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おじさんのマイブーム 〜後輩の思考停止〜

「この時間、何やってたんですか!」
「それ、私への答えになっていますか!」
「それは、あなたの意見ですか?それとも事実ですか?」
「あなたの頑張りは、聞いていません。結果を教えて下さい!」
私の周りに、所属長からいつも集中砲火を浴びている中間管理職がいます。
もちろん重要な仕事は、させてもらえず、簡単な仕事を黙々とやっている。
 いろんな職場を経験してきたおじさんでも、あまりみたくない光景だ。

「あーは、なりたくない」「俺より給料いいのに。。。」
口にはしないが、若手の心の声が、おじさんには聞こえてくる。

思考停止、一丁上がり

 庁用車での移動中など、後輩と”ここだけ話”ができる機会がある。先程の心の声が肉声として車内に響く。(実は助手席の私が誘導している。)この手の話は、勝手に盛り上がる。ほんと人は、他人の不幸話が好きな生き物だ。
 折りを見て、私からこんな問いかけをしてみる。
「でも実は、あれ、全部演技だったらどうする?」
「んなわけ無いっすよ」と後輩。もちろん想定内の反応だ。おじさんは更に畳み掛ける。
「事実がどうかは、おいといて、、、もしそうだとしたら、君は○○くんは□□さんのこと、どう評価する?」
「・・・」後輩の思考停止、一丁上がり!

「職員は3タイプ」のはずだった

 私の見立てでは、市役所の職員は、仕事ぶりで3タイプに分けられる。
A とにかくバリバリ働く職員(有能/無能を問わず)
B 周囲に有能と評されながら、あえて積極的に働かない職員
C 仕事ができない(と評される)職員
 若手の思考がフリーズしたのは、Cタイプが2つに別れたからでしょう。
C-1 本当に仕事ができない無能な職員
C-2 本当は仕事ができる有能な職員
つまりタイプC-2の評価が、言語化(プログラミング)されていなかったからでしょう。「もしCタイプに、実は仕事ができる人がいたら、自分はどう付き合うか?」
 おじさんの評価予想を3つ上げてみました。
評価1(更にダメ出し)▶「そんなの卑怯だ。許せない。ちゃんと働け。」
評価2(真逆の評価)▶「コスパめっちゃいいじゃん。尊敬するよ。俺もそうなりたい。」
評価3(評価保留)▶「コスパはいいけど、あの叱責にメンタル耐えられるかな?」
 おじさんのプログラミングスキルがもっと上昇したら、このような後輩とのやり取りをストーリー仕立てにして、若者の意識を収集できるウェブサイトをつくってみたいです。いつか。

60%は管理職辞退! ホワイト企業普及の功績?

 最近の調査で、管理職への昇進の話があったときに、辞退すると答えたサラリーマンが60%を超えていたそうです。理由は、給与、責任、権限、社会的地位、しがらみ、プライベート、様々な要因を総合的に判断した結果「コスパが悪い」ためだそうです。
 おじさんが若い頃は、「楽したければ、早く出世しろ」と言われました。それぐらい若手は奴隷のように働かされていました。まだ「ブラック企業」という言葉が生まれる前の話です。今は、出世しなくても楽しく働ける職場が増えましたね。そういうことでしょう。喜んでいいのかな?

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