takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & b…

takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & buyer』 お店の詳細はこちらをご覧ください! https://linktr.ee/nariwai_japan

最近の記事

Cashmere flannel take easy jacket exclusive for nariwai / tatazumaiizumai

30歳頃を皮切りに一気に距離感が近くなったカシミヤという素材感。 わかりやすく言えばニットはカシミヤしか着ていないくらいに 冬は手放せない存在になっている。 その理由は、着心地という一言で片付けられるのだけど 決してそれだけでは無い。 使うほどに風合いが良くなる素材の表情の経年の良さもある。 こればかりは使ってみないと理解できない部分だけれど 一度使ってみればわかると思う。 なぜ、早く手にしなかったのだろうかと 一日前の自分にこんこんと問い詰めたくなるかも知れない。

    • Across The Sea

      自分のお気に入りを探して出会うというのは、とても難しい。 そう考えると『それ』がないから作ることは 前者よりも簡単なことなのかも知れない。 だからこそ、その出逢えないという非効率さに魅力を感じている自分もいる。 『いつか出会うであろうそれら』を探しながら過ごす日々を愛でるのもいいし、とても豊かな気もする。 どちらにせよ自分のわがままな感覚を叶えてくれるという点では同じなのだけれど やっぱり偶然出会った時の感覚は、何にも変え難い気がしている。 しかも、まだ会ったこと

      • 敵わないセンス。

        改めて、この場の意味を明記しておきたい。 このnoteは私自身の洋服備忘録的な要素が多くを占める。 自分が大切にしている事や好きな事を書き留める場。 当たり前だけど、好きじゃ無いものは書かないし 書く動機が無い。 書いているすべては、全て「好き」であり 伝えたいというよりも、忘れたくないほうが強いのかもしれない。 改まってどうしたと聞かれれば 今回のアイテムは、より一層そういう想いに 改めて駆られ、このnoteを書いているからだ。 やはり好きなものを書くときのタイ

        • material/batoner Special event at Q1

          なにかを手にするときに、その背景を気にするようになったキッカケはなんだっただろうか? 厳密にいえば、自分が心地よいと感じる モノとの距離感が可視化された瞬間はいつだっただろうか、、、 記憶を遡ると、明確に可視化、、、 否、”わかっていたようでわからなかった事がわかった“のはbatonerを展開する奥山メリヤスの工場に初めて出向いたときだったかもしれない。 当たり前に作られた洋服を当たり前に着る日々。 なんの疑問もなく、ファッションを楽しめた日々の根底には確かな産業が

        Cashmere flannel take easy jacket exclusive for nariwai / tatazumaiizumai

          やりたいことができた話。

          最初に素直に気持ちを晒しておくと 『やっとやりたかったことができた』 ということが伝わればいいと思っています。 その感情の根幹は制作したもの自体の仕上がり的な意味ではなくて (仕上がりも良いのは大前提) それまでに至るプロセスそのものの話である。 数年前に自邸の購入を機に山形に戻り 今もこうやってtatazumaiizumaiというお店で このnoteをタイピングできているのも あの方々いたからこそだと感じている。 当店を知る方はご存知の方もいるかもしれない。

          やりたいことができた話。

          どう考えても名作だろう。

          いったいどういう事だろうか。 いとも簡単にといったら適切ではない気がするけど それくらいに余力を残しながら(そんな風に見せながら、、、) 感動を与えるプロダクトを作り出しているNICENESSチームの凄さ。 今回の鞄を通じて改めて感じてしまう。 NICENESSというブランドは 実像を知らない人からすれば 非常にファッショナブルな文脈で解釈されているが 実際に体感するにそうではない。 実際に目にし、手にしてみると とても日常の延長線を描いていて面白い。 そんな風に見

          どう考えても名作だろう。

          子供の頃に分かりかけてたことが大人になってわからないまま。

          いつぶりだろうかと思うくらいの気分の高揚。 というか、むしろ初めてに近いかもしれない。 インディゴのデニムをセットアップで着たいと思えるなんて。 ブラックデニムセットアップはまぁまぁ経験済みなのだけど インディゴはおそらくほぼ初に近い気がする。(持っていた記憶がない、、、) ブラックとインディゴの違いはそんなに大きいのかい? と不思議に思われた方もいるかもしれないが、声を大にして言いたい。 とても大きい。 雲泥の差とはまさにそれである。 というのも、インディゴデ

          子供の頃に分かりかけてたことが大人になってわからないまま。

          『良い』という感覚だけで

          さて、NICENESSの24AWがスタートして一週間程度。 店頭でも好評いただき、そろそろ在庫もつきそうかというものが出てまいりました。 当店のインスタグラムでもご案内の通り、7月27日12時からオンラインストアの掲載も開始いたしますので(完売の場合はございません) 遠方のお客様も気になるものがあれば、今回のnoteにて着画等も掲載いたしますのでご覧になってみてください。 その前に今一度、NICENESSというブランドに触れておきましょう。 知っているという方は飛ばして

