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スタンダードを考える。











nariwai、そしてtatazumaiizumaiの買い付けを行なっていく中で
少しだけ気が付いたことがある。


自分の中での『スタンダード』の定義が少しだけ世の中とずれているかもしれない。


めちゃくちゃ今更な気がするけど、、、


そもそも、誰もが良いとするものが『スタンダード』というものなのかもしれないが、そんなものは存在しないと思うので
その言葉自体に疑問を持っているが、そんなことを言ったら書く意味も
なくなってしまうので心の中にそっと留めておく(noteは基本的に心の声)





自分の中でのスタンダードと世の中のスタンダードを照らし合わせてみる。
すると、まるで世の中のスタンダードとはびっくりなくらいにそりが合わない。




例えば、BDオックスシャツにチノパン。




THEがつくほどにスタンダードで普遍的とされているアイテムたちだ。


この入り口であり出口でもあるようなスタンスの彼ら。


某有名なBDオックスのアメリカ物や某国の名作チノもあんまり好きじゃない。

いや、厳密に言えば好きなんだけど、なんか合わない。



だからこそというべきなのか、今回ご案内のものは
そんな『小難しい私』が素直に受け入れられた不思議なマジックがかかっている。



そう、今回案内するのはBDのオックスシャツにチノパンだ。




























































MYTHINKS

BD cotton Oxford shirt

size M/L

color / L.Black L.Green

price ¥41800-(in tax)







所謂、硬さの目立つオックスフォードではなく
ふわりと空気をはらむような
軽やかで柔らかなコットンオックス生地を採用。

元々オックスフォードは、その編み地の凹凸や通気性などから
夏の着用も想定として作られた素材感。

そのため、こちらの素材感も肌離れがよく
羽織的に着ても暑さや湿度があっても着やすいバランスに仕上がっています。


素材の雰囲気を活かしながら、丸みのあるゆとりのあるバランスを狙い
パターンを制作。

どこか余裕のある気の抜けたバランスを感じる独特な表情に仕上がっています。
締めての着用も、開けて羽織的に着ても
どちらもハマり、夏場なんかはショーツにコレでもありかなと思います。

あえて、袖はカフスを設けず、適当に腕をたくし上げて止めて着たり。
捲ってニュアンスを出したりと着るものの着こなしで見え方を変えるような
余白のあるバランスになっているのも嬉しいポイントです。


カラーリングもどことなく
メインな感じじゃない色合いが
とても素敵です。

こういう色選びにもセンスが感じられます。



















































AMC

cotton  chino slacks

size 46/48

color beige

price ¥49500-(in tax)











ドレスに強いAMCが作るカジュアルパンツ。

この時点で最高だなと思うのですが
履くことでさらに最高なパンツだと気が付かされます。

何が違うかと言えば、ムード。

個人的にもAMCのパンツの中でも名作と位置付けしているKeith

アルド自身の生い立ちが色濃く反映されたとも言える
スケートパンツをドレス化したスラックスをベースに
やや赤みがあるベージュの綾の表情が強くでたチノクロスで制作。

こうすることで、カジュアルに転がってしまうかと思いきや
そんな事はなく、とても品があるバランスに。

どこかで憧れていた太めのチノをサラッと合わせて
ゴールドのアクセとシンプルなシャツ。

みたいな熟れに塾れた着こなしができちゃう一本かなと感じています。





























































































自分の中で考えるスタンダードへの憧れ。

ただ、その誰もが望むスタンダードの中には欲しいものがないという矛盾。


そんな隠れ欲求をいとも簡単に叶えてくれた2ブランド。

良い意味でですが、二つとも世の中に寄り添わないブランドだからこそ成し得た
出来るべくして出来たスタンダードだなと感じます。


適当なBDにチノを合わせてスニーカーや革靴を履く。

そんな日常の中で垣間見える格好良さみたいなものを
しっかりと再現できる二つのように感じます。






















人それぞれの好みがあるように、きっとスタンダードには様々な選択肢があります。

どれが正解とか、どれが正しいとか、こうするべきとか
本来は無いものというか、どうでも良いことなのかもしれません。

自身が好きか、そして気持ちが高揚するのか。
大事な判断基準はそこにあるのですが、案外そんな物選びって難しいものです。

そんな多様なスタンダードの中から、私ならコレかなというものを
今回はご案内させていただきました。


是非とも手に取ってお試しいただければと思います。



こちらのアイテムは山形のtatazumaiizumaiにご案内をスタート致します。
オンラインの掲載に関しましては31日16時頃に在庫のご用意がある場合に限り掲載させていただきますのでよろしくお願い致します。



それでは!







nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer


山下 拓郎



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