時系列推移
動画長さ 移動平均
動画長さ ヒストグラム
  1. 時系列での動画の長さの変化:

    • 動画の長さは時期によって変動しており、初期の短い動画から次第に長い動画が増えていく傾向が見られます。

    • 特定の期間では、極端に長い動画が見受けられ、視聴者に詳細な旅行記や特別な体験を提供していることがうかがえます。

  2. 移動平均による傾向の確認:

    • 移動平均を用いることで、動画の長さが徐々に長くなる傾向が見られます。これにより、視聴者により詳細で充実したコンテンツを提供する方向にシフトしていることが示されています。

  3. ヒストグラム:

    • 動画の長さの分布を見ると、多くの動画が10分から20分の範囲に集中している一方で、一部の動画は1時間以上に及ぶ長いものもあります。

動画投稿頻度の分析

動画投稿頻度
動画投稿頻度 移動平均
動画投稿頻度 ヒストグラム
  1. 時系列での動画投稿頻度の変化:

    • 動画の投稿頻度は時期によって変動しています。特に特定の期間で投稿頻度が高まり、その後は比較的安定したペースで動画が投稿されています。

  2. 移動平均による傾向の確認:

    • 移動平均を用いると、投稿頻度の変動がさらに明確になります。初期の段階では頻繁に動画が投稿され、その後投稿頻度が落ち着き、安定した頻度で投稿が続いていることがわかります。

  3. ヒストグラム:

    • ヒストグラムを確認すると、1日に1本程度の投稿が多い一方で、複数本の動画を一度に投稿する日もあり、投稿頻度にバラツキがあることがわかります。

タイトル作りの変化

初期の動画タイトルの特徴

  • :

    • 「ANAビジネスクラスで世界一周に出発する30歳ひとり旅。成田発メキシコシティ【ビジネスクラス世界一周#1】」

    • 「パナマ運河30歳ひとり旅。教科書でしか見たことない運河はこんな感じです【ビジネスクラス世界一周#3】」

  • キーワード:

    • 「ひとり旅」や「ビジネスクラス」が強調されています。

    • タイトルに行き先や体験の詳細が含まれ、視聴者に内容を伝えるシンプルなスタイル。

最新の動画タイトルの特徴

  • :

    • 「クウェート旅🇰🇼人生で一番想像と違う国【アジア#21】2024年5月21日〜24日」

    • 「ジェッダ旅🇸🇦イスラム教徒の巡礼が絶えない聖地メッカの玄関口【アジア#25】2024年6月3日〜6日」

  • キーワード:

    • 国名や地域名が強調され、絵文字が使用されています。

    • タイトルには、特別な体験や場所に関するキーワードが多く含まれ、視覚的な要素が追加されています。

まとめ

初期のタイトルはシンプルで、旅の目的地や特定の体験に焦点を当てていましたが、最新のタイトルでは視覚的な要素や特定の地域に関する情報が強調され、より洗練されたスタイルになっています。

視聴者を惹きつけるための工夫

最新の動画では、以下のような工夫が見られます:

  1. 絵文字の使用:

    • 最新の動画タイトルには国旗の絵文字が使用されており、視覚的に目を引く工夫がなされています。これにより、視聴者が直感的に動画の内容や対象地域を認識しやすくなっています。

  2. 地域や文化の強調:

    • 最新のタイトルでは、特定の国や都市に焦点を当て、その国や地域の特徴的な文化や出来事が強調されています。例えば、「イスラム教徒の巡礼が絶えない聖地メッカの玄関口」など、地域に関連する興味深い情報が含まれています。

  3. 時間範囲の明記:

    • 最新のタイトルには、訪問期間の日付が含まれており、視聴者に旅程のスケジュールを伝えることで、リアリティや緊張感を高めています。

コンテンツの変化や傾向と人気の要因

初期のコンテンツ

  • 内容: 初期のコンテンツは、一般的な観光地や旅行の概要に焦点を当てており、観光スポットの紹介がメインでした。

  • 人気の要因: ビジネスクラスの体験や、一般的に知られている観光地の紹介が中心であり、視聴者は旅行情報を求めて視聴する傾向が強かったと考えられます。

中期のコンテンツ

  • 内容: 中期になると、より冒険的な内容や、一般的には訪れにくい場所への旅行が増えています。例えば、ヨハネスブルグのような「世界最恐都市」への旅行が視聴者の関心を引きました。

  • 人気の要因: 危険な都市やアクセスが困難な場所への旅行記が、視聴者の好奇心を刺激し、エンゲージメントが高まりました。

最新のコンテンツ

  • 内容: 最新のコンテンツでは、特定の文化や宗教的背景に関連する地域への旅行が増え、より深いテーマに焦点を当てています。また、旅行の期間や体験を詳細に描写し、視聴者に没入感を与える工夫がされています。

