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「文豪少年!」を語る!-少年と舟-

こんばんは~!

静かで穏やかな感動を胸に。書きます。

5月9日。ついに、待望の、少年忍者・北川拓実くんの初主演ドラマが放送されましたぁぁぁ~おめでとうございます😭

ジャニーズJr.少年忍者、初主演ドラマ「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」(wowowオリジナルドラマ)

北川拓実主演・第8話「少年と舟」

少年忍者初ドラマ

グループとして初のドラマ。拓実くんは初ドラマ出演、初ドラマ主演!明治の文豪が描いた名作に、現代の視点を加えて新たに映像化した作品です。各話、少年忍者のメンバーが主演を務めた短編集となっております。

ブックカフェの扉を開いた少年たちへ、マスターが「読むべき一冊」を手渡して―。

愛おしい小説のページを、大事に大事にめくる感じ。私は元々読書が好きで。名作の数々を「こんな捉え方があるんだ!すごい!」と驚きながら新鮮な気持ちで観ています。もちろん、今回初めて触れた名作もあります☺️解釈は自由。珠玉の名短編集です📚

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原案は『高瀬舟』

第8話「少年と舟」は、森鴎外の歴史小説『高瀬舟』が原案です。教科書に載っていますね~(たしか中3だったかな。)弟殺しの罪で遠島に流される罪人・喜助と護送役の同心・羽田。二人の語りによって進む物語です。喜助が語る、弟の最期の印象が強いのではないでしょうか??教科書を読んで衝撃を受けた記憶があります。重い、ですよね…。ずっしり。鴎外54歳の時の作品です。

ドラマの舞台は、現代の少年鑑別所。拓実くんは、先天性の病気を持つ弟の自殺を手助けしたことで、罪に問われる少年・真鍋を演じます。真鍋の存在は、上司と不倫関係にある担当教官・羽田の心を動かしてゆき―。

真鍋少年と拓実くん

拓実くんにとって、初めてのお芝居!(撮影は恐らく主演舞台よりも前だと思われます。)圧巻でした。こんなにも清々しく哀しく、心揺さぶられた。役者・北川拓実。

真鍋少年は、罪に問われているけれど、穏やかで晴れ晴れとしていて、欲がない。不安もない。真っ白な服装が純粋さを際立たせます。

「真鍋は僕」インタビューで、拓実くんはそう言っていました。

主人公の真鍋くんと拓実くんは、同じ空気感をまとっている。確かに真鍋くんだけど、奥に拓実くんがいる。重なり合っている。そう感じて観ていました。真鍋くんの微笑みが脳裏から離れません。拓実くんって、いつも優しくてニコニコしていて…でも、哀愁や寂寥感をまとっていると思うのです。(私はだからこそ好き…!)拓実くんの内面性が、真鍋くんの存在感をより一層引き立てたのだと感じます。真鍋少年を演じるのが拓実くんで良かった、と心から思います。役との出会いだなぁ。

弟への思い

「好きな人の役に立つのって良いことですよね。」真鍋少年は、弟を殺したことは「良いこと」だったのかもしれないと考えています。死ぬことの方が、弟にとっては幸せだった。罪に問われると自覚はしつつも、弟のためなら悪くはなかったと。「安楽死」が一つのテーマです。

羽田教官に弟の最期を語るとき、真鍋くんの瞳には、幸福な笑顔の弟が映っていたのだと思います。「にいちゃん、ありがとう。」本当の幸せを求めた先に、「死」があった…

私は、善悪や法律でどうこう言える問題ではないと思っています。ドラマのなかで、たくさんの問いかけがあったけれど…「君はどう思う?」と聞かれて、私はきっと何も言えない。難しいです。私はこれからも考え続けるんだと思います。

足るを知る

作品の大きなテーマの一つ「足るを知る」こと。真鍋少年は、「足るを知る」という境地に達しています。鑑別所で出される質素な食事に涙し(なんて純粋で美しい涙.…!)、将来に対する希望さえ持っていません。

よく対比されているのは、ジャニーズの大先輩である佐藤アツヒロさん演じる、上司・溝口教官。欲しいものが沢山ある大人。財産や地位があれば、さらに増やしたくなり、もっと欲しくなる。

わたしも平凡な人間だから、手に入れたいものがたくさんあるな。もっと欲しくなってしまう。今、与えられていることに感謝をしなきゃ。こうやって生かされていることに幸せを感じていたい。「足るを知る」胸に刻みたいと思いました。気づかせてくれた真鍋くん、拓実くん、ありがとう。

さいごに

ラストは再びブックカフェに。本を閉じた少年の顔つきは、変わっています。「読むべき一冊」との出会いを通して、未来へ一歩、歩き出す顔!

最後にマスターが伝えてくれる言葉「君たち少年には、可能性と時間がたくさん残っている。」これは、拓実くん自身に、そして少年忍者に向けられた言葉でもありますよね😭毎週、この言葉で泣きそうになるんです😭

迷いや躊躇いがあっても、それらを受け入れて、これからの人生へ踏み出していく。それってつまり、読書体験であり、言葉との出会いであり、想像力・創造力の翼を広げるということ。なのではないでしょうか。

拓実くん!忍者たち!君たちには可能性と時間がたくさんあるよ!!大切にしてね。私も大切にするね。ブックカフェのマスターが背中を押してくれたように、拓実くんへ、少年忍者へ、自分へ。「行けーい!!!」(マスター風😂)

・・・・・・・

長くなりました。とほほ。。卒論:北川拓実さんで書けるのでは???(やめなさい笑)

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!😭

「文豪少年!」は、あと第9話(元木湧くん主演)・第10話(内村颯太くん主演)の放送があります。最後まで全力で楽しみます。一緒に盛り上がりましょ〜!

それでは、また。


たくみん、ふぁいと!

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