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2020.02.05 独立後、その2

ポートフォリオは全部で3冊。

・僕の作品を全体的にさらっと見せる一冊
・「都市,nude」をまとめた一冊
・「聖域,nude」をまとめた一冊

お気に入りの写真群を持って、意気揚々?緊張?どっちともつかない感情で向かいました。
なんせ、初めてなもので右も左もわからず、編集部にどうやって入っていたたらいいのか、到着時間は待ち合わせ時間の何分前が妥当?など電車の中でGoogleとにらめっこ。約束の20分前、あっという間に目的地に到着しました。

こうとなってしまえば行くしかない。覚悟を決めて、いざ営業へ!

編集さんは、アシスタントの頃からお世話になっているお方。
まずは、独立後どんな感じか、軽く世間話。まだ、特に話せることもなく。。。
拙い言葉で写真を説明しながら、 熱心に見ていただけました。(後で気づくけどこれってめっちゃありがたい。)
ポートフォリオも最後になった頃、編集さんは

「服着てる写真ってこれだけ?」

まさに盲点でした。
たしかに、僕は作品でヌードばかり撮っています。
ヌードが楽しいし、これを撮れることが僕の持ち味だ!と思っていました。

しかし、僕が仕事をしたいグラビアはヌードだけではありません。(というかヌードは少数)
かわいい服を着ている女の子、水着、下着などが大多数です。
それなのに、ポートフォリオでは、
「まあこれくらい入れておけばわかるやろ」
と言わんばかりにポートレートは数ページだけ。

これだとわかるはずもありません。

失敗したなぁと思い、帰路につき、意気消沈しながら日々の生活に戻りました。

2日後、メール着信のピーンと音が鳴りました。

「○月○○日空いていないですか?」

つづく

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