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車を運転していると、飲みながら運転している人間もウジャウジャいる。

バイトの面接によく落ちた。

友人からは「直前に二合も呑んで受けるからだ」と言われていた。

僕は「そこらの仕事場を見てみろ。酒は呑んでいないにしても酔っ払ってるようなやつばかりじゃないか」と言い返した。

それでも落ちるものは落ちる。

ココスの面接などは「血液型がB型だから」という人種差別を理由に落とされた。それにしてもいったい何型なら受かっていたのか。

多くの職場に酒飲みがいる。

もはや飲みながら働いている人間もいるのではないだろうか。それぐらい酒飲みは多い。
車を運転していると、飲みながら運転している人間もウジャウジャいる。怖くて仕方ない。

「マリファナ、タバコを吸いすぎて殺してしまいました」というニュースは無いが、「酒に酔ったせいで殺した」という話は山ほどある。

この世に酒が生まれてから、酒による殺人は止まる様子も無い。車両事故も含めるとアルコールは世界で最も人間を殺害した薬物だ。

それでも人間はアルコールを摂り続けないといけない。何故か果てしなく飲み続ける。

アルコールのテレビCMは流れ続けるし、飲食店は酒無しではやっていけないところばかりだ。何かにつけて乾杯乾杯!とアルコールで頭をゆるくする。

それにしても人類はこんなに自らを貶めるものを発明したのか。

『アルコール起源説』の議論になると、必ず「飲まないと進化し続けてしまうから説」が出てくる。

僕はこの説が割合好きだ。

「アルコールを摂ると時間の流れが早く感じる。昼から飲んでりゃあっという間に夜になる。時間を潰すツールとしては最高だ。逆に飲まないと時間の流れが遅くって仕方ない」と唱える酒飲みは多い。

こいつらの言い分に耳を傾けると見えてくるものがある。

つまり人類が酒を発明していなければ、テクノロジーの進化は今の何十倍もの成果を上げていた。とっくに火星に移住していた。という話だ。

しかし、早く進むと滅びも早いのが世の常だ。

どんどん進化してどんどん終わりに向かってしまう。その「終わり」を少しでも先に設定するため、人類に酒はもたらされた。

壮大でロマンがあるが、科学的か、と言われると微妙だ。どこかの酔っ払いが説いたに違いない。

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