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フィクション

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クズと呼ばれた”彼”の物語
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2020年6月の記事一覧

街 1

ブー、ブー、ブー・・・・ケータイのバイブレーションが枕の下でなっている。・・・無視しよう…

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街 2

学校に着くとちょうど休み時間だった。 ガラガラっと教室の戸をあけると数種類の香水が混ざり…

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街 3

並木町は歓楽街を少しいったところのチンピラや夜の蝶が多く住む場所。 最近、無理やり未成年…

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街 4

学校に戻ると佳織が階段に座っている。 「何処行ってたの?」コイツなんで俺が出たの知ってん…

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街 5

出口の見えない暗いトンネル。 世界から一気に光がなくなったように思えた。 なんとなく描い…

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街 6

~外伝~ 教頭 ”彼について教えてください” 「あいつはクズですね。学校にまともに来ない…

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街 7

~外伝~ ”佳織さん今日はありがとうございます。お電話でお伝えした通りあの人の話を聞かせてもらえますか?” 「はい!彼の事は本当に好きでした。そしてあんなに冷酷にバッサリ振られたのもあれが最初で最後ですね。自分で言うのもアレですけどそんなに悪くないと思うんですけどね。あの人は一度も振り向いてくれなかった。」 とても清清しい答え方だった。 佳織さんは綺麗な女性でとても素敵な笑顔で明るい人だ。 ”ツライ記憶を掘り返してすいません。しかし彼がまともに関わった女性が少なくて

街 8

〜外伝〜 俺の名は近藤勇二だ。想像通り親父が新撰組の大ファンで長男に勇ってつけようとした…

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街 9

バイトとスロットを交互にこなす毎日。学校は退学にならない程度に行っていたが学校そのものに…

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