takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & b…

takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & buyer』 お店の詳細はこちらをご覧ください! https://linktr.ee/nariwai_japan

最近の記事

理想の帽子

帽子というカテゴリーは全く被らないという方にとっては 興味の対象ではないものだと思う。 もちろん、そんな人にも今回のnoteは読んでほしい。 結論から言えば、帽子というものは基本的に似合う似合わない というよりも以前に圧倒的に自分が見慣れることが最も大切である。 そもそも、顔周りのものは基本的にハードルが高い。 それは髪型やメガネも然りだが、大抵にして『見慣れたモノ』じゃないと 顔周りには置きたくないのだ。 答えはシンプルで『いつも鏡でみている自分の顔ではない』から

    • 6年の歳月を経て

      さて、さて、6年ぶりでしょうか 昔、制作していただいた個人的な名作コート なんだかんだでずっと頭の脳裏から離れなかったんです。 なんでかといえば、単純で買えなかったんですよね (自分用を常連さんに泣く泣く譲った、激しく後悔してる) この思い出は結構引きずっていて、絶対もう一回作ろうと企てていたのですが、、なんだかんだで制作に至るまでにはならなかったんです。 これに関しては深い意味はなく 単純にタイミングなので、自分の思いと気分が完全にマッチしていなかったんだとは思います

      • 静かに、確かな品々。

        ついに明日からとなったイベント。 そんなイベントに合わせて、当店でもセレクトしたものが到着。 モアバリエーションに合わせてセレクトアイテムの展開となるので 全てとは言わないが、それくらいの勢いで見ていただけるような機会になっているかと、、、 Nikkiの浅川さんの作るプロダクト達は本当に嫌味のない主張感があるというか、とても物静かでありながらも力強さがあります。 柔らかな印象のアウトラインに、キリッとした男らしいディテールがきたり 全体の引き締め方のバランスが本当に秀

        • 静かに、確かに - Nikki ESSENTIAL PIECES exclusive for tatazumaiizumai -

          早くも10月も後半戦。 今年も残すところあと2ヶ月ちょっと そんな風に考えるとなんだか忙しない気持ちになります。 今年の初めでしょうか、まさに秋冬の仕入れをしながら 着たいものの妄想を膨らませていた頃。 あれもいいな、これも良いなと思いながらも 結果的に想像もしていないものに出会って 思いもよらないものが出来上がることがあるのだけど 大抵、その方が自分の中での満足度は高い。 今回ご案内するモノもそう。 自分の中では、これをやろうなんて思ってもいなかったのだけど 想像

        理想の帽子

          ニットに合うスラックス。

          先週末くらいから、完全にニットの気候に切り替わった東北。 日中は暖かいタイミングがあるのが救いだが ただ『日中があったかい』と感じている時点で冬が来ている証拠とも言える。 夜は完全に肌寒いというか、寒いのでニットの温もりが安心感に変わっている。衣替え不可避の状況です。 こうなってくるとニットが欲しくなるのは当然なのだけど それ以上に重要なのが『ニットに合うもの』だ。 こと、メンズに関して言えば大事なのはパンツ。 そしてニットに合わせるなら、今のムード的にはスラックス

          ニットに合うスラックス。

          続、私の必需品

          おそらくタイトルでピンと来た人もいるかもしれない。 何故、『続』がついているのか。 それは『コチラ』を読んでいただければ解決する。 余裕があれば是非ご覧ください。 読んだ方も、読んでいない方も少し長くなるかもなので できる事なら前後に何もないタイミングでゆっくりと付き合っていただきたい。 10月前半が気がつけば過ぎ去ろうとしている。 早いものだなと思います。 nariwaiもtatazumaiizumaiも様々なものをご提案しているし これからもしていくことになるか

          続、私の必需品

          続、カシミヤフランネル。

          先月末頃にリリースを行なったコチラ。 非常にありがたい事に片手で数える程度のストックに、、、 (現在店頭販売のみとなっております。) とにかく店頭で着た方のリアクションが素晴らしくて この素材の感動を分かち合えたことが本当に嬉しいです。 正直なところ、それなりの数量を制作するというハードルもあり 制作にあたり、変な緊張感はあったのですが、、、 そんな事も忘れさせるくらいのキャプテンチームの圧倒的なクリエーションとお客様の高揚感。 本当に、この瞬間を共にできるのはこの

          続、カシミヤフランネル。

          モノクロな温もり。

          ようやく深まる秋。 やっとこさシャツを着れそうだなとラックから 無造作に引っ張り出した方も多いかと思うこの頃だが 白状すると、当店は冬物アウターの納品が完納を目前にしている。 毎度のことながらではあるのだけど 早すぎる秋冬デリと長すぎる夏の現実が混在する カオスな時期に有り難くも先物買いで皆様アウターを買っていただいており すっかり店頭からアウター類が消え去っている。 (本当に皆様、狂ってます、褒め言葉です。ありがとうございます!) あれ?これでは冬を目前にしながら

