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YouTube「ヒカキンTV」のデータ解析をしてみた #YouTube #ヒカキン #データ解析

「ヒカキンTV」のデータ解析をしてみました。YouTube APIで得られるデータを使っています。再生回数6億回の動画とかがある。まさしく日本のトップYouTuber。ご本人が解析結果に興味持ってくれたらいいなぁ。

基本データの計算

  • 平均再生回数: 約 3,628,849 回

  • 平均いいね数: 約 40,819 件

  • 平均コメント数: 約 3,500 件

  • 平均動画時間: 約 571 秒(約9.5分)

  • 再生回数最大の動画: 「風船飛ばしたら負け #Shorts」 - 再生回数: 623,080,409 回

再生回数最大の動画は「風船飛ばしたら負け #Shorts」で、非常に高い再生回数を記録しています。

再生回数が多い動画の傾向分析

以下は再生回数が多い動画トップ10です:

  1. 風船飛ばしたら負け #Shorts - 623,080,409 回

  2. YouTubeテーマソング/ヒカキン&セイキン - 142,798,556 回

  3. 1❤️ - 68,246,242 回

  4. 人間がスライムの沼に落ちると…. #shorts - 62,712,218 回

  5. 100❤️ - 51,925,109 回

  6. 【暴露】実はヒカキンには2人の娘がいます。。。 - 48,728,158 回

  7. 鬼から電話がかかってきた。。。 - 42,985,600 回

  8. 【ドッキリ】超ヒカキン好きな女の子の家にいるドッキリしたら大変なことにw【感動】 - 41,217,930 回

  9. 【超巨大】アルミホイル250mハンマーで叩きまくったらピカピカ巨大鉄球出来たwww【アルミホイルチャレンジ】 - 34,760,451 回

  10. まるお & もふこをお風呂に2匹とも入れてみたら超大変だったwww - 34,387,651 回

傾向と分析

  • 短尺コンテンツの人気: 「風船飛ばしたら負け #Shorts」や「人間がスライムの沼に落ちると…. #shorts」など、短い尺の動画(Shorts)が非常に高い再生回数を記録しています。短尺動画は視聴者が手軽に楽しめるため、視聴回数が伸びやすいと考えられます。

  • 音楽との融合: 「YouTubeテーマソング/ヒカキン&セイキン」は、音楽をテーマにした動画であり、広く共感を呼びやすいコンテンツです。音楽や歌を使ったコンテンツは、リズムやメロディが視聴者を引き込みやすく、再生回数が伸びる傾向があります。

  • 驚きとユーモア: 「鬼から電話がかかってきた。。。」や「【ドッキリ】超ヒカキン好きな女の子の家にいるドッキリしたら大変なことにw【感動】」など、視聴者を驚かせる要素やユーモアが含まれた動画も人気です。ドッキリや驚きの要素は、視聴者の関心を引き、シェアされやすい内容です。

  • 家族やペットをテーマにした動画: 「まるお & もふこをお風呂に2匹とも入れてみたら超大変だったwww」のように、家族やペットをテーマにした動画も視聴者に親しみやすく、再生回数が伸びる要因となっています。

初期と最新の動画の比較

初期の動画(2011年7月公開)

  1. Hikakin's Video Blog Channel Open!!! - 再生回数: 3,408,440 回

  2. 世界一おいしい飲み物『ピルクル』 - 再生回数: 1,283,680 回

  3. 期間限定!森永アロエヨーグルト『マンゴー』 - 再生回数: 257,565 回

  4. MEGMILK - 濃厚とろける杏仁豆腐 - 再生回数: 153,725 回

  5. ミニストップのバニラソフトクリーム - 再生回数: 116,196 回

最新の動画(2024年8月公開)

  1. 高級フルーツ& レインボーゼリーで超巨大トロピカルジュース作ってみた! - 再生回数: 1,034,703 回

  2. 20億円ハウスの自宅プールを超最強ナイトプールに改造してみた! - 再生回数: 1,262,111 回

  3. ASMR ピンクデザート【HIKAKIN × 亀梨和也】ゼリー, グミ, モッパン,スライム - 再生回数: 1,412,125 回

  4. 【ドッキリ】5年ぶりに超ヒカキン好きな女の子の家にいるドッキリしたら大変なことにw【超感動】 - 再生回数: 3,260,445 回

  5. 銀座でHIKAKINダイヤモンド再生ボタンが見れるだと!? - 再生回数: 570,350 回

内容の変化と傾向

  • 初期の内容:

