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写真と小節『私とは、才能のありようそのものだ』

自分と才能とが一体であると信じ、
「私とは、才能のありようそのものだ」と確信を持って言えるなら、
練習を通して一体化された感情、思考、肉体の動きが、
音楽以外のあらゆる面にもごく自然に影響を及ぼすようになる。

事実、生活のあらゆる行為は感情と思考と体の動きとが
さまざまに組み合わさってなされるもので、
音楽の練習で得られたこれら三つの機能の緊密な結びつきは
他の面にも向けられ、それによって生きることに必要なすべてに対し
自分自身を強化することができる、と考えるのは理にかなっている。

言いかえれば、系統立った一貫性のある練習を進めることによって
考え、感じ、行うことすべてを調和させうるはずなのである。


『心で弾くピアノ』 written By セイモア・バーンスタイン

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