こだわりに付き合うと一生続く??

息子が小さい時、

息子にはあるこだわりがありました。

餃子のたれを小皿に作るときの

酢と醤油を入れる順番です。

醤油が先で酢は後からです。

酢が先だとやり直しです。

私はうっかり違う順番で作ってしまった時に、

やり直すのが面倒でした。

それに、

こんな事にこだわっていたら

社会に出た時に大変なのではないか。

こんなこだわりに

付き合っていたらこのこだわりは

一生続くのではないか。

そんな事も感じていました。


「醤油も酢もどっちが先でも味は変わらないよ」

と何度か強引に言い聞かせようとしました。

でも順番が違ったタレは嫌がります。

ある時、 私は考え直し

そのこだわりに付き合うと決めました。

 そして息子の希望通りに、

 先に醤油を入れてタレを作っていました。


 しばらくしたある日、 

うっかり違う順番でタレを作ってしまったのです。

 すると息子は

 「まぁいいか」

 と言い1度だけそのタレを使いました。

 その後も私は、

息子のこだわる順番でタレを作り続けていました。

 結果いつの間にか、

 息子は そのこだわりから卒業しました。

こだわりは1、2年の期間だけだったと思います。

 今はどっちが先でも気にしません。

 私が抑え込むことなく、

息子から自然に卒業しました。

 嫌がる息子に、

 「醤油と酢どっちが先でも同じ!」

 と言いきかせていたら、 

息子は順番が違う事に慣れていったかもしれません。

 でも私は 

寄り添ってあげなかった事が多い

と思っていたので、

 息子のこだわりに寄り添う事に決めたのでした。

 息子に寄り添うと決めた理由

『醤油と酢どっちが先でも良い。
どっちでも良いなら、
小さい子どもにお付き合いしても良いではないか』
そのように思いました。

このこだわりは一生続くはずがない事は、
私にはわからなかったです。

社会に出たら困る
という心配も的外れでした。

社会にあわせるのでは苦しくなります。

自分のこだわりを大切にすることを

大切にしてほしいです。

こだわりがあることは何も問題ではありませんでした。

こだわりを問題視していたのは私でした。

私からすると謎のこだわりですが、
息子には受け入れてもらったという経験は大切だと思いました。

こだわって安心するなら良いですよね。

想いは受け止めてもらい満たされると
卒業するのだと思います。