          モノクロな温もり。

          非凡な黒

          基本の話からのつながりとして ご覧いただきたい今回のnote 基本というか、自身の中でのベーシックを考えた時に 『黒』というワードは外せない。 ただなんとなく伝わる方には伝わるかと思うのだけど 黒という色は簡単でもあり難解でもありますよね。 平凡さと非凡さを併せ持つ表裏一体の色でもあるのが黒でもあるのかなと。 安易に取り入れると、かなり危ないのだけど なんだかんだで現在も常に『使いやすい色』として君臨し続けている。 ここからは私なりの黒の選び方講座というか 自分自身

          基本が大切。

          そういえば小学生の頃、剣道をやっていた。 その時に、竹刀の持ち方教わったことを思い出す。 当時の先生に言われたことなので今は違うのかもしれないけれど、、 思い出す限りではこんな感じだった。 右利きの場合は、ツバの方に右手を下の端は左手を押さえる。 なんとなくだけど、右手で強く握らないと剣は切れないような感じがしないだろうか。 ところがどっこい、大事なのは左手。 右手は基本的に添えるだけで、剣先が相手につく寸前にぎゅっと力を入れる程度でいいらしい。 バスケは左手

          基本が大切。

          ″can not see″ sweat shirt/杉の下意匠室 exclusive for tatazumaiizumai

          あの夏。 あの夏はもう一ヶ月も前の事なのか。 目まぐるしい日々にちょっとだけ一呼吸をして振り返ってみたら あまりの過ぎ去る日常の速さに焦るなんてタイミングがあるが 今、まさにそれだ。 とにかく楽しかったエンドーの夜市。 あの夏にリリースしたTee shirt達はありがたいことに完売御礼。(ありがとうございました!) 人によっては二枚買いも目立ちましたが、、、 嬉しいし、本当に楽しい素敵なひとときでした。 そんな『あの夏』に想いを馳せながら 少しばかりの番外編をお

          ″can not see″ sweat shirt/杉の下意匠室 exclusive for tatazumaiizumai

          装う、楽しさを / BISOWN -more variation event at nariwai-

          好きなものとの距離感は難しいなと思う時がある。 それは好きすぎるが故に、自分の中での『好き』以外のものが現れると 少し否定的な姿勢から入ってしまうから。 これらは、ある種の呪いなのかなとも感じていて それらが解き放たれるのは偏ったカテゴライズだけを見る視点だけではなく 俯瞰で、大枠を捉えられた時に解き放たれたりする。(多分) 洋服やファッションのジャンルに至っても 全くもってそんなことがありまくり 自分の好みではないファッションや洋服に対して口に出さないにしても 否定的

          装う、楽しさを / BISOWN -more variation event at nariwai-

          淡い憧れを叶えたいと思う。

          何かの間違えで、洋服を好きになってしまって 壮大すぎるくらいの大海原を あてもなく彷徨うことになってしまった私(あなた) 果たしてゴールとは? 夢の果てとは? 暗黒大陸にはいつ辿り着くのか? 考えれば考えるほどに、わからなくなる この世界の中心で何を叫べば良いのか? 書きながら考えても、なんだかよくわからないし そんなことを思いながら書いていると元ネタがちらつく しょうもない例えが乱立してしまう。 ただ正解はない事もわかっている、多様性なんだろう。 それぞれが持

          淡い憧れを叶えたいと思う。

          Cashmere flannel take easy jacket exclusive for nariwai / tatazumaiizumai

          30歳頃を皮切りに一気に距離感が近くなったカシミヤという素材感。 わかりやすく言えばニットはカシミヤしか着ていないくらいに 冬は手放せない存在になっている。 その理由は、着心地という一言で片付けられるのだけど 決してそれだけでは無い。 使うほどに風合いが良くなる素材の表情の経年の良さもある。 こればかりは使ってみないと理解できない部分だけれど 一度使ってみればわかると思う。 なぜ、早く手にしなかったのだろうかと 一日前の自分にこんこんと問い詰めたくなるかも知れない。

          Cashmere flannel take easy jacket exclusive for nariwai / tatazumaiizumai

          Across The Sea

          自分のお気に入りを探して出会うというのは、とても難しい。 そう考えると『それ』がないから作ることは 前者よりも簡単なことなのかも知れない。 だからこそ、その出逢えないという非効率さに魅力を感じている自分もいる。 『いつか出会うであろうそれら』を探しながら過ごす日々を愛でるのもいいし、とても豊かな気もする。 どちらにせよ自分のわがままな感覚を叶えてくれるという点では同じなのだけれど やっぱり偶然出会った時の感覚は、何にも変え難い気がしている。 しかも、まだ会ったこと

          敵わないセンス。

          改めて、この場の意味を明記しておきたい。 このnoteは私自身の洋服備忘録的な要素が多くを占める。 自分が大切にしている事や好きな事を書き留める場。 当たり前だけど、好きじゃ無いものは書かないし 書く動機が無い。 書いているすべては、全て「好き」であり 伝えたいというよりも、忘れたくないほうが強いのかもしれない。 改まってどうしたと聞かれれば 今回のアイテムは、より一層そういう想いに 改めて駆られ、このnoteを書いているからだ。 やはり好きなものを書くときのタイ

          敵わないセンス。