          『良い』という感覚だけで

          役に立つ事

          誰かの役に立つ事 生きる上で大事にしないといけない事ランキングトップ10があれば きっと上位に食いこむであろう 大切な事だと思います。 一人の人間として、そして子を持つ親としても 誰かの役にたつことや助けになるような優しさは 大事だと思いますし それに外れることを息子がやれば 自分でもびっくりなくらいに怒ります。 淡々となぜ悪いのかを説明する時に思うことは たぶん、自分でも気が付かない心の深部にある なにかしらの物差しというか掟じみたことがあるのだなと 湧き上がる

          今はさ、楽しさの根幹を知る季節っぽいよね。

          どうだろうか。 私だけではない気がするのだけど、夏が来ていないにも関わらず もう夏に飽きてしまっている自分がいる。 少なからず人よりも前のめりに季節を先取りする立場であるから そう思うのかもしれないが 裏を返せば、私のような立場の人々は『普通にそう思ってる』のだと思います。 こんなインターネットの片隅にある、このnoteを見ているようなあなたも きっとそんな気持ちなのではないかと推察していますが いかがでしょうか、、、 ただ、これは決してネガティブな意味ではなく

          今はさ、楽しさの根幹を知る季節っぽいよね。

          こいつがなんとかしてくれる。

          意外といえば意外なのかもしれないが なんだかんだで、このブランドとは長い付き合いになるのだけど ベーシック寄りなものを手に入れたのは初めてだ。 今までにでたモデルが悪かったのではなくて 単純に自分の中でのタイミングだったんだと思う。 私自身は自分が思っているよりも感覚がずれていて 自分がストレートだと思ったものは、ふんわりと歪んでいて(自分の視点からはまっすぐだが、横から見ると的な)歪なんだそう。 そんなことを悪びれもなく真正面で伝えてくる 風通しの良い後輩関係にありが

          こいつがなんとかしてくれる。

          夏リンガー/ BATONER for tatazumaiizumai exclusive

          茹だるような暑さが、すぐ目の前に来ている。 一体どこから出てきたんだい?というくらいの蝉の声 そして、強すぎる日差し。 夏が来る。 そんな夏を全力で楽しんでほしいという思いから BATONERさんと作ったリネンリラックスTee。 とてもありがたいことに完売御礼。 あれを着て是非ともエンジョイサマーしてもらいたい! 、、、のは山々なのですが もう少しギアを上げてほしいという思いと シンプルに自分が欲しかったという願望を織り交ぜて 少しばかり番外編を用意。(自分

          夏リンガー/ BATONER for tatazumaiizumai exclusive

          最後の一つは誰の手に

          ファッション業界的には今の時期は正直なところ 春夏の最終局面で、全てのものをさらけ出し あとは皆様の意識に委ねるようなタイミングのように感じます。 少し投げやりに聞こえるかもしれないけれど 決してそんなことはなくて、こうなる為には色々な方向性で検討して そして『今』の時期があったりします。 案外バイヤーの私からすれば実は今が『自分が見せたい景色』がきたなという感じもあります。 人は新鮮な情報を常に無意識に求めているから 『新入荷』という一番刺激的な情報に比べたら 刺激的

          最後の一つは誰の手に

          寡黙な鞄のその後

          少し前にご案内したこちらの鞄。 ありがたいことに完売御礼。 しかしながらその後にも『アレはないのか?』というお声をいただき ブランドサイドに問い合わせた所、私自身も使っている size Mのブラックが少しあるとのことである分を確保しました。 もしお探しだった方や お問い合わせいただいていた皆様はこの機会にぜひ。 さて、今回はその私物のバッグの経年(一ヶ月半くらい?)のレポートをしようかと思います。 Morphée(モルフェ)が使用しているゴートスキンは独特で 本来は

          寡黙な鞄のその後

          これじゃなくてもいいのかもしれないけど

          そろそろ、夏になる。 毎年の如くだが、半袖シャツの仕入はtatazumaiizimaiとしては無い。 要するに個人的には着ないから仕入れないわけだ。 ただ、その分の露出をどうしようかと足し引きすると ショーツは結構履く。 袖が長い分、ショーツは短めが好きだったりする。 長袖のリラックス感のあるシャツに短めのショーツのスタイルは どことなく70年代のサーフ感を感じて好き。 靴もスニーカーやサンダルで下半身はとことんカジュアル。 そして、そこに綺麗なシャツを合わせるの

          これじゃなくてもいいのかもしれないけど

          ばらばらシャツ

          夏が近づくと妙にチェック柄が好きになる。 特に大柄な少し色がはっきりとした物。 多分、気分的にも開放的になってくるからね、なんかそういうノリみたいなのが良いのだろう。 ただチェックって妙に選ぶのが難しい。 細かくみていくと様々なニュアンスがあって選び始めたら無限大すぎて 頭がこんがらがってくる。 ここだけの話、チェック柄は完全に感覚で選ぶべきだ。 多分、いろんな選び方があるから理屈で考えて言語化できる人が何かを言っていたらきっとそれが正しいのかもしれないけど 私

          ばらばらシャツ