FIREの先にあるもの

皆さんこんにちは。能力再生相談所、そしてあけましておめでとうございます。内匠です。

皆さんはもう22年の行動計画、立案されましたでしょうか。毎年おんなじ目標だったり…一見同じでも、レベルが上がってるならいいんですが、もし同じレベルのことが目標になっているとしたら、行動計画を見直す必要があるかもしれません…。

さて、まあこれは年齢にかかわらずかもしれないですが、特に定年の足音が年々大きくなってくる人にとっては、『不労所得』というものにあこがれを抱くものと思います。

私自身も、不労所得、と言いますか、経済的不安定な状況はできる限りなくしたいと思います。

しかし、改めて考える必要があるのは、仮にその不労所得によって経済的自立を果たしたとしたら、自分は何をしたいか?ということです。

私、フィリピン駐在の最終盤で、異動の休暇と、フィリピンの休暇とが重なって、どこにも行くところがない、だれにも会うこともない、そして食事以外何もやることがない、という1週間を過ごしたことがあります。

最初の数日はネットサーフィンでなんとか凌ぎましたが、数日たつともう飽きてしまってそれすらやる気がなくなります。

何もしないから腹もあんまり減りません。

ああ、これが定年後の世界なんだな・・・

軽い絶望感に襲われました。

社会とのつながりもない、やることもない…となるとそのうちたぶん人間としてダメになるなということを体験したわけです。この状況は金がないよりはあった方がましというレベルでしかない状況で、金はこの問題の解決にはほぼ役に立たない状況でした。

さて、そんな状況になったときに皆さんには何かやりたいこと、ありますでしょうか?単に世界中を旅行したいとかそういうことも、結局行きつく先は同じです。一瞬はその刺激で心地よさを得られるかもしれませんが、世界旅行に行く確たる目的がなければ、言ったところで何も楽しくないという感覚に襲われるのは間違いありません。

自分の心の底からやりたい、時間を忘れて没頭する、そのことがなければ経済的自立はその意味の半分が失われてしまうんだなと思うわけです。

なのでFIREというのは人生をかけて目指すものではなく、あくまで人生をかけて目指すものを補助してくれるもの、こうとらえる必要があるんじゃないかと私は思います。

ということで私も早くこの能力再生相談所を軌道化させることで自分のやりたいこと、を達成させていきたいと思う次第です。

では、改めまして本年もよろしくお願いいたします。今日もご一読いただきましてありがとうございました。


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