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感染症危険情報レベル3から帰国した(2)

(1)の続き

帰国を決めてすぐチケットを探したけど、直行便はどれもクソ高かったので、エミレーツ航空のロンドン→ドバイ経由→成田行きのチケットを予約した。

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これなら成田に3月20日の17:20に到着するから、14日間自宅待機の刑となるリミットの21日午前0時には間に合う!と思った。

ほぼ時間通りに成田空港へ到着し、いつもはスルーしがちな入国ゲート手前の検疫所(健康相談室)を見ると、防護服にゴーグル&マスクの完全防備な検疫官さん?たちが、新型コロナウイルスの流行地域に滞在していた人は相談室に寄るようにと声を張り上げていた。対象地域が書かれた看板の一番最初にアイスランドが記載されていた。

相談室ではまず体温を計り、併せて滞在地域や期間、現在の症状有無などを質問された。そして、これから検査を行う旨と、政府からの要請について説明があり、同意書にサインするよう求められた。

説明の要点は以下の通り。
・成田は現地での即時検査ができないので検査結果は半日〜1日かかる
・検査結果が出るまでは、近隣の宿泊施設か自宅もしくは検疫で準備する部屋のいずれかで待機
・移動する際は公共交通機関を利用せず、知人に迎えに来てもらうか、レンタカーや徒歩などで移動
・検査結果が【陽性】だった場合は厚労省から迎えの車が行くので、指定医療機関に行って入院治療などの措置を受けてもらう
・検査結果が【陰性】の場合も、14日間は自宅などで待機し、食料品店やコンビニなど最低限の買い物等以外は出来る限り外出せず、公共交通機関の利用は控える
・厚生労働省健康フォローアップセンターという所から毎日連絡があるので、体温と体調について報告する

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上の書類を見ても分かる通り、対象エリアが次々増えたり、対応方針が変わったり、情報が国からなかなか下りてこなかったり(21日以降の対応についてもまだ決まってないとのこと)で、現地の検疫関係の方も大変そう。「急に言われても納得いかない」「交通機関を使わなきゃ帰れない」「検査も待機も拒否する」とか文句ばっかり言ってる人もいたしな…。

そんなこんなで、説明〜同意〜検査〜待機〜(入国審査〜通関)〜待機場所に移動して今後の対応について説明(軽食つき)までトータル約3時間半の拘束で今日のところは一旦開放され、無事に帰国することができた。

14日間の待機もツライけど、公共交通機関を使っちゃダメという方が苦しいかも。空港近くのホテルを取ったけど、そこに行くまでバスもタクシーもNG。レンタカー屋さんも全て営業終了後だったので、重い荷物持って20分くらい歩いてキツかった…。

そういえば一部資料に「指定した場所で待機」と書かれているけど、特に国や自治体などから指定されたりするわけではなく、基本同じ場所にいればOKみたい。(21日以降は対象国が一気に増えるので変わるかもしれませんが)

「俺はマンション退去しちゃったから自宅はないし、実家は年寄り二人暮らしだから感染した際のリスク大きいし、どっかのホテルか旅館に滞在するのでいいですよね?」と確認したところ、「公共交通機関を使わないなら問題ないけどあんまり転々としないでね」という回答でした。どっかの湯治宿に長逗留しようかなーやっぱ玉川温泉かなー。

なにはともあれ、まずは検査結果が陰性であることを願うばかり。
今のところ自覚症状は全くなく、いたって健康です!

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