    • 初期の動画は、日常的な商品レビューや身近な話題を取り上げたシンプルな内容が多いです。コンテンツは非常に親しみやすく、一般的な視聴者に向けた内容です。

    • Transcriptの内容からも、日常の出来事や食品レビューが中心で、視聴者との距離が近い印象を与えます。

  • 最新の内容:

    • 最新の動画では、企画がより大掛かりになり、視覚的なインパクトやエンターテインメント性が強調されています。例えば、超巨大なフルーツジュースを作る企画や高級なプールを改造する内容など、スケールが大きくなっています。

    • また、有名人とのコラボ(例: HIKAKIN × 亀梨和也)や、ドッキリ企画など、視聴者を引き込むための工夫が多く見られます。

これらの変化は、チャンネルが成長し、視聴者の期待や関心に応えるために内容を進化させてきたことを示しています。

再生回数の時系列的な変化

グラフから、再生回数が時間とともにどのように変化してきたかを確認できます。

再生回数・いいね・コメント数
  • 初期段階: チャンネルの初期には、再生回数は比較的低く、徐々に増加していく傾向が見られます。特に大きな変動が少なく、安定した成長を続けています。

  • 中期以降の急成長: 2016年以降に再生回数が急激に増加し始めたことが分かります。この時期には、YouTube内での認知度の向上や、より多くの視聴者を引き付けるためのコンテンツの進化が影響していると考えられます。

  • 最近の傾向: 最近の動画では、再生回数の変動が激しく、特定の動画で非常に高い再生回数を記録する一方で、他の動画は比較的少ない再生回数に留まることが増えています。これは、特定の企画やテーマが視聴者の関心を強く引き、バイラル効果を引き起こした結果だと考えられます。 ​​

エンゲージメントが高い動画の傾向分析

以下は、エンゲージメント率が高い動画です

  1. iPad Air 2名様にプレゼント!HikakinGamesオープン記念プレゼント企画! - 再生回数: 715,089、エンゲージメント率: 39.74%

  2. 特大プレゼント企画!HikakinTV100万人&HikakinGames50万人突破記念! - 再生回数: 833,218、エンゲージメント率: 30.63%

  3. iPad mini Retina 32GB 2名様にプレゼント!HIKAKINチャンネルカウントダウン! - 再生回数: 540,187、エンゲージメント率: 29.04%

  4. 【プレゼント企画】ニンテンドースイッチ スプラトゥーン2セット10台10名様にプレゼント! - 再生回数: 6,340,148、エンゲージメント率: 10.81%

  5. PS4メタルスライムエディションをプレゼント! - 再生回数: 1,270,408、エンゲージメント率: 8.88%

  6. 1❤️ - 再生回数: 555,621、エンゲージメント率: 8.05%

  7. グッド稼ぎカモン!グッド稼ぎ爆発フェスティバル!【この動画限定】 - 再生回数: 1,357,584、エンゲージメント率: 7.64%

  8. 100❤️ - 再生回数: 1,173,695、エンゲージメント率: 7.61%

傾向と分析

  • プレゼント企画: エンゲージメントが高い動画の多くは、視聴者にプレゼントを提供するキャンペーン動画です。これにより、視聴者は動画に対する興味が高まり、いいねやコメントが増える傾向があります。特に「iPad Air」や「ニンテンドースイッチ」などの人気アイテムをプレゼントする動画は、視聴者の参加意欲を高め、エンゲージメントを大きく向上させています。

動画の長さの時系列的な変化

グラフから、動画の長さが時間とともにどのように変化してきたかが分かります。

動画の再生時間
動画の再生時間ヒストグラム
  • 初期段階: チャンネルの初期には、動画の長さは比較的短いものが多く、5分以内のコンテンツが主流でした。

  • 中期段階: 時間が経つにつれて、動画の長さは徐々に長くなり、10分以上のコンテンツが増えてきました。これは、視聴者の関心を引き続けるために、より多くの内容を盛り込む必要があったり、広告収入を考慮して長尺の動画を作成するようになったことが影響していると考えられます。

