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わたしの愛しい子どもたち

著者の藤原先生は、同勤している先生。
一気に読んでしまった。
読むだろうなぁと思っていたので、なかなか手を出せずにいた。
時間があるときにと思っていたからだ。
あっという間だった。
折れ目を入れたのは数知れず。
「感動したら著者に聞け。」の私は、さっそく自主研修で本について語ってもらう計画を立てた。

内容は、多岐にわたる。

第1部:子どもたちと朱美先生の1年 1学期/2学期/3学期
第2部:教師として、親として、人間として
 第1章 熊本地震のこと/第2章 今まで出会った子どもたち
 第3章 我が家の伝説娘/第4章 「朱美さんはこんな人」
第3部:解説
 藤原朱美実践の魅力と可能性(山下雅彦)
 「普通」の教員・藤原朱美の世界を探る(藤井美保)

本のすべてにポイントがあるが、理科の視点で追試しようと思ったのを紹介する。

(1)上あごと下あご(p99)

理科でも4年生で学習する。
どちらが動くかなんて一つをしっかり見ていなかった。
4年生で扱うのは、腕。
腕の筋肉が「ちぢむ」、「ゆるむ」を学習する。
でも、腕の動き方をじっくりと観察させていなかった。
やはり、一つのことをじっくり学習するという基本に立ち帰りたい。
網羅的に学習しても何一つ残らない。
それより一つをじっくり学習すること。
その学びが転化する。
腕を実際に作らせてみよう。と考えた。

(2)あしたへジャンプ2(p104)、あかちゃんがうまれるよ(p121)

生まれた頃のことを調べる学習。
2年生でも学習するが、5年生でももっと深く学習したい。
生活科では届かなかった部分まで深く。
もちろん、おうちの事情もあるから慎重にはするが、
インタビューをしたい。
流産、仮死状態、タブーはいろいろあるが、それが学習。
5年生として出産の素晴らしさを再発見させたい。
どのように育っていったか?
妊娠がわかった頃(  ヶ月)

つわり(  ヶ月)

おなかが大きくなってきた頃(  ヶ月)

おなかの中で動いた頃(  ヶ月)

陣痛(  ヶ月)

出産(  ヶ月)
おなかの中の様子
エコー
へそのお
気をつけたこと
→つわりの意味
→たいばんの働き
→羊水の働き
おなかの中の様子
①おしっこ、うんち
②養分
③音は聞こえるか
④大きくなる様子
⑤へそのお、たいばんの働き
おなかの大きなお母さんをGTに呼ぼう。

(3)義喜おっちゃんとの出会い(p105〜)

牛のみーちゃんは、有名。
だから、卵・成長を学習する5年生、
食物連鎖を学習する6年生にあわせたい。
命をいただくと言う意味の「いただきます」
の価値を改めて問いたい。
牛を養っている方は、何人かいるので、
その方をGTとしてお願いすることも考える。

(4)昆虫少年(p49)

「一番の絶滅危惧種は昆虫少年です。虫取り網を持って野山を賭けめぐる少年がいなくなっています。」の言葉にあるように
昆虫少年少女をたくさんつくっていきたい。
ブリーダーとして
ハンターとして
カブトムシのつながりをつくりたい。
3年生が次の3年生へ卵をつなぐという伝統をつくる。

(5)オオルリシジミ見学(p14)

草原学習を1・2年生でも提案していきたい。
「草原で遊ぶ。」
という体験をさせたい。
低学年で「草原を感じる」
中学年で「草原を知る」
高学年で「草原を守る」
と言う経験が欲しい。
結局、阿蘇の雄大さは草原に起因する。
草原をもっと学ぼう。

(6)東海大学見学 2回目(p65)

大学に連れて行ける。この環境が素晴らしい。
本物につなげるという発想をたくましくしよう。
幸いZOOMができるようになった。
是非、実現させたい。
以上のような実践やきらぼしのような子供達との会話がある。
おすすめである。

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