  • 人気の要因: 文化的、宗教的に特別な場所を訪れることで、視聴者に新しい視点を提供し、知的好奇心を満たす内容が人気を集めています。

対象とするユーザー層

  • 初期の視聴者層: 一般的な旅行好きや、ビジネスクラスの体験に興味がある視聴者を対象としていました。

  • 中期の視聴者層: より冒険的な旅行に興味を持つ層や、通常の観光地では得られない体験を求める視聴者が増えました。

  • 最新の視聴者層: 文化的、宗教的な背景に興味を持つ視聴者や、深いテーマを探求したい層をターゲットにしていると考えられます。

全体的なまとめと考察

  • チャンネルのコンテンツは、初期の観光地紹介から、次第に冒険的な旅行記や文化的・宗教的テーマを探求する内容へと変化してきました。タイトルやサムネイルの工夫により、視聴者の関心を引きつける努力が継続的に行われています。

チャンネル改善点の提案

  1. 視覚的な要素の強化:

    • サムネイルのデザイン: 現在のサムネイルにはインパクトがあり、視聴者の目を引く要素が含まれていますが、さらに改善する余地があります。例えば、サムネイルに統一感のあるデザインや色彩を取り入れることで、ブランドイメージを強化できます。また、主要な視覚的要素(例: 絶景、文化的シンボル、冒険的なシーン)を強調し、文字情報を最小限にすることで、視覚的にインパクトのあるサムネイルを作成することが可能です。

    • 動画内のビジュアルエフェクト: 動画内でのビジュアルエフェクトやインフォグラフィックの活用も、視聴者の理解を深め、動画の内容をより魅力的にする手段です。例えば、地図を使って旅行ルートを視覚的に示す、重要なポイントを強調するためのアニメーションを使用するなど、視覚的な工夫を増やすことで、視聴者の興味を引きつけ続けることができます。

  2. インタラクティブな要素の導入:

    • 動画内での視聴者参加: 動画の途中で視聴者に質問を投げかけたり、コメント欄で意見を求めたりすることで、視聴者とのインタラクションを増やすことができます。例えば、「次の旅行先に行くならどこが良いと思いますか?」といった質問や、「今回の旅で一番印象に残ったシーンはどれですか?」という投票を促すことで、視聴者が積極的に関与しやすくなります。

    • ライブ配信やプレミア公開: 視聴者とリアルタイムで交流できるライブ配信や、動画のプレミア公開を利用して、視聴者と直接コミュニケーションを取る機会を増やすことも効果的です。これにより、視聴者は動画作成者とより密接なつながりを感じることができ、チャンネルへのロイヤリティが高まります。

  3. 多様なテーマの開拓:

    • 新しい視点やテーマの追加: 既存の旅行記や文化的・宗教的テーマに加えて、新しい視点やテーマを取り入れることで、視聴者層を拡大することができます。例えば、テクノロジーと旅行を結びつけたテーマ(例: 「未来の旅行体験」や「最新ガジェットを使った旅」)や、環境や持続可能性に焦点を当てたコンテンツ(例: 「エコフレンドリーな旅の提案」)を追加することで、より広範な視聴者の興味を引きつけることが可能です。

    • コラボレーションの推進: 他のYouTuberや専門家とのコラボレーションを通じて、新しい視点や知識を取り入れることも有効です。例えば、現地のガイドや文化専門家との対談形式の動画や、他の旅行系YouTuberとの共同企画を行うことで、コンテンツの多様性を広げると同時に、異なる視聴者層を引き込むことができます。

  4. データドリブンなアプローチの導入:

    • 視聴者データの分析: YouTubeアナリティクスを活用して、視聴者のデモグラフィックデータや視聴傾向を詳細に分析し、それに基づいたコンテンツ制作を行うことが重要です。例えば、特定の年齢層や地域の視聴者が好むコンテンツを特定し、それに応じたテーマやスタイルを調整することで、視聴者エンゲージメントをさらに高めることができます。

    • トレンドの追跡と反映: 旅行や文化に関する最新のトレンドを常に追跡し、それを動画内容に反映させることで、常に新鮮で関連性のあるコンテンツを提供できます。例えば、最新の旅行先ランキングや、現地で話題になっているイベントなどを取り上げることで、視聴者の興味を引き続けることができます。

これらの改善点を実施することで、チャンネルの視聴者数やエンゲージメントをさらに向上させることができるでしょう。視覚的な要素の強化やインタラクティブな要素の導入により、視聴者とのつながりを強化し、多様なテーマの開拓によって新たな視聴者層を取り込むことが可能です。

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