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世界一周 day56【聖地メディナ イスラム教を肌で感じた日🇸🇦】~世界一周新婚旅行~

6/2、10:00起床。

今日は聖地メディナ観光です。

起きてからは洗濯物を片付けて、とりあえず休憩。

12:30、宿を出発します。

メディナ、めちゃくちゃ暑いです。
体感気温としてはリヤド以上かもしれません。

最初は宿の近くからバスでメディナの一大スポットである預言者ムハンマドのモスクに行こうとしましたが、流石にこの気温では無理ということでCareem。

ここで預言者のモスクについて解説を。

イスラム教の預言者ムハンマドが、622年に生まれたメッカを追われ、メディナに移り住んできました。これをヒジュラといい、ヒジュラの際に移り住んだのがメディナにある預言者のモスクの場所です。ムハンマドはメディナで大きな役割を担い、後にコレはアラブ人統一の大きなキッカケとなったということで、622年のヒジュラの年はヒジュラ歴(=イスラム暦)元年とされました。そして、ムハンマドの霊廟にもなっています。

因みにイスラム暦は1年が350日らしく、毎年西暦とはだいぶズレていきます。もうここら辺の判断や価値観も本当に分からない。

細かい歴史を記載すると、よく分からないイスラム教の話を延々とすることになってしまうので、これ以上は割愛します。気になるなら調べてみて下さい。

ざっくりまとめると、
・メッカと並ぶ2大聖地のメディナ(メッカは観光客立入不可)
・メディナには預言者ムハンマドのモスクという大きなモスクがある
・ムスリムの方はメッカと並びココを聖地として崇めている
・イスラム巡礼で多くのムスリムがココを訪れている

さて、15分ほどで預言者のモスクに到着。
現地の方は預言者のモスクの事を、ハラムと呼んでいました。

なんというか、なかなか言葉には表しにくいですが、聖地ということは異教徒でも肌で物凄く感じる。リヤドやアルウラとは、全くもって雰囲気が違います。

ただ、非ムスリムは外側柵から中には入れないらしいです。ココ最近の他の方の旅行記も読みましたが、確かにそうでした。(たまに警備員の穴を縫って、中に入れた人はいるようですが。)

一応、しっかり近くにいた警備と係の人にも確認済み。

とりあえず注意されなさそうな範囲で、柵より少し入って写真撮影。挙動不審な動きをせず堂々としていれば、少し入るくらいなら何も言われませんでした。

物凄く大きいです。

象徴的なのがこの日傘。日傘がずっと奥まで続いており、規模の大きさが伺えます。

ココは聖地ということもあり、なんと収容人数は100万人だそう。もう意味がわからない!

なんと、この日傘1つで$50,000と言っていました。

$100,000、$150,000、$200,000………

数えるだけで🤑こんな顔になりますね。

閉じているバージョンも。
人の入り具合によって、開閉するのかな?

少し周りの様子を伺っていると、相方はアバヤを着てスカーフを巻いていたので、ふらふらっと柵の中に入って写真を撮るくらいなら大丈夫そうな感じに思えてきました。

とりあえず相方だけふらふらっと、1人で柵の中に入ってもらい写真を撮ってきました。

警備員の前を通っても何も言われていなかったので、本当に見ている人の判断によるのかなと思います。

さて、13:00。

近くには預言者のモスク博物館があるので行ってみる。1人40リヤル。

聖地なのに観光の味を占めたような値段ですね。

英語のツアーで、イスラムの歴史、メディナとメッカの歴史などかなりしっかりと説明してくれました。

同じツアーにはバングラデシュ人4人と、ナイジェリア人1人が居ました。色々なところから人が訪れる聖地であることが分かります。

そして博物館を出た際に、ガイドだった方が声を掛けてくれました。

非ムスリムということは分かったようですが「日本人?僕も旅行で日本に行ったことがあって、外国人と触れ合うことが大好きなんだ」と。

ガイドのオマルさん、めちゃくちゃ良い人です。
やっぱりサウジアラビアって良い人だけは多い。

預言者のモスクも周りからは見たよ、と伝えたら「中に入ってないの?カモン!」と言って案内してくれました。

え!?いいの???

って僕と相方。

警備員と何やら話をしていたようですが、博物館のガイドさんとなら預言者のモスクの中まで入れちゃいました。

モスクの入り口前まで来る。

モスクなので男女の入り口は違うため、僕と相方は別々ですが。

とりあえず、まずはオマルと自分が中に入る。

すごい!!!!
めちゃくちゃ大きくて、規模が桁違い。
中は荘厳としていて、ゆっくり構えて写真を撮れる雰囲気でもないので歩きながらパシャパシャ。

少しだけ歩いて出てくる。

そして女性用の入り口の前まで行き、相方に「行っておいで!」と。

女性側はこんな感じだったようです。


その間、僕とオマルは待つ。色々と話をしましたので、分かった情報をまとめる。

・大阪に旅行に行った。
焼肉の和牛が美味しかったらしい、たこ焼きも美味しかったらしい、ラーメンは辛かったと言ってたので中本の蒙古タンメンでも食べた?

