Photo story No.018 夕陽はまるで宝石のように
春といっても風が冷たくて、北海道はなるべく外に出たくない時期。あの日もそんな日だった。外に出たくなくても出なければならないことはあるわけで、夕刻に重い足を引きずるように出かけた。やはり寒く手が悴むほど。足早に車に乗り込むと、風があたらなければまだマシということがわかる。尋常じゃなく風が冷たいのだ。でも、この瞬間、眩しい陽射しが目に刺さってきた。もしかしたら綺麗な夕陽が撮れるかもという予感。当然にいつものようにカメラは手の届く範囲にあるわけで。陽は落ちかけているのでいつもの