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155.実行力がほしい!

Q.起業したいです!アイディアはあるんですが実行に移すのをうまくするにはどうしたらいいですか?

A.「計画を立てるのは得意だけど実行できないよ」というひとはたぶん起業に向きません。いきなり救いがない出だしで申し訳ないのですが、それぐらい「実行力」はすべてに優先するのです。

起業して、1,2年ぐらい経ってきて、社員が増えてくるとします。こうして任せられるひとが増えてきたら「実行力がすべてに優先される」という感覚は緩和されていくと思います。

ただ、スタートアップの段階ではたくさんの人員がいないですよね。というよりいたらちょっと面倒です。全員の合意をとる時間もムダになりますし、資本金も無限じゃないのでさっさと黒字転換しないと溺死します。酸素が減っていく中、人材を育成している場合じゃないので、スタートアップの乗組員は実行レベルが高い水準にあることが要求されます。具体的には「換金力に優れている人間」です。

『近くに行きたいなら少数で。遠くに行きたいなら大勢で』が基本です。
最初の段階はとにかくさっさと近くに上陸して補給することが大事になります。将来性とか未来とかよりも今日のメシを調達しなきゃいけません。
当然、立ち上げた代表者や社長こそが一番メシを持ってくる力があるのが理想です。

微妙に逸れた気がします。
「どうすればいいですか!」と聞いて頂いているので回答しますと、「アイディア」の価値を下げるのはいかがでしょうか。

「アイディアはあるのに実行力がない」と書かれているので、「アイディア・計画・企画・発案」は尊いものと思われているのかもしれません。
アイディアには実際には価値はあるのですが、いったん「そんなに価値はないもの」という考え方にしちゃってもバチは当たらないかもです。

自分自身のキャラ設定を「アイディアなんぞ無価値!必要なのは実行力のみ!ゴミ企画だろうが何だろうが俺の腕力でエサを調達してくる!」という脳筋丸出しのゴリラにしてしまうのです。

実際に同じ商品やアイディアなのに【儲かっている会社・儲かっていない会社】が市場には発生します。というか同じことをやっても不思議と優劣が生まれます。

しっかり覗き込んだら不思議でも何でもないんですが、アイディアというのはそこまでの破壊力はないのが現実です。というより「現実はアイディア通り実行されない」からです。
経済学的にはうまくいくはずだけど、行動を伴うと非合理的になってしまうのが人間です(行動経済学と言います)

なんか現実丸出しでつまんない回答になってしまいました。ごめんなさい。
だけど自分で仕事を作ることの大変さはこれぐらいです。ゴリラ的な感覚さえあればそこまで難しくないと思います。
その先には「嫌な人間関係を作らなくて済む」というごほうびがあるので頑張ってください。

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