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宇宙飛行士の応募条件を確認してみた

目的

来年開始されるであろう宇宙飛行士選考に応募するため、前回の応募条件と自分のプロフィールを比較して自分に足りないものを認識してみようと思う。恐らく今から付け焼き刃で取り入れるような知識は無意味で、通常の勉強のようなものをしても合格しないのではないかと思うが、どういう人物が求められていてそこに対してどうやって自分をアピールするかを考えていきたい。

ちなみに前回の募集要項はこちらにあった。以下、1項目づつ自分のプロフィールと比較していこうと思う。

結論

プロフィール比較してみた結果、総じて外してないんじゃないかと思います。時間もないので経験は仕事で養うしかないし、知識は幅広く本でも読むしかないですね。ロシア語と宇宙産業関連の勉強は始めようと思います。いかに求められる人物像をイメージして行動できるか、かな。

募集要項と自身のプロフィール比較

(1) 日本国籍を有すること。

ある(よかったー!)

(2) 大学(自然科学系※)卒業以上であること。
(※)理学部、工学部、医学部、歯学部、薬学部、農学部等

Computer Engineering学科卒です。工学部の一部。

(3) 自然科学系分野における研究、設計、開発、製造、運用等に3年以上の実務経験を有すること。(なお、修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなします。)

18年間電気系エンジニアとして経験を積んでます。3年以上とあるので、まあ20代・30代くらいをイメージさせる要項だが多すぎてはならないと書いてはいないので、まあ十分満たしていると言えるでしょう。

(4) 宇宙飛行士としての訓練活動、幅広い分野の宇宙飛行活動等に円滑かつ柔軟に対応できる能力(科学知識、技術等)を有すること。

これはちょっと主観的な要項に見えるが、落ち着いて考えてみる。つまり、「宇宙飛行士の活動は知識だけじゃダメだよ」と言っているように思える。柔軟にという点がポイントなのでしょう。きっと幅広い知識とともに知的好奇心を試されるということなのではないか。宇宙飛行士になってから、訓練でいろんなことを学ばなければならないから、そういうものに興味を持って取り組めるかどうかなのだと思う。過去の訓練項目を見る限り、楽しそうなものばかりだなとは思うが、航空宇宙工学・宇宙システム・ISSについての本を読んでみて自分が楽しいと思えるかどうかだと思うので今後取り組んで行きたい。あとはロシア語か。今のところ何も知らんが、とりあえずNHKロシア語でも取り組んで見る。スタートは早いに越したことはない。

(5) 訓練時に必要な泳力(水着及び着衣で 75m: 25m x 3回 を泳げること。また、10分間立ち泳ぎが可能であること。)を有すること。

75mは泳げるけど、着衣で泳いだことはない。服着て泳げるプールなんてないだろ、と言いたいが練習してこいということなのかなぁ。あと立泳ぎもできそうな気はするが、立泳ぎできる深さのプールもこれまた身近にはない。一度どっかで試してみるしかないな。

(6) 国際的な宇宙飛行士チームの一員として訓練を行い、円滑な意思の疎通が図れる英語能力を有すること。

アメリカの大学卒なので、英語はできる。これはかなりラッキー。英語を理解する人はいたが、円滑に喋れるエンジニアはあまり会ったことがないので、この辺でアピールしていくしかない。

(7) 宇宙飛行士としての訓練活動、長期宇宙滞在等に適応することのできる医学的、心理学的特性を有すること。

病気も無いし、閉所恐怖症でもないので問題ない、としか言いようがない。環境適応能力は人より優れていると思うが、なんせ宇宙なんでよくわからないことが多い。「大丈夫です」と言って信じてもらえるかはわからないが、自信を持って言うしかない。割と人とのコミュニケーションは好きなので、ISSの閉鎖環境下でもいろんな人とワーワーいいながら楽しくすごせるような気はします。アメリカ留学時代、ロシア人がルームメイトだったときがあります。頑固なやつでしたが、最終的には意気投合しましたね。言葉がわからないメキシコ人ともサッカーしました。

(8) 日本人の宇宙飛行士としてふさわしい教養等(美しい日本語、日本文化や国際社会・異文化等への造詣、自己の経験を活き活きと伝える豊かな表現力、人文科学分野の教養等)を有すること。

つまり、毛利さんや若田さんのようなキャラでしゃべりができるかどうか、というところでしょう。自分自身はもうちょっとくだけた口調だと思うが、ユーモアを交えていろんな人と楽しく話すのは得意ですよ。ブラックジョークで許容ギリギリまで攻めるのが好きです。言葉遣いは、まあその場面に応じて変えますが、聴衆に向けてしゃべるとかは最近ないかも。中学生のときは生徒会長だったので、よく全校生徒の前でしゃべりましたよ。

(9) 10年以上宇宙航空研究開発機構に勤務が可能であり、かつ、長期間にわたり海外での勤務が可能であること。

2回転職してますが、2社目は14年過ごしたので、10年間はできると言える。引っ越すのは面倒ですが、一応家族の理解もあります。海外は特に拒絶することもなく、いろんな土地でいろんな楽しみをみつけながら生活できると思います。

(10)米国勤務当初に必要な国際免許の取得のため、日本の普通自動車免許を採用時までに取得可能なこと。

普通免許持ってるので、まあこれは簡単。

(11)所属機関(又は、それに代わる機関)の推薦が得られること。

今の会社なら推薦してくれるような気がする。

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