  • 最近の動向: 最近の動画では、長さが安定しており、短い動画(Shorts)と10分を超えるフルコンテンツの両方が含まれています。短尺動画と長尺動画を組み合わせることで、幅広い視聴者層のニーズに応えています。

動画投稿頻度の時系列的な変化

グラフから、動画投稿頻度が時間とともにどのように変化してきたかが分かります。

動画投稿頻度
  • 初期段階: チャンネル開設当初は、投稿頻度が比較的低く、数か月に1本程度のペースで動画が投稿されていました。

  • 中期段階: 2015年頃から動画投稿頻度が増加し、ほぼ毎月複数本の動画が投稿されるようになりました。この時期はチャンネルの成長が著しく、視聴者の増加に伴い、より多くのコンテンツが提供されるようになったことが反映されています。

  • 最近の動向: 最近の投稿頻度は安定しており、毎月一定の本数が投稿されています。特に繁忙期には投稿数が増える傾向があり、視聴者の期待に応える形でコンテンツを提供していることが伺えます。

タイトル作りの変化と工夫

  • 初期の動画タイトル:

    • 初期のタイトルはシンプルで具体的な商品名やレビュー内容が強調されている傾向があります。「ピルクル」「ヨーグルト」「ソフトクリーム」など、具体的な製品名が目立ち、視聴者に対して明確な期待を持たせる内容です。

  • 最新の動画タイトル:

    • 最新のタイトルでは、視覚的なインパクトやエンターテインメント性が強調されています。「巨大」「高級」「ドッキリ」などの言葉が目立ち、視聴者の関心を引くための工夫がされています。また、コラボレーションやイベント、特別な企画を強調することで、より多くの視聴者を引き込もうとする意図が見られます。

視聴者を呼び込むための工夫

  • 視覚的インパクトの強調: タイトルに「巨大」や「高級」などの言葉を使用し、視聴者の好奇心を刺激しています。これにより、クリック率の向上を図っています。

  • コラボレーションの活用: 有名人や他のYouTuberとのコラボレーションをタイトルで強調することで、幅広い視聴者層をターゲットにしています。

  • 特別企画やイベントの紹介: プレゼント企画や特別なイベントを強調することで、視聴者の関与を促進し、動画へのエンゲージメントを高めています。

対象とするユーザー層の分析

  1. 年齢層: ヒカキンTVは長年にわたって幅広い年齢層に支持されているチャンネルです。初期の動画は、比較的若い視聴者を対象にした内容が多く、特に小学生や中学生といった若年層が主なターゲットとされていました。しかし、チャンネルが成長するにつれ、企画の多様化やコラボレーションの拡大により、10代から20代の若者から30代、40代といった成人層まで幅広い年齢層に支持されるようになりました。

  2. 性別: コンテンツの内容から、特に性別を問わず幅広い視聴者層にアピールしていることが分かります。例えば、ペットや食品のレビュー、チャレンジ系の動画など、家族全員が楽しめる内容が多いです。また、最新の動画では、より男性視聴者をターゲットにした内容(ゲームやガジェットレビューなど)が多くなっています。

  3. 地域: 主に日本国内の視聴者が中心ですが、英語字幕の付いた動画や、英語のタイトルを使用した動画が増えていることから、国際的な視聴者層にもアピールし始めています。これは、日本文化に興味のある海外の視聴者や、YouTubeのグローバル化に対応するための戦略として考えられます。

  4. 関心と行動: 視聴者は、日常的なエンターテインメントやユーモアのあるコンテンツに強い関心を持っています。ヒカキンTVの視聴者は、動画を通じてリラックスしたり、笑いを提供されることを期待しています。また、視聴者は最新のトレンドや話題性のあるテーマにも敏感であり、プレゼント企画やコラボレーション動画には積極的に参加しています。

Transcriptからみた口調やコンテンツの傾向と人気の要因

1. キーワードの分析

初期と最新の動画のTranscriptから、以下の主要なキーワードが抽出されました。

  • 初期の動画:

    • 主なキーワード: 「音楽」「ける」「ます」「ください」「ね」「届ける」「どうも」「HIKAKINです」

    • 初期のTranscriptでは、基本的な挨拶や紹介が多く、丁寧な言葉遣い(「ます」「ください」など)が特徴的です。また、視聴者にコンテンツを届けることへの意欲が強調されています。

  • 最新の動画:

    • 主なキーワード: 「音楽」「拍手」「ます」「笑い」「お」「これ」「すごい」「うわ」

    • 最新のTranscriptでは、「拍手」や「笑い」など、視覚的・聴覚的なエンターテインメント要素が強調されています。また、「すごい」「うわ」などの感嘆詞が増えており、視聴者に対して驚きや感動を伝える表現が多く見られます。

2. 口調の変化

  • 初期の口調:

    • 初期の動画では、視聴者に対する丁寧で落ち着いた口調が多く見られます。視聴者に新しいチャンネルを紹介し、ビデオブログ形式で日常の出来事を共有するスタイルが取られています。

  • 最新の口調:

    • 最新の動画では、よりカジュアルで親しみやすい口調が増えており、視聴者との距離感を縮めるような言葉遣いが特徴です。また、エンターテインメント性を強調するために、感情を強く表現する言葉が多く使われています。

3. コンテンツの傾向と人気の要因

  • 初期の傾向:

    • 初期のコンテンツは、視聴者との信頼関係を築くことに重点を置き、丁寧で誠実なコンテンツ提供が行われていました。視聴者に対する説明や案内が中心で、落ち着いたトーンが主流です。

  • 最新の傾向:

    • 最新のコンテンツでは、視聴者を引き込むための視覚的・聴覚的要素が強化されており、特に「音楽」や「笑い」「拍手」などの要素が頻繁に取り入れられています。これにより、視聴者に対するインパクトが増し、動画のバイラル効果が高まっていると考えられます。

人気の要因

  • エンターテインメント性: 最新の動画では、視聴者を驚かせたり感動させたりする要素が多く、これが視聴者のエンゲージメントを高め、動画の人気につながっています。

  • カジュアルな口調: 初期の丁寧なスタイルから、より視聴者との距離を縮めるカジュアルなスタイルに移行することで、視聴者が親しみやすく感じるようになり、視聴継続率が向上していると考えられます。

このように、ヒカキンTVは初期から最新にかけて、視聴者の期待に応えるためにコンテンツと口調を進化させ、視聴者の興味を引き続けることに成功していると言えます

全体的なまとめと考察

ヒカキンTVは、長期間にわたり日本のYouTubeコミュニティで最も影響力のあるチャンネルの一つとして成長してきました。初期のシンプルなレビューや日常的なコンテンツから、視覚的なインパクトとエンターテインメント性を強調した大規模な企画へと進化しており、視聴者のニーズに応じた多様なコンテンツを提供しています。

視聴者層は、子供から大人まで幅広く、性別や地域にかかわらず多くの人々に支持されています。また、視聴者とのエンゲージメントを高めるために、プレゼント企画やコラボレーション、視覚的に強い印象を与えるタイトル作りが積極的に行われています。

今後の改善点と提案:

  1. ターゲット層のさらなる細分化: 視聴者データをより深く分析し、特定の年齢層や趣味に特化したコンテンツを提供することで、エンゲージメントをさらに高めることができます。例えば、特定の年齢層に向けたシリーズ企画や、特定の趣味に焦点を当てた動画を展開することが考えられます。

  2. グローバル視聴者への対応: 英語字幕や多言語対応を強化することで、国際的な視聴者層の獲得を目指すことができます。すでにいくつかの動画で試みられているように、海外の視聴者にもアピールできるコンテンツを増やすことで、さらなる成長が期待されます。

  3. コンテンツの多様化と新規性: 既存のコンテンツに加え、新たな形式やテーマを取り入れることで、視聴者の関心を引き続けることが重要です。特に、トレンドに敏感な視聴者に向けた旬のテーマや、視聴者参加型の企画を増やすことが効果的です。

  4. データ分析の活用: 再生回数やエンゲージメント率のデータを基に、どのようなコンテンツが最も効果的かを分析し、コンテンツ戦略をさらに洗練させることができます。視聴者のフィードバックやコメントも積極的に取り入れ、コンテンツの質を向上させることが大切です。

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