・サウジの20-25歳の人は、日本のアニメをよく見てる。ワンピース、ナルト、デスノートなど。日本のアニメ強し。

・アルヒラルファン。
自分がマリノスファンでUAEでACL決勝見てたと伝えると、「Oh~~~、アルアインめちゃ強かったね、準決勝でアルヒラルもアルアインに負けたよ」と。あとアルヒラルと因縁関係である浦和レッズはサウジで有名。あちらから名前が出てきた(笑)

・旅好きで英語よく出来る
博物館ガイドはまだ働き始めて1ヶ月らしいです。応募が多いらしいけど、自分は英語出来るし旅行好きで海外の人とも関わってきたから、という理由で採用されたそう。「だからサウジの文化も外国人に紹介したい!」ということで預言者のモスクも案内してくれました。

そんなこんなで30分ほど一緒にいたら「じゃ、仕事に戻るわ👋」と颯爽と帰っていきました。


サウジアラビア人、良い人本当に多すぎる!!

その後は近くのAl Baikへ。

バーレーンでよく見たチェーン店です。ここサウジアラビア発祥。

カウンターはめちゃくちゃ人が並んでて、なんだかエジプト感がある。

ただ面白い事に、少し待ってるとお祈りの時間になり、その時にはしっかり待っている人が居なくなりました。笑

文化と宗教の違い、本当に意味分からない。だけどそれだけ宗教が人に与える力は大きいんだな、とサウジアラビアに来てよく感じます。

16:00、careemを呼んでもう一つのモスクへ。

10分ほどで到着。

クバーモスクです。


ココは預言者ムハンマドがヒジュラの際に建てたモスクと言われており、モスクの最初の基礎の石は預言者ムハンマドが置いたそう。

ハッジ(=イスラム教の聖地巡礼)でメディナの訪れる多くの方は、預言者のモスクの後にココを訪れるそう。

ココは仲まで普通に入れます。

後ろには聖水もありました。預言者のモスクも同様にあり、メッカから持ってきており天国からの水だそうです。

こちらも雰囲気はかなりありますね。サウジアラビア、コレまでの中東とは格段に雰囲気が違う。中東感満載だし、宗教とは何かを考えさせられます。

こちらも男女で入り口が別なので、
相方とは外で分かれて、また外で集合。

17:00、careemを呼んで預言者のモスク近くのダンキンドーナツに帰る。休憩。



careemの運転手には「ハッジ?どこから来たの?」みたいな事を聞かれました。

もしかして僕たちってムスリムに見えてる??
相方がアバヤを着て、スカーフを被ってるので確かに相方のおかげでそう見えるのかも。

だいぶ馴染んでるという事ですね。
(あと今日から挨拶のアッサラームアライクムをちゃんと言ってるので、色々と聞かれてるのですかね?)

ダンキンドーナツでは2時間くらい休む。

19:00、そのあとは夕方の預言者のモスクに行きます。

夜になると日傘は全部閉じていました。

コレはコレでは圧巻。ライトアップに合わせて自動開閉とかしてるんですかね?

ちょっとその様子は見てみたかった。と思ったらYouTubeで見れました。

お祈りの時間と被って人はいっぱい。

外から様子を伺っていると、案内係みたいな2人組がやってくる。

👲1「ノンムスリム?写真だけならいいよ、ちょっと中入っちゃいな!」
自分達「おー!サンキュー!」
👲2「ノーノー!!」
自分達「あっ…」

という感じでした。

やっぱり厳格なルールはないようで、人によって全然対応は違います。

ムスリムかノンムスリムかで中に入っていいかどうか、という判断基準は分かります。けどこの人によって対応がバラバラなのは、よくわかりません。

確かに実際にメディナに来てみて、イスラム教の聖地だから観光解禁するのはどうかな?と思いました。(それくらいに圧巻の雰囲気)

ただそれも行ってみないと感じれない事も多いので、良いか悪いかは観光客の自分達ははっきり言えないです。

でも、現地の方の対応を見ていると「モスクには一切入るな派」と「ようこそ!少しならいいよ!派」の両極端なので、実際にはどう思っているのかなと疑問です。

国民の意見を聞かず政府主導で、勝手に聖地メディナの観光解禁したのであれば良くないのではと。それくらいに厳かなので、よく思わない人が居るならば興味本位で自分たちも来なくていいな、とまで思いますね。

まあ観光解禁したばかりなので、こういうところの線引きは、今後国が一体となって考えていくべきなのではと思います。

さて、その後は預言者のモスクを後にして、夜ご飯へ。

博物館でガイドをしてくれたオマルがオススメのご飯屋さん。

日本人は魚が好きだろ、とライスwith揚げ魚の美味しいところを紹介してくれました。

結局、アラビア語でよく分からなかったけど、なんとかご飯は調達して20:00に宿に帰る。

めちゃくちゃ白身魚が美味しかったです。

その後は片付けてまた明日の移動準備、写真の整理など。

1:00、就寝。

明日は紅海に面した港町ジェッダに、高速鉄道を使って